昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
アンティークなラジオを中心とした、自由でお洒落な、なんちゃってワールド♪

馬場俊英  ~青春ラジオ~

2007-12-24 | 三流オトコの二流品図鑑
大晦日に行われる『第58回NHK紅白歌合戦』に初出場が決まったことで話題となっている男性シンガー・ソングライター、馬場俊英。今年の春からRCC中国放送ラジオ(1350kHz)のジングル、 『いつも~そばにいるよ。青春ラジオRCC♪』でおなじみのあの歌を歌っている人です。
(*1)ラジオにおいて、コマーシャルの開始や終了、または番組の節目に挿入される短い音楽。
        

 ♪ 悲しい時には 君が笑ってくれた
   嬉しい時には 君がいつも泣いてくれたね
   時が流れ ずいぶん経ち 君の居場所ももう知らない
   だけど君と歩いた道過ごした日々 胸の中に~♪

   風の便りも途切れてしまったけど
   いつもそばにいるよ 青春ラジオ RCC~♪
   いつも胸の中に...
 
>青春ラジオRCCの60秒ジングルは、↓をクリックすると試聴できます。        

 馬場俊英は、シンガー・ソングライターとして'96年に29歳という遅咲きのメジャー・デビューを果たすが、5年間の活動を経てレコード会社との契約が終了。いわゆるリストラの憂き目にあった。
音楽をあきらめることができず、「あきらめなければ夢は叶う」とその後一人で自主レーベルを設立し、CDを自主制作して発送までもすべて自分の手で行った。
インディーズに移り、再起をかけて、知り合いのいる大阪に向かう。自主製作のCDを紙袋いっぱいにつめて、レコード店を一軒一軒回った。

 「レコード店で『CDいらないよ』って言われるのが、『お前は存在価値がない』と否定されているようで…。それならば、大勢より一人ひとりの心を揺さぶるべく、3年間がむしゃらにやってやろう、と誓った」

その活動が実り、2年前の2005年に前回と同じレコード会社・フォーライフより再メジャーデビューを果たした。
コブクロ、テリー伊藤など各著名人から熱い支持を受ける“不屈のシンガー”としてメディアで取り上げられ、人気が急上昇。
その歌声は甘美でもなければ、情熱をたたえたものでもない。ただ、ふだん気づかない心の痛みに、隣で静かに語りかけてくれるようだ…。
        
 9月に発売されたアルバム「青春映画が好きだった」(フォーライフ)は、コブクロの小渕健太郎もプロデュースに参加。
オリコン初登場15位以後、ロングセラーとなり、前向きなメッセージソングから心に染み入るラブソングまで、その時々の情景が浮かんだり、自分の思いと重ね合わせたりしてつい、口ずさみたくなる。
会社や家庭・・・さまざまな局面で岐路に立ち、迷い、憂うことが多い30代後半から40代にやさしく、力強いメッセージを届けてくれる。
          
            ▲アルバム「青春映画が好きだった」

アルバム「青春映画が好きだった」の2曲目に、冒頭紹介したRCCラジオのジングルを元に作られた『青春ラジオ』が入っている。

     青春ラジオ 作詞・作曲 馬場俊英 

    悲しい時には 君が笑ってくれた
    嬉しい時には 君がいつも泣いてくれたね

    別れ道から どれだけ歩いただろう
    友達や恋人は どこで何をしてるだろう

    時が流れ ずいぶん経ち 君の居場所ももう知らない
    だけど君と歩いた道過ごした日々 胸の中に

    風の便りも途切れてしまったけど
    いつもそばにいるよ 青春ラジオ聴きながら

    仕事帰りの夕暮れ 染まる街並
    今の暮らしを嘆くつもりなんてないけど

    目を閉じれば真夏の夜に 耳を澄ませば冬の朝に
    途切れた風 途切れた道 途切れた唄 胸の中に

    戻るつもりも忘れるつもりもないさ
    今日もここにいるよ青春ラジオ聴きながら

    大切なものは目に見えない 暮らしの中に溢れるwave
    どこまで届くのかわからない 風のようにラジオのように

    悲しい時には 君が笑ってくれた
    嬉しい時には 君がいつも泣いてくれたね
    いつもそばにいるよ 青春ラジオ聴きながら

    今日もここにいるよ 青春ラジオ聴きながら

        

 「青春映画が好きだった」に収録されている1曲目、 『君はレースの途中のランナー』そのタイトルがあまりにステレオタイプ過ぎて、一瞬躊躇しちゃうんだけど、聴いたらもう一撃でハマってしまった。

   数え切れない夢から覚めた世代の歌がない
   泣ける映画やドラマじゃ もうずいぶん泣いていない・・・

 『スタートライン~新しい風』は、ダイドーブレンドコーヒーTV-CMソングに起用され、耳にされた方も多いはず。

 「日々、埋もれている感動を探し求め、シャッターを押すようないとおしい気持ちで、自分の居場所を楽しくしてるんですよ」

 彼のそんな飾らない等身大の感覚が、多くのファンをひきつけるのだろう。

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