21◎台湾人の女の纏足(てんそく)とは如何のものですか
此れも支那の風俗を移入した遺物です台湾の女の子が4、5歳になると母親が脚帛(きゃくはく)と云う包帯用の布で足の指尖を尖る様に緊縛(かたくしば)り子どもの泣き叫ぶをも構わず毎日縛って置きます、そうすると足先が腐敗して糜爛(びらん)して膿(ウミ)がでますせれを洗い薬を付けて又々緊纏(かたくまく)のですから子供の悲しみは大抵の事ではありませぬ、こうして永年の間、して居る内に足は発育せず鳶嘴(とびくち)のようになります、其の少程(ちいさいほど)上美人(じょうびじん)として賞美します、
彼の金蓮三寸(きんれいさんずん)とて蓮の花輪(はなびら)に比べて其の少なる程上美人として結婚の際も之が結納金に大なる関係があるのであります、
領台後其の不自然なるを宣伝して漸禁(ざんきん)しましたから今日では殆ど悪習間が無くなりました。
此れも支那の風俗を移入した遺物です台湾の女の子が4、5歳になると母親が脚帛(きゃくはく)と云う包帯用の布で足の指尖を尖る様に緊縛(かたくしば)り子どもの泣き叫ぶをも構わず毎日縛って置きます、そうすると足先が腐敗して糜爛(びらん)して膿(ウミ)がでますせれを洗い薬を付けて又々緊纏(かたくまく)のですから子供の悲しみは大抵の事ではありませぬ、こうして永年の間、して居る内に足は発育せず鳶嘴(とびくち)のようになります、其の少程(ちいさいほど)上美人(じょうびじん)として賞美します、
彼の金蓮三寸(きんれいさんずん)とて蓮の花輪(はなびら)に比べて其の少なる程上美人として結婚の際も之が結納金に大なる関係があるのであります、
領台後其の不自然なるを宣伝して漸禁(ざんきん)しましたから今日では殆ど悪習間が無くなりました。