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日記。

台湾みやげ話 片岡巌 20

2011年12月10日 | 台湾みやげ話
20◎台湾人の音楽は如何ですか

台湾の音楽は支那から来たもので彼の上(しあん)、工(こん)、
乂(つえい)、凡(ほあん)、六(りう)五(う)乙(いつ)の音譜でするので多くの花柳界等で用いる楽器は琵琶、胡弓、柏皷、(ぺくこを)柏板(ぺくはん)(四つ竹の如き物)太鼓、笛等で北菅、南菅、即ち支那北方楽、南支那楽の二つが多く行われて居ります芝居の囃子や、死人の法事の和尚が読経の時の囃子方があります、太鼓と銅鑼と喇叭が入りますから「ピィーピィードンガン、ジャンガン」と、それは騒々しいものであります、併し台南の孔子廟の祭りに用いるものは
笙しょう、簫しょう、 瑟しつ、琴きん、笛ふえ、箎てい、籥やく、鐘しょう、磬けい、皷こ、柷しく、(兆+鼓、とう)、壎くん、等その他種々なる楽器を持って所謂八佾(はついつ)の舞楽をするので古風であります、詳細な事は私の著した台湾風俗誌と云う書にあります。(台湾風俗誌に由る)

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