湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆レスピーギ:ローマの松

2018年01月02日 | その他ラテン諸国
○カラヤン指揮ベルリン・フィル(KARNA:CD-R)1984/10/18LIVE

とてもドイツ臭い重量感あるレスピーギだが、これがまったく、ライヴでこの演奏ぶりというのはまったく凄まじいのであって、生前はそれがカラヤンだから普通だとおもっていたのが、そのじつこんな強烈な力感と充実した響きの威容を誇る非常な完成度のライヴを創り上げる演奏家など滅多にないことに後から気づいた不明である。これはもう余りに重々しく力づくすぎるかもしれないけれど、爽やかなレスピーギの色彩感とは無縁だけれども、異常なブラヴォーの渦に熱狂がしのばれるカラヤンという孤高の究極のひとつのかたちである。このあたりもラジオでやってたなあ、とおもうと時代であるが、海賊盤のかたちであっても当時聞くことの叶わなかった若い世代にこれをつたえることに意味は絶対にある。名演とは言わない、○以上にはしないが、圧倒された。

※2006-09-01 21:01:35の記事です

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