三才ムック社から、1970年代、一大ブームを作った「BCLラジオ」の全50機種をカタログ風に紹介『BCLカタログ』(定価1995円)が発売された。本ブログの「三流男の『脱』一流品図鑑」でもご紹介したスカイセンサーやクーガーなどの名機が、30年のときを経てよみがえる。
☆BCLブーム回顧…メーカーがこぞってラジオを出していた20年前を振り返る
☆2大メーカー・ソニー&松下徹底比較 もっとも人気ある『ICF-5900』と『クーガー2200』を比較
☆機種カタログ 松下、ソニー、東芝、三菱、日立の50機種を紹介
☆故障ポイント+修理方法 中古で購入するしかないのでよく故障するポイントの紹介や修理方法をアドバイス
☆中古の価格相場 ヤフオクでの買い方など
☆現在受信できる海外放送周波数一覧
★特別付録 ソニー・『スカイセンサー5900』と松下・『クーガ2200』の取扱説明書(ダイジェスト版)
「カタログ」と言う名前が付いていますが、写真集の雰囲気で編集された誌面は圧巻。昔持っていた ICF-5900/スカイセンサー5900 を見ると昔の想い出が甦り、また高くて買えなかった ICF-6800 を見ればため息が出てくる。ノスタルジーに浸りながら、1年前にオークションで落札した ICF-5800/スカイセンサー5800で、ここ1ヶ月以上バンドスイッチをあわせていなかった短波に切替え、ゆっくりとチューニング・ダイヤルを回してみた。フェージングを伴ない31mbで入感するKTWR太平洋にダイヤルを止め、この本のページをめくっていた。
ところが!何と今日3月24日が最後の日本語放送とのアナウンスに愕然とした・・・。
最初の15分間は通常番組の「バイブルウェーブ」、その後の30分間は特別番組「KTWRラストスペシャル・みんなにありがとう!」という特別番組で編成され、過去にKTWRで放送された番組の冒頭部部分のオンエアーが中心であったが、多くの元アナウンサーのコメントが流れたりしてた。
KTWR「太平洋の声」が日本語放送を開始したのが30年前の1977年。グアムのメリッソ送信所からのキリスト教海外放送でありながら、短波情報やグアムのホットな話題から人生を考える番組まで幅広い内容とトロピカルムード満載の日本語番組を毎日1時間近く放送していた。キリスト教の伝道を目的とした放送局ですから、当然、アナウンサーの方々にもクリスチャンが多いのですね。コメントの中にもキリスト教の信仰についての話があったりするのもKTWRらしいところ。
30年間の歴史の最後を飾る番組終了アナウンスは、「次の放送をお楽しみに♪」で終わったが、次は無いだけに、複雑な思いで聴き終えた。
しかし偶然と言うのは怖いと言うか、偶然と言うよりは何かの必然として、最後のKTWR日本語放送に導かれたのでしょう・・・。
数年前から中高校生の頃にBCLに嵌まっていたオジサンたちの間でリバイバル・ブームとなっているらしい。現在ではオークションなどを利用し、中古で購入するしかないが、美品・調整済みと称されるBCLラジオが当時の定価かそれ以上の相場で取引されている。
なお本誌には、オークションで購入したBCLラジオのよく故障するポイントの紹介や修理方法も掲載されており、レストアの参考となる。ただ基本性能に関しては、トランジスタやFET、ICなどの素子を交換し、調整する必要があり、あくまで「参考」程度の内容です。
インターネットの普及や様々な要因で30年前に比べ多くの日本語放送が廃止となった。そして今、当時のBCL少年だった30代後半から40代のBCLオジサンが復活していると言うのも皮肉な話である。
ラジオにはノスタルジーだけではなく、「心を癒す」何かがある。そのあたりは追って記事にしますのでお楽しみに!
☆BCLブーム回顧…メーカーがこぞってラジオを出していた20年前を振り返る
☆2大メーカー・ソニー&松下徹底比較 もっとも人気ある『ICF-5900』と『クーガー2200』を比較
☆機種カタログ 松下、ソニー、東芝、三菱、日立の50機種を紹介
☆故障ポイント+修理方法 中古で購入するしかないのでよく故障するポイントの紹介や修理方法をアドバイス
☆中古の価格相場 ヤフオクでの買い方など
☆現在受信できる海外放送周波数一覧
★特別付録 ソニー・『スカイセンサー5900』と松下・『クーガ2200』の取扱説明書(ダイジェスト版)
「カタログ」と言う名前が付いていますが、写真集の雰囲気で編集された誌面は圧巻。昔持っていた ICF-5900/スカイセンサー5900 を見ると昔の想い出が甦り、また高くて買えなかった ICF-6800 を見ればため息が出てくる。ノスタルジーに浸りながら、1年前にオークションで落札した ICF-5800/スカイセンサー5800で、ここ1ヶ月以上バンドスイッチをあわせていなかった短波に切替え、ゆっくりとチューニング・ダイヤルを回してみた。フェージングを伴ない31mbで入感するKTWR太平洋にダイヤルを止め、この本のページをめくっていた。
ところが!何と今日3月24日が最後の日本語放送とのアナウンスに愕然とした・・・。
最初の15分間は通常番組の「バイブルウェーブ」、その後の30分間は特別番組「KTWRラストスペシャル・みんなにありがとう!」という特別番組で編成され、過去にKTWRで放送された番組の冒頭部部分のオンエアーが中心であったが、多くの元アナウンサーのコメントが流れたりしてた。
KTWR「太平洋の声」が日本語放送を開始したのが30年前の1977年。グアムのメリッソ送信所からのキリスト教海外放送でありながら、短波情報やグアムのホットな話題から人生を考える番組まで幅広い内容とトロピカルムード満載の日本語番組を毎日1時間近く放送していた。キリスト教の伝道を目的とした放送局ですから、当然、アナウンサーの方々にもクリスチャンが多いのですね。コメントの中にもキリスト教の信仰についての話があったりするのもKTWRらしいところ。
30年間の歴史の最後を飾る番組終了アナウンスは、「次の放送をお楽しみに♪」で終わったが、次は無いだけに、複雑な思いで聴き終えた。
しかし偶然と言うのは怖いと言うか、偶然と言うよりは何かの必然として、最後のKTWR日本語放送に導かれたのでしょう・・・。
数年前から中高校生の頃にBCLに嵌まっていたオジサンたちの間でリバイバル・ブームとなっているらしい。現在ではオークションなどを利用し、中古で購入するしかないが、美品・調整済みと称されるBCLラジオが当時の定価かそれ以上の相場で取引されている。
なお本誌には、オークションで購入したBCLラジオのよく故障するポイントの紹介や修理方法も掲載されており、レストアの参考となる。ただ基本性能に関しては、トランジスタやFET、ICなどの素子を交換し、調整する必要があり、あくまで「参考」程度の内容です。
インターネットの普及や様々な要因で30年前に比べ多くの日本語放送が廃止となった。そして今、当時のBCL少年だった30代後半から40代のBCLオジサンが復活していると言うのも皮肉な話である。
ラジオにはノスタルジーだけではなく、「心を癒す」何かがある。そのあたりは追って記事にしますのでお楽しみに!