気象庁は、中国地方と近畿、東海も梅雨入りしたと、と発表。平年より8日、昨年より6日ずれ込み、過去20年で最も遅く梅雨の季節を迎えたが、6月のやさしい青空の広がる中、漁船を貸し切って魚釣りに行ってきた。
朝5時前、東京からの出張組をホテルでピックアップし、漁船の待つ港へGo!今回のメンバーは、東京在住3名、アメリカ人、後輩の仕事&飲み仲間?6名、プライベートではお互い気心の知れた友達でもある。
いつもお願いしている漁船の船頭さんごは、村上水軍の流れをくむ由緒ある漁師さんだ。出発するとすぐ、地元で捕れたアサリのたっぷり入った味噌汁、漬物の朝食を出され、我ら一行は「美味い、うまい」と炊き立ての白いご飯をパクついて腹ごしらえ。ビールで乾杯し、いざ出陣じゃ~!!
今回目指すのは、愛媛県上島町魚島(旧魚島村)。
瀬戸内海のほぼ中央に位置し、『魚島」の名前の通り、島の周囲から取れる海の幸は、一年を通じて豊富な内海随一の好漁場である。しまなみ海道に連なる島郡からは約20km離れており、各方面からのアクセス方法は限られるため、それだけに漁場としての良さが保たれている。特に鯛の漁場として古くから知られている。江戸時代に島津藩の御用船吉田丸が沈没し、その積荷の米を目当てに鯛が集まってたくさん住み着くようになったという伝説もあります。
これからの季節はキス釣りに最適だが、今回はあいにくの大潮。
前日、船頭さんからケータイに
「明日は大潮じゃけん、あんまり釣れんかもしれんけーのぅ・・・。来週じゃったら小潮じゃけん、エエんじゃが」
との連絡。 いや、もう東京からみんな集合して、この日を楽しみに木・金と気合入れて仕事してるんですけど・・・。
船釣りの場合、漁師さんの先祖代々より受け継いできている漁場・漁礁に加え、季節、潮の流れ、時間、気温水温などの経験や勘により、釣れ方もかなり違ってくる。漁船に揺られること約1時間、魚島の沖に浮かぶ無人島「ひょうたん島」を望むポイントに到着。
さぁ、いよいよ出竿♪
木枠に巻かれたテグスの先にテンビンと25号のオモリ、針を付けただけの簡単な仕掛けを外し、テグスを直接操り、指先でアタリを探る方法が舟釣りでは一般的だ。
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!!!
投竿した直後にまずボクのテグスにビクビクっと強いあたりがあり、引き上げると25cmのグチ(イシモチ)が上がった。
ウォ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!!!
その直後、東京から竿を持ち込んで気合の入っている谷○っちと、アメリカンスタイルを貫くジ○氏が叫び、続けざまにキレイな20cmクラスのキスを釣り上げる。
キタ━━━━ヽ(・∀・)ノ━━━━!!!!
さらにと叫ぶ谷○っちの竿がしなり、上がってきたのは25cm級のカワハギ。瀬戸内海の釣りの面白さは、こうした思わぬ外道(雑魚)も釣れてしまう点にある。
次々に20~25cmクラスのキスが釣れる。ただ今日は大潮のため、網代をこまめに移動しながら獲物を追いかける。
「なんだコリャ━━━━(´Д`)━━━━!?」
某東京キー局のディレクターから独立、映像制作会社を立ち上げた熊のような坪ちゃんが叫ぶ。25cmクラスの赤ベラと磯ベラがダブルで上がってきた。彼の生まれ育った東京では、鮮魚店でもまず見かけない魚だ。写真上の赤ベラはキス釣りでは外道だが、瀬戸内海では高級魚でもある。一方、写真下の磯ベラは外洋の波止に生息し、食べても小骨が多く、味もイマイチの厄介者。最近瀬戸内海東部にまで侵食してきた本当の外道である。そんな磯ベラをダブルで上げた彼と後輩、ボクの三人は『外道三兄弟』と嬉しくない称号をいただいた。
あれよあれよと言う間に昼ご飯の時間だ。
今日は波も日差しも穏やかで、島影の入り江に泊めた漁船の揺れが心地よい。船のエンジンを止め、昨夜船頭さんが釣ったばかりのアジの刺身と奥さんの炊いた『たこ飯』をテーブルに並べ、ビールで乾杯♪ 今日午前中の釣果を語りながら、乾いた咽にビールを流し込む。皿に山盛りにされた野趣あふれる刺身は、さっきまで生きていただけあり、一切臭みも無く、美味しい。ぶつ切りのタコの入った本場の漁師さんたちの食べる『たこ飯』を全員がお代わりする。
静かに波に揺られながら、無人島の森から聞こえる小鳥たちのさえずりに耳を傾け、誰からともなく、入り江に釣り糸を垂らす。日常の仕事やしがらみから解放される至福の時間だ。
釣果はキスを中心に、ベラ、ホゴ、舌平目、カワハギなどの雑魚・外道も含め100匹以上の魚を釣り上げた。
大漁━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!!!
