名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

カルテットという名の青春@BS朝日

2012年07月04日 07時17分17秒 | 観る(映画・TV)

「カルテットという名の青春@BS朝日」

 「日本若手最高のカルテット4人が過ごした模索と葛藤の日々を描く3年半に渡る青春ドキュメント」

すがすがしくて、本当にいい番組でした!

丁寧な密着取材をされたためか、

メンバーひとりひとりの正直な迷いやもやもや、日々揺れ動く感情、

期待値との乖離からくるいらいらなどが、手に取るように実感できるとてもいい番組でした。

海外留学への決意。

日本の音楽教育との違いへの戸惑い。

言葉の壁、自己管理、生活、そして何より「“孤独”との戦い」。

もうね、みんなね、自分に対してはもちろん、音楽にも、自分も、他人に対しても、本当真剣なんですよ。

瞳をキラキラさせて。

音楽を、自分を真摯に見つめる姿。

マジ感動しました。

印象的だった、桑名出身のバイオリニスト、植村君のひとこと。

「父親も音楽家、母親も音楽家。まわりにはいつも音楽があり、音楽家がいた。

なんでもやればすぐできた。できないことはなかった。

でも、今は違う。表現。それがわからない。」

芸術家の苦悩ですね。


番組にもちらっと出ておられましたが、

世界的ヴィオラ奏者の今井信子さんに「日本を背負う」と言わしめたこの4人。

各々の成長のため、とりあえずカルテットはしばらく休止するってことだけど、

みんなが納得できたタイミングで、愛する音楽をまた奏でて欲しい!

この4人で!

待ってます。

やっぱ若いっていいね。




Jupiter Quartet
第一ヴァイオリン 植村太郎
第二ヴァイオリン 佐橘マドカ
ヴィオラ 原麻理子
チェロ 宮田大