ミリオン座の7周年記念イベント。
『鈴木先生』舞台挨拶付き先行上映会。
刈谷市出身の監督、河合勇人(はやと)さんと、
主役の長谷川博己さんが、トレードマークの黒縁メガネとループタイ姿で登場。
鑑賞する前に、製作者のキモチをインプットする、というのはなかなか贅沢ですね。
インタビューは、映画の内容や撮影逸話というより、
テレビドラマ(昨年4月放送)の映画版ということで、平均視聴率2%台のドラマを映画化できたことが嬉しい、
みたいな話が多かったように思いますが、
それでも実際に作品に携わった方のコトバで作品を近く感じることができました。
さて、
映画の感想はと言えば、
漫画です。
読んでないので何とも言えませんが、
おそらく原作に忠実なのではないかな。
登場人物の思いが吹き出しで出たり、
表情やコマ割りもいかにも劇画的。
女子学生が人質にとられる、ある意味ヤマ場のシーンも、
逃げる隙ありありで、突っ込みどころ満載だったし、
一体この映画は先生目線なのか、生徒目線なのか終始悩まさられて、
結果、どちらの目線にも共感できなかったけど、
「不良でも、問題児でもない、普通の生徒の“やるせない葛藤”」
は、現代の教育が抱える問題なのかな、なんて
なんとなく今学生生活を送る人達の悩みと
新しい学園ものの視点みたいなもの感じました。
人質事件を起こす卒業生役の風間俊介君。
いい役者だなーどっかで見たことあるなー、
と思っていたら、NHK朝の連ドラに出てる心優しいだんなさん役の俳優さんでした。
あ、それから、
富田靖子さんも、すごい迫力だった(笑)。
ドラマや原作の漫画でも見ていたら、
もう少し入り込めたかも。
鈴木先生(2012・角川映画)
監督:河合勇人
キャスト:長谷川博己、臼田あさ美、田畑智子、でんでん、夕輝壽太、山中聡、赤堀雅秋、
斉木しげる、富田靖子、風間俊介、浜野謙太、窪田正孝
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