ミラノオリンピックのセレモニーで「トゥーランドット」を朗々と
歌う姿も記憶に新しい中、パヴァロッティが亡くなった。
彼の追悼番組としてNHK BSで放映された「ラ・ボエーム」。
1988年収録。
実に楽しそうに、楽々と、のびのび歌うパバロッティ。
ステージ上のその姿には当然ながら病気の陰もなく自信に満ち溢れている。
彼の歌う「冷たい手を」を聞けば、売れない詩人があんな”ふくよか”の
はずは、、、みたいなつっこみはいかにもつまらないものに感じてしまう。
一方、やさしく純粋で美しいフレーニの甘い
歌声は、この世の邪悪を一切合財洗い流す。
歌うことは、彼女が神によって与えられた使命。
私にオペラの醍醐味を教えてくれた、パバロッティ・フレーニ黄金コンビ。
もう2人が同じステージに立つのを生で見ることはないんだな。
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プッチーニ:ラ・ボエーム全曲 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ユニバーサルクラシック このアイテムの詳細を見る |