第4節 鋸(のこぎり)を用(もち)いて箭(や)を切る
一人演武場に於いて誤りて飛箭に中(あた)る、外科醫を迎へて之を治せしむ、醫曰く、易事(えきじ・たやすきこと)のみと、乃(すなわ)ち小鋸(このこぎり)を用いて、其の外部の箭のみを裁り去り、依りて謝儀を求む、内部の箭は如何んと問へば、答へて曰く、是れ内科醫の事なりと
ある人が演武場で誤って弓矢の矢にあたってしまい、刺さって抜けず、
急いでお医者さんを呼びました。駆けつけたお医者さんは
「大丈夫、簡単です。」と言って、
ささっとノコギリを出して刺さった矢の外部だけ切り取ってしまいました。
そして診療報酬を求めたので、
「ええっ! 体の中の矢の先は…。」
と問いただすとお医者さんは言いました。
「あっ、ココから先は内科医の仕事になります。」
用鋸截箭
有一個人在演武塲誤被飛箭射中,於是他就請一位外科醫師來為他診治,醫師看了看傷口說,,『這很簡單!』說完就拿起一把小鋼鋸,把留在傷口外部的箭柄鋸斷,患者問他射在肉裏的箭怎麼辧,他的回答是,,『我是外科醫生只能治外部,射進肉𥚃的箭你要請內科醫師來治。』
一人演武場に於いて誤りて飛箭に中(あた)る、外科醫を迎へて之を治せしむ、醫曰く、易事(えきじ・たやすきこと)のみと、乃(すなわ)ち小鋸(このこぎり)を用いて、其の外部の箭のみを裁り去り、依りて謝儀を求む、内部の箭は如何んと問へば、答へて曰く、是れ内科醫の事なりと
ある人が演武場で誤って弓矢の矢にあたってしまい、刺さって抜けず、
急いでお医者さんを呼びました。駆けつけたお医者さんは
「大丈夫、簡単です。」と言って、
ささっとノコギリを出して刺さった矢の外部だけ切り取ってしまいました。
そして診療報酬を求めたので、
「ええっ! 体の中の矢の先は…。」
と問いただすとお医者さんは言いました。
「あっ、ココから先は内科医の仕事になります。」
用鋸截箭
有一個人在演武塲誤被飛箭射中,於是他就請一位外科醫師來為他診治,醫師看了看傷口說,,『這很簡單!』說完就拿起一把小鋼鋸,把留在傷口外部的箭柄鋸斷,患者問他射在肉裏的箭怎麼辧,他的回答是,,『我是外科醫生只能治外部,射進肉𥚃的箭你要請內科醫師來治。』