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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆ヴェルディ:レクイエム

2017年12月29日 | その他ラテン諸国
○メリク・パシャーエフ指揮ボリショイ歌劇場管弦楽団(ソヴィエト・アカデミー交響楽団?)、モスクワ国立放送合唱団、ヴィシネフスカヤ他(MELODIYA)1960/3/3live・LP

集中力の高い秀演でロシア式の破裂せんばかりの音を極めてしっかり整理して西欧的な演奏を指向している。合唱も力強い。ただライヴの古い録音ゆえ(録音状態自体はきわめて良好)全般にやや抑え目の表現に終始した渋い演奏という印象も受ける。メリク・パシャーエフはとてもプロフェッショナルな指揮者ゆえアマチュアリスティックな魅力を「爆演」という二文字であらわされるたぐいのロシア指揮者とは一線をかくしており、でも音楽をちゃんと聴くという態度のかたには「届く演奏」だと思う。むしろドイツ的な感じすらある。演奏陣は皆とても巧いが、オケ表記がちょっと不思議なため(同時期にこのような曲であればボリショイしかありえないはずなのに違う名前でかいてある)、演奏の中身のしっかりした表現から違うオケの可能性もある。○。

※2007-07-17 11:53:34の記事です

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ロシアのバス (けん)
2007-07-17 19:31:56
走るバスではなく歌うバスであるw
本当に心のそこからうらやましい。
あの低音。
チェロの開放弦のCまで出せるあのバス。
「森の歌」でも普通に低いCがある。
俺はとてもじゃないけど出ない。
ウオトカを飲めばあの低音が出るのだろうかw
だから多少の荒さは許すのである。
あの荒さが良かったりする。
それが整然としていたらもっと良いではないか。
一度聞いてみようかな、そのヴェルディ。
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歌の国 (管理人)
2007-07-17 19:55:18
東欧を弦の国と言えばロシアは歌の国なんだなあ、とムソルグスキーなどを聴くと思います。歌ばっかりはスポーツ同様もともとの体質とか形質によるところが大きいみたいですね。。この盤、キリル文字表記なのでヴィシネフスカヤ以外の面子が読み取れませんでした・・・パシャーエフの録音(ほとんど歌劇か歌唱伴奏)はかつてけっこうCDになっていたと思うので、これも探せばあるかもしれません。最後の拍手で「え、ライヴだったの?」と思うくらいけっこう「出来上がった」演奏です。独唱の色がやや淡色に聞こえるのは録音のせいだと思いますが。ハデハデ好きなかたには薦められないたぐいではあります。
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