梅雨明けは平年だと七月十八日ごろ。だが、南米ペルー沖で海面水温が下がり、日本に猛暑などの異常気象をもたらすとされる「ラニーニャ現象」の影響で、梅雨明けが早まる可能性もあるという。
船を降り、みんなの心なしか淋しそうな顔が、来週から始まる日常を語っている。
「さぁ、次回もこのメンバーで『男の一流時間』を過ごせるよう、しばらく頑張ろうぜ」
6人の男たちは、その言葉を交わさずとも、全員、心のなかでそう呟いたに違いない。
朝5時前、東京からの出張組をホテルでピックアップし、漁船の待つ港へGo!今回のメンバーは、東京在住3名、アメリカ人、後輩の仕事&飲み仲間?6名、プライベートではお互い気心の知れた友達でもある。
いつもお願いしている漁船の船頭さんごは、村上水軍の流れをくむ由緒ある漁師さんだ。出発するとすぐ、地元で捕れたアサリのたっぷり入った味噌汁、漬物の朝食を出され、我ら一行は「美味い、うまい」と炊き立ての白いご飯をパクついて腹ごしらえ。ビールで乾杯し、いざ出陣じゃ~!!
今回目指すのは、愛媛県上島町魚島(旧魚島村)。
瀬戸内海のほぼ中央に位置し、『魚島」の名前の通り、島の周囲から取れる海の幸は、一年を通じて豊富な内海随一の好漁場である。しまなみ海道に連なる島郡からは約20km離れており、各方面からのアクセス方法は限られるため、それだけに漁場としての良さが保たれている。特に鯛の漁場として古くから知られている。江戸時代に島津藩の御用船吉田丸が沈没し、その積荷の米を目当てに鯛が集まってたくさん住み着くようになったという伝説もあります。
これからの季節はキス釣りに最適だが、今回はあいにくの大潮。
前日、船頭さんからケータイに
「明日は大潮じゃけん、あんまり釣れんかもしれんけーのぅ・・・。来週じゃったら小潮じゃけん、エエんじゃが」
との連絡。 いや、もう東京からみんな集合して、この日を楽しみに木・金と気合入れて仕事してるんですけど・・・。
船釣りの場合、漁師さんの先祖代々より受け継いできている漁場・漁礁に加え、季節、潮の流れ、時間、気温水温などの経験や勘により、釣れ方もかなり違ってくる。漁船に揺られること約1時間、魚島の沖に浮かぶ無人島「ひょうたん島」を望むポイントに到着。
さぁ、いよいよ出竿♪
木枠に巻かれたテグスの先にテンビンと25号のオモリ、針を付けただけの簡単な仕掛けを外し、テグスを直接操り、指先でアタリを探る方法が舟釣りでは一般的だ。
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!!!
投竿した直後にまずボクのテグスにビクビクっと強いあたりがあり、引き上げると25cmのグチ(イシモチ)が上がった。
ウォ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!!!
その直後、東京から竿を持ち込んで気合の入っている谷○っちと、アメリカンスタイルを貫くジ○氏が叫び、続けざまにキレイな20cmクラスのキスを釣り上げる。
キタ━━━━ヽ(・∀・)ノ━━━━!!!!
