名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

ゴスペラーズツアー2014「ハモれメロス」総括@刈谷市総合文化センター(2014年11月13・15・16日)

2015年01月22日 12時38分05秒 | 観る(ライブ)

もう去年の話となってしまいました。

次のツアーで記憶が塗り替えられる前に書いておかなきゃ、

3回見たゴスペラーズのシアトリカルツアー、

『ハモれメロス』のこと。

会場は、愛知県刈谷市アイリスホール

入り口には供花の数々。

WOWOWから送られた花の横には、刈谷高校同窓会からのお花あり。

いいよね、こういうの、地元密着な感じで。


(この左にはWOWOWからのお花があり、刈谷2日目は、WOWOWの収録がありました)


「ゴスペラーズ坂ツアー2003『アカペラ港』」以来11年ぶり、

歌とお芝居を融合した演劇ステージ(シアトリカルツアー)「ハモれメロス」。

デビュー20周年、「Gospellers Now」リリース直後のツアー、

期待が上がるというものです。

ストーリーはこんな感じ。

お芝居のモチーフは、その名の通り太宰治の「走れメロス」。

ときは60年代、貧しく音楽に情熱を持つテツヤと友人のカオルが、某都内ボンボン大学の軽音部室から楽器を盗み出そうとするがメンバーに見つかってしまう。

長野(諏訪だったかな)で開かれる妹(アキコ)の結婚式の後まで警察への通報は待って欲しい、と、テツヤを人質に嘆願し、カルロスを従えて?旅立つが果たしてカオルは帰ってくるのだろうか、、、

というもの。

このお話とゴスペラーズの「現在」が「歌」で繋がれる。

過去のレジェンド達の音楽から始まり、その支流として現在のゴスペラーズが生まれ本流へと舞台転換。

セットリストは、誰もが知る60年代のゴキゲンなナンバーとゴスペラーズのオリジナルがうまく混合。

そのゴキゲンなナンバーについては、

曲へのリスペクト感に溢れ、

少し短めのコーラスでテンポよく歌い繋がれて、時間があっという間に過ぎていきました!


第一印象は、「自由度低いな」と。

なぜなら全員が「セリフ」を語り、「脚本」に沿って進行するため空気感は違えど、

毎回ほぼ同じトークと動作が繰り返されるわけで。

ま、当たり前のことなんですが、なんとなく通常のコンサートとは勝手が違うな、と。


ま、どうあれ、揺らぎないコンセプトは「歌」、「歌うこと」。

リーダーのファルセットと、酒井さんのソフトパワー度が一層ブラッシュアップされていたのには感動しました。ホントに。

動きながら歌うって本当に容易くないと思うのですが、いやいやさすがの安定感。素晴らしかったです。

セットリストはこちら↓




セットに沿ってちょっと感想。

1. ウェスタンカーニバルメドレー(リトル・ダーリン→ダイアナ→監獄ロック)

1964年、50年前にさかのぼり、当時の音楽が歌われていきます。

60年代ポップスの定番の曲たちですね。


2. くれないの街

「Gospellers Now」より。

この曲、劇中、2回歌われてます。いわゆる、このお芝居のテーマソング、とも言える曲。

ここで歌うのはテツヤ&カオルで、短縮版。


3. ロコモーション



4. 上を向いて歩こう


震災以降、日本のテーマソングとも言うべき、絶対的名曲。セットに選ばれてうれしかった。


5. My girl friend

「Gospellers Now」より。Featuring 安岡さん。60年代調ナイスなノリの曲。

なんてったって、コーラスが、You are my girlfriend, I am your boyfriend、ですからね(笑)。

The Gospellers Now
(初回生産限定盤)(DVD付)
KRE


6. 悲しきフォーシーズン

Featuring 北山くん。マイナーとメジャーが入り繰りする良曲。聞いたの初めてだったけど、北山さん作と思料?ちがうかな。


7. 60’s メドレー<Surfin' U.S.A.→ローハイド→ベサメムーチョ>

ここからは、一気に盛り上がりタイム!

そういえば、「ベサメムーチョの安岡くんは泣ける」とNチャンが言ってた。安岡君のラテンの血が発掘された!?

→Blowin' in The Wind→Out of sight

カオル&カルロス(酒井)のBlowing in the wind。ステキでした。まるで2人のオリジナルのようにハーモニーが整ってた。

→My Girl→PLEASE PLEASE ME

Please pleaes meは、ビートルズの曲で初めて歌詞を覚えた曲でもあり、自分的にテンション上がる!


8. The Hawaiian Wedding Song

ハワイアンウェディングソング by カオル&カルロス(酒井さん)。

今までのすべてがこの曲の「振り」と言ってもいいくらいすばらしかった!!

黒ポンのハワイアンは、ファルセットなのにパワフル、パワフルなのに繊細。

その黒ポンのパワフルな重量感ある歌声に、カルロスの透明でシンプルなハーモニーが重なると、

2人のハーモニーは、お互いの特徴を引き立たせながら自動的に最適化、bestな調和を生み、圧巻!

アンディウィリアムスやエルビスも含めて、今まで聞いたどのHawaiian Wedding Songよりすばらしく、

2人のハーモニーはホール内に美しく響き渡ってた!

