今日は期せずして、アジア映画をダブルヘッドしてしまった。
1本目は「深海」(2005年台湾)。
舞台は、台湾の南「高雄」。台北に次いで台湾第2の都市。海に面した工業地帯。高雄には、昔ながらの厚い人情も、港町風情も残る。
台湾の役者、高雄の風景、台湾の伝統芸能人形劇「布袋戲」など、台湾の情緒と風情を感じ取れた。
ストーリー?
これまた救いがないんですよ。
夫殺しで服役を終えた女が、服役後も次々と男に捨てられ、叫んだり?自殺を図ったりする。
全編、人間の弱さや性(サガ)みたいなのが赤裸々に描かれていて、見ていて切ない。
最後に、主人公を神経症にしてしまうのは、監督なりの「赦し」の姿でしょうか。
キビシイ後味に、ちょっと笑いたくなり選んだのはこれ。
「青春漫画」(2006年韓国)。
ストーリーは至ってシンプル。
幼馴染の二人は、自分の本当の気持ちに気づかないまま、それぞれ別々の相手と付き合う。
スタントマンとしてバイトする彼は、交通事故で片足を切断することになる。
片足を失った彼は、やるせない悲しみを抱きつつ放浪の旅に出る。幼馴染の2人は離れて始めてお互いの心に気づき始める。というようなもの。
ストーリー的には斬新とは言えない、ある種どこかで聞いたようなラブストーリーを見応えのある作品に仕上げるのは、むしろきっと難しくて、演技者の力量や脚本、演出の力がもろ試されちゃうんだと思うけど、この映画なかなかよくできてました。
いい感じにくだんなくて、おもしろくて、ほろっと来て、「普通に」面白かったです。(この場合の「普通」は、エンターテイメントとして最低限満たすべき条件を満たしてて合格!という意味です)
映画も料理と同じで、奇をてらった複雑なテーマや素材を扱っても、「見る(食べる)人」を考えてない自己満足な作品はいかがなものか?ってことかな??
最近、ハリウッド映画を見る本数が減りました。
『深海(Blue Cha Cha)』(台湾)@シネマスコーレ(名古屋駅)
(第18回東京映画祭出展作品)
監督:チェン・ウェンタン
出演:ターシー・スー リー・ウェイ ルー・イーチン レオン・ダイ
『青春漫画(청춘만화)』(韓国)@United Chinema (阿久比)
監督 : イ・ハン
出演 : クォン・サンウ、キム・ハヌル
1本目は「深海」(2005年台湾)。
舞台は、台湾の南「高雄」。台北に次いで台湾第2の都市。海に面した工業地帯。高雄には、昔ながらの厚い人情も、港町風情も残る。
台湾の役者、高雄の風景、台湾の伝統芸能人形劇「布袋戲」など、台湾の情緒と風情を感じ取れた。
ストーリー?
これまた救いがないんですよ。
夫殺しで服役を終えた女が、服役後も次々と男に捨てられ、叫んだり?自殺を図ったりする。
全編、人間の弱さや性(サガ)みたいなのが赤裸々に描かれていて、見ていて切ない。
最後に、主人公を神経症にしてしまうのは、監督なりの「赦し」の姿でしょうか。
キビシイ後味に、ちょっと笑いたくなり選んだのはこれ。
「青春漫画」(2006年韓国)。
ストーリーは至ってシンプル。
幼馴染の二人は、自分の本当の気持ちに気づかないまま、それぞれ別々の相手と付き合う。
スタントマンとしてバイトする彼は、交通事故で片足を切断することになる。
片足を失った彼は、やるせない悲しみを抱きつつ放浪の旅に出る。幼馴染の2人は離れて始めてお互いの心に気づき始める。というようなもの。
ストーリー的には斬新とは言えない、ある種どこかで聞いたようなラブストーリーを見応えのある作品に仕上げるのは、むしろきっと難しくて、演技者の力量や脚本、演出の力がもろ試されちゃうんだと思うけど、この映画なかなかよくできてました。
いい感じにくだんなくて、おもしろくて、ほろっと来て、「普通に」面白かったです。(この場合の「普通」は、エンターテイメントとして最低限満たすべき条件を満たしてて合格!という意味です)
映画も料理と同じで、奇をてらった複雑なテーマや素材を扱っても、「見る(食べる)人」を考えてない自己満足な作品はいかがなものか?ってことかな??
最近、ハリウッド映画を見る本数が減りました。
『深海(Blue Cha Cha)』(台湾)@シネマスコーレ(名古屋駅)
(第18回東京映画祭出展作品)
監督:チェン・ウェンタン
出演:ターシー・スー リー・ウェイ ルー・イーチン レオン・ダイ
『青春漫画(청춘만화)』(韓国)@United Chinema (阿久比)
監督 : イ・ハン
出演 : クォン・サンウ、キム・ハヌル