3日の夜に何か見るものないかな、、、
と軽い気持ちでイベント探してて、たまたまヤフオクで見つけた、
稲垣吾郎クンのお芝居「ぼっちゃま」。
とりわけ演劇ファンでもない私がたまたま見る演劇の中で、ゴローチャンの演劇を見るのは、
魔法の万年筆、 ヴァージニアウルフなんかこわくない、
に続いて3回目で、かなり高いゴロー命中率。
このお芝居、
実は、ほとんど時間つぶし程度の期待値で臨んだのですが、
お芝居をこんなに面白いと思ったの初めてかも!ってほど大笑いました。
ホントにおもしろかった!
ストーリーはいたってシンプルで、
両親を東京大空襲で亡くした幸一郎(ゴローちゃん)は、独自の美意識と思想を貫きながら、ばあや(白石加代子)
と暮らしている。腹違いの姉弟たち(谷川清美、中村倫也、大和田美帆)が金の無心にやってくる(全ての兄弟が腹違い)が、
そこに、恋人(高田聖子)や骨董屋(柳家喬太郎)も加わり、ハチャメチャな人情喜劇が展開される、
というもの。(シンプルじゃないか(笑))
ゴローチャンの役どころは、
独自の美意識を貫く、自由奇天烈無邪気なお坊ちゃまで、
稲垣吾郎節の真骨頂!と思いましたよ。
演劇界も、震災以降、
公演をすべきか中止か、節電対策をどうするかなど、
さまざまな選択を迫られてきたらしいけど、
ゴローチャンは言います。
「自粛や不謹慎といえるのも、日本人の美しさで奥ゆかしさだと思う。それでも僕たちはやっていかなくてはいけない。
動いて前へ進み、笑って元気をだしていかなくてはいけない。これは、復旧復興していく時代の物語です。
心と体にいい笑いもたくさんあります。何かしらのパワーや希望をお伝えできるはず」
このお芝居には、まさにそんな隠れメッセージがありました。
特に、ゴローチャンが一度死んで、ばあや(白石加代子さん)の、
『何があろうが、生きなきゃいけないんです。生きていかねばならないのです!』
という一言で生き返るシーン。
こんなセリフも、
白石さんが言うと、妙な説得力があって心が動かされるんですよねぇ。
白石さんをナマで見たのはこれが初めてだったけど、
こんなドタバタ喜劇でも、すごい存在感醸し出してました。
繰り返すけど、こんなに楽しめたお芝居ははじめてです。
やっぱり、いい劇場のいい席で見ると、演劇の楽しみも倍増するねぇ。
パルコ劇場って、観客と役者との距離感が心地よいホールですね。
そして、もうひとつ、ピアノのみの音楽演出!
(鈴虫や風の音はありましたが)
このお芝居、佐山雅弘ってピアニストが音楽監督をしてるのですが、
佐山さん自身、となりのアパートに住む音楽家という役どころで、
アパートの2階、ピアノに向かい、観客を背に座っておられまして、
シーンに応じ、いろんな曲(含昭和歌謡)をライブで奏で、
舞台を和気あいあい盛り上げる重要な役割を担っておられました。
この日は、金曜日ってこともあって、
観客にスーツ姿のサラリーマン風の人が多かったけど、
東京ってこんな、会社帰りのエンターテイメントが豊富でうらやましいなぁ。
ぼっちゃま
2011年5月7日(土)~6月5日(日)
作:鈴木 聡、演出:河原雅彦
音楽監督&ピアノ:佐山雅弘
出演: 稲垣吾郎/白石加代子/高田聖子/中村倫也/大和田美帆
谷川清美/福本伸一/小林健一/柳家喬太郎/梶原 善
パルコ劇場
東京都渋谷区宇田川町15-1
渋谷パルコ パート1・9F
03-3477-5858
いいことだ。
うらやましいと思う…
にしても、思いつきで観たお芝居が
面白かったってのは、感が働いたってことかな。
ヨギチョギ、動き回ってますよー
そうかもね~
もしかしたら、思いのほか、稲垣ゴロー君が
好きなのかも、とさっき気づきました(笑)。
ゴローちゃんがタイプってこと???
もしかすると、無意識的にものすご~くタイプなのかもしれませんが、
意識的には、オードリーの若林クンとか、ピースの又吉クンの方が好みです。
ていうか、ギタリストや韓流俳優、歌手やピアニスト、指揮者にまでも超好みの人満載で、
最近、自分の好みがわかんなくなってきました(笑)。