自分の妹のことを思って歌った、って黒ポンがどこかに書いてたけど、妹のアキコにむけたセリフも真に迫ってて、その気迫が歌となって伝わってきました。

今思い出しても、震える。いやいや、ホント、すばらしかった。

お2人とも、こういう歌が歌いこなせる大人になったってことかなー(しみじみ)

お2人の声の相性最高!いいですね。


9. Looking for your love

「Gospellers Now」より。この曲は、チャッピー(リーダー)の、最後のファルセットで決まり!

ゴスペラーズ 『Looking for your love』




10. どしゃ降り ’64

Featuring カルロス。この曲も始めて聞きました。どうやら、酒井氏作のようですが、良い曲ですね。


11. Sherry

「Gospellers Now」より。ご存知、Four Seasonsの名曲。リーダーのファルセットの完成形を見た!フェイドアウトも、リーダーの切ない声でキュートにアレンジされてて、ナイス!


12. くれないの街

二回目のくれないの街。フルバージョン。今度は全員で。この辺りからお芝居も佳境。曲中のブレークと「おかえり・・・」のセリフが、展開のすべてを集約。

この曲、実際にメンバーの誰かに向け書かれた曲なんじゃないかと思わせるほどリアリティがあり、お芝居に馴染んでました。「男の友情」がにじみ出た渋い名曲。

泣けた。..


13. Promise

ここからはゴスペラーズメドレー。

この曲、お芝居の中に入ると、別の意味を持ってくるね。という意味で普遍性を持った曲ですね。


14. ひとり


定番です。


15. HIT ME


「Gospellers Now」より。最初、曲名見たときは、どういうこと!?って少しびっくりしましたが(笑)、酒井節の利いたゴキゲンソングでした。

この曲の、「絶対彼氏いるけど~」ってとこ好きだなー


16. 1, 2, 3 for 5


ライブの鉄板!

123for5




17. 太陽の5人

「ハモ騒動」より。Four Seasonsの「Working My Way Back to You」に山田ひろしさんが詩をつけた曲。原曲を聞いて、日本語歌詞を聞き返すと、日本語の歌詞がいかによく考えられてるか感心する。

ハモ騒動~The Gospellers Covers~
(初回生産限定盤)(DVD付)
 
KRE


18. ハモメロメドレー

ロコモーション→Love Train→夢伝説→Dance if you want it

バリケーンの汽笛音のないLove trainはちょっとさびしかった。

そして、あの、はかない歌い始め、夢伝説は北山クンの真骨頂。歌い出しの透明感がとてもいいですね。

→No one else comes close→Just the way you are

この辺りから、シアワセ指数高の域へ。コーラス、高いです。


19. Be shiny

この曲聞くと、武井咲チャンが目に浮かびます(NEC LAVIEのCMソング)。シアワセ指数高い!

NEC 武井咲 LaVie Tab W プロモーションムービー



「Gospellers Now」より。アルバム中一番好きかも、この曲。

朝、けだるい満員電車で聞いても、仕事帰り、疲れた体で聞いても、どっちの状態でもスーッと入っていける意外にも万能な曲。

リーダーのファルセットが輝いてます。


20. LAZY RAIN

ライブで輝きますね、この曲。黒ポン、体張ってます。イントロの、酒井さんの「Good girl」の発音、好き。

21. MOVIE☆STAR

「Gospellers Now」より。安岡さんとDANCE☆MANの合作。

ナイスコンビネーション。


22. SING!!!!!

ヒャダインプロデュース。

今までのゴスペラーズと、これからのゴスペラーズがこめられた1曲。これがライブの締めです。

この曲の振り、カワウィイね(笑)~

The Gospellers
 
キューンミュージック


アンコール

1. 3月の翼

黒ポンが、最後に「ボクはメロス、メロス。あーずっとコレが言いたかった!」

って叫んでたけど、なんでメロスにしなかったのかな。

2. カーテンコール

東海地方だけかもわかんないけど、この曲、NHKの番組のエンドロールに使われてて、当時は、それがゴスペラーズの曲ってことすら知らなかったんだけど、いろいろ思い出します。

(最終日は、メンバーからのクリスマスプレゼント、ってことで、アンコールが「クリスマスクワイアー」でした。)


*******

あー書けた!

とりあえず、今週末のコンサート前に、記憶を書き留めることができてよかった!

それと、

本人的には備忘目的のあくまでも言いたい放題なメモですので、どうぞご勘弁を!

あと、

劇中、あまりにストーリーぴったりの曲が多く、果たしてお芝居が先か、音源が先なのかって話なのですが、

以下のような結論に達しました。

THE GOSPELLERS CLIPS
1995-2014
~Complete Blu-ray Box~
 
KRE


まず、シアトリカルツアーの企画が決まった時点で、メンバー各人が音楽を作り始めて、

今回、「Gospellers Now」のコンセプトに合った曲がたまたまCDに収録された。

どうかな?

どっちでもいいか(笑)。

さてさて、

デビュー20周年記念、

昨年末から始まり半年かけて全都道府県を回るゴスペラーズ坂ツアー2014〜2015“G20”も、

今週末から東海地方へやってきます!

どんなコンサートになるか、楽しみです。

あの曲とか、あの曲とか、歌ってくれるかなー

G20(初回生産限定盤) 
(DVD付)
KRE


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