さらにと叫ぶ谷○っちの竿がしなり、上がってきたのは25cm級のカワハギ。瀬戸内海の釣りの面白さは、こうした思わぬ外道(雑魚)も釣れてしまう点にある。
次々に20~25cmクラスのキスが釣れる。ただ今日は大潮のため、網代をこまめに移動しながら獲物を追いかける。
「なんだコリャ━━━━(´Д`)━━━━!?」
某東京キー局のディレクターから独立、映像制作会社を立ち上げた熊のような坪ちゃんが叫ぶ。25cmクラスの赤ベラと磯ベラがダブルで上がってきた。彼の生まれ育った東京では、鮮魚店でもまず見かけない魚だ。写真上の赤ベラはキス釣りでは外道だが、瀬戸内海では高級魚でもある。一方、写真下の磯ベラは外洋の波止に生息し、食べても小骨が多く、味もイマイチの厄介者。最近瀬戸内海東部にまで侵食してきた本当の外道である。そんな磯ベラをダブルで上げた彼と後輩、ボクの三人は『外道三兄弟』と嬉しくない称号をいただいた。
あれよあれよと言う間に昼ご飯の時間だ。
今日は波も日差しも穏やかで、島影の入り江に泊めた漁船の揺れが心地よい。船のエンジンを止め、昨夜船頭さんが釣ったばかりのアジの刺身と奥さんの炊いた『たこ飯』をテーブルに並べ、ビールで乾杯♪ 今日午前中の釣果を語りながら、乾いた咽にビールを流し込む。皿に山盛りにされた野趣あふれる刺身は、さっきまで生きていただけあり、一切臭みも無く、美味しい。ぶつ切りのタコの入った本場の漁師さんたちの食べる『たこ飯』を全員がお代わりする。
静かに波に揺られながら、無人島の森から聞こえる小鳥たちのさえずりに耳を傾け、誰からともなく、入り江に釣り糸を垂らす。日常の仕事やしがらみから解放される至福の時間だ。
釣果はキスを中心に、ベラ、ホゴ、舌平目、カワハギなどの雑魚・外道も含め100匹以上の魚を釣り上げた。
大漁━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!!!
梅雨明けは平年だと七月十八日ごろ。だが、南米ペルー沖で海面水温が下がり、日本に猛暑などの異常気象をもたらすとされる「ラニーニャ現象」の影響で、梅雨明けが早まる可能性もあるという。
船を降り、みんなの心なしか淋しそうな顔が、来週から始まる日常を語っている。
「さぁ、次回もこのメンバーで『男の一流時間』を過ごせるよう、しばらく頑張ろうぜ」
6人の男たちは、その言葉を交わさずとも、全員、心のなかでそう呟いたに違いない。
沢山釣りましたねー、私はベラよりは穴子がいいです。
5年ぐらい前に、イイ蛸が湧いたと言うか沢山捕れた年があり、知り合いに、対岸の四国沖まで釣りに連れて行ってもらったことがあります。入れ食い状態で、一杯釣れました。港に帰って「さあ分けるか」と言ったら、一緒に行っていた中国人の大学生が「タコない」と言うので。「何を言よんじゃ!」と言って、舟の生け簀を見たらタコが1匹しか居ません。
船長さん生け簀の蓋を閉めるのを忘れてました。小さなタコですから、ドジな1匹を残してみんな逃げました。仕方がないので、港近くの魚屋さんで「イイダコ」を買いました。もちろん、お金を払ったのは、船長さんでした。船長さん、舟を出して、タコを買って大変な出費でしたね。「ご苦労様!!」
イイ蛸釣もフック状の針の根元にカニをつけて引っ掛けるんでしょうか?しかし生け簀の蓋を閉め忘れた船頭さんと1匹残ったドジな蛸のコントラストが傑作ですね。
米国人は蛸を食べないといいますが、今回同行したジ○氏は、タコ飯を「美味しい、おいしい」とおかわりしていました。
しかし仕事に追われる毎日と休日はアウトドアでの遊びが重なり、ラジオの修復作業が一向に進みません・・・
磯釣など本格的に釣を趣味としてらっしゃる方に言わせれば、「船釣なんて釣とはいえない」そうですが、楽しければOKなんですよね~。朝4時でもすぐに目が覚める自分に、小学生の遠足の日の思い出と重なってしまいます。
船酔いする前に、ビールで軽く酔ってしまうので、全然OKですよ♪ 今度、一緒に行きましょうyo!