湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

カプレ:オラトリオ「イエスの鏡」

2019年04月17日 | フランス

コラッシ(msp)キャプドヴィエル指揮パリ室内楽協会管弦楽団他(forgottenrecord)1953/6/10放送用録音(初録音)


オラトリオとはいうが独唱部が多く管弦楽、とくに弦楽合奏だけで音楽を進める場面も多い(演奏はとても達者である)。少しノイジーだが聴きにくくはなく情報量もある。序盤こそドビュッシー最盛期の再生産というような作風で、コープランドのバレエ音楽のような単調な響きに、やはりこうなるのかとおもったところが「赤死病の仮面」を思わせる奇怪な刻みから怪奇趣味全開の前衛的な世界に転換し、その中にもどこか典雅で品の良さが感じられる。長々とヴァイオリンのソリで力強くも暗いフレーズが奏でられたり、もはやドビュッシーではない。新ウィーン楽派やバルトークすら思わせる響きであっても、ロマン派や民族主義のような開放的なところはなく全て節度と密度を持っている。簡潔さは一つのこの人の特徴であり、煩雑にならないところは作品の内容的なもの含めオネゲルを想起する。歌唱の明らかさは、ペレアスを思わせる朗唱的な部分もあるが、とてもわかりやすい。コラッシの技術にもまして曲の優れたところだろう。末尾近く突如弦楽合奏が始まるが、ここはどう聴いても新古典主義のそれだ。しかし音楽は神秘に還りゆく。しずかで不可思議な明るい世界のなかで、歌唱自体はあまり調子を変えない。マーラーをすら思わせる重厚な音楽の盛り上がりの中にモダンな響きも入り、宗教性と世俗性が拮抗するが、きちんとまとまっているのもキャプレの腕か。強い旋律、ホルストのような卑近なアピール力の強いオーケストラ(微細な響きがほんとうに素晴らしい)、こういうところもドビュッシーとは違う。だから起伏の大きいポー劇もものにすることができたのだろう。。ドビュッシーにあった方法だけでは難しい。

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ベルリオーズ:ハンガリー行進曲(ファウストの劫罰より)

2019年04月16日 | フランス
オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(NHK,KING)1967/5/4大阪フェスティバルホールlive・CD

リズムが嬉しい演奏で、そつのなさは古来このオケらしいアンコールのやり方ではあるものの、これだけ大編成なのに軽やかで綺麗なのは素晴らしい。華やかさのうちにおわる。弦楽器がすこし弱く聞こえるのは録音バランスの問題だろう。ブラヴォが少し入る。
 
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ミヨー:交響曲第4番(冒頭欠落)

2019年04月11日 | フランス
作曲家指揮ORTF(SLS)1948/5/20初演live

デゾルミエールによる革命記念日コンサートの全記録の前半に収録されているもの。デゾルミエールライヴ特有の極めて悪い録音の板起こしで、冒頭が完全に欠落しているのが惜しい。ミヨーでは一番を除き一般に最もアピールするであろう革命歌と大衆歌がふんだんに盛り込まれた交響曲であり、旋律がよくわかるから、ミヨーにしては大人しく整理された曲構造さえ掴めば二楽章以外は楽しめる。オケの腕により猥雑さを取得することなく、自作自演のERATO録音に近似した感もあるが、時代の勢いというか、この日の熱気が多少音に影響しているのだろう、迫真味もある(悪録音ライヴでよくある「熱気感」にすぎないかもしれない)。この曲以外の古今珍曲を振っているデゾはアルクイユ派と呼ばれたサティ晩年の使徒で前衛への理解が深く、ナチ傀儡政権下で果敢に現代音楽やフランス民謡を録音し続けたほど気骨ある人だった。ただ惜しむらくは指揮技術は綺羅星の如くフランスの巨匠にくらべ、ただスコアの再現技術に職人性を発揮できただけで、良い音の録音も少く名声も無なのは、仕方ないことかもしれない。拍手カット。こういう形態の「辛うじて残った放送エアチェック」は久しぶりに聴く。
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ルーセル:ディヴェルティスマン

2019年04月11日 | フランス
レヴィ(P)ランパル(Fl)ピエルロ(Ob)デルクルース(Cl)ウーブラドゥ(Fg)クルシエ(Hrn)(sls)1950/2/12live

録音はノイズまじりの悪いものだがメンツが豪華なのと曲が珍しいのでこれだけのために二枚組を買ってしまった。曲は1楽章制で6分あまり。喜遊的で期待にたがわぬ近代フランスの香りを振りまくストレートなもの。少々せわしないが「森の詩」を書き上げる時期にこれを書いたことを思うと、響きは神秘的なものを取り入れ依然重視しているものの、東洋の素材やガムラン風リズムを縦横無尽に使い全盛期の作風に近づいている。すでに印象主義から脱し単純志向を始めていたのかもしれない。音の取り合わせもバランスがよく、ソリスト級奏者ばかりという点からするともったいないが、アンサンブルとしてまとまってきこえる。レヴィのピアノは私は乱暴で音色にも味がなく好きではないがここでは目立たない。
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マルセル・ドラノワ:バレエ音楽「ガラスの靴」〜2つの抜粋

2019年04月10日 | フランス
アンリ・メルケル(Vn)ミュンシュ指揮パリ音楽院管弦楽団(warner/EMI/lys/dutton/grammophone/columbia他)1941/7/21,22・CD

アマチュア出身の軽音楽に近い作曲家で、テレビや映画で聞かれるたぐいの楽しげな作品といえばだいたいイメージはわくだろう。南国の楽しい曲。原曲を知らないがSP両面の2曲、計4分とくればどう考えても抜粋だろう。ラテンの曲としてたのしめ、ミュンシュもミュンシュとわからないくらい愉しげにやっている。録音ならびに演奏は時代なり。ノイズが嫌ならダットンのメルケル集あたりを。
Complete.. -Box Set-
Warner Classics

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マルセル・ドラノワ:協奏的セレナード

2019年04月10日 | フランス

アンリ・メルケル(Vn)ミュンシュ指揮パリ音楽院管弦楽団(warner/EMI/lys/dutton/grammophone/columbia他)1941/7/21,22・CD


この曲は三楽章からなるしっかりした協奏曲で、この時期のフランス音楽の世俗性、そのまわりの暗雲たちこめる気配を反映した、とても映画音楽的な作品である。個性的なところもあるが、おおむね一般にアピールするヴァイオリン協奏曲のタイプであり、ウォルトンを弱めたようなものである。最小限の管楽器、とくにミューティングされたトランペットなど、効果的に扱われている。先鋭なところはほとんどなく、ソロはアマチュアも挑めるような書法で、甘い旋律が目立つ(ラフマニノフぽいものまで現れる)。三楽章はラテン風味があるが、そのものではなく、リズムと音の動きの一部で、みずみずしい透明感のある響きがアク抜きをしている。中でもハープのつまびきはこの人に特徴的でアクセントになっている。メルケルの音は安定した上で感傷的だが少し線が細い。そのため旋律をおおいに歌うというところまではいかず、はからずも節度があらわれている。ミュンシュは職人的に曲想にあわせた幸福な音の交錯をさばき、後年とは違う美観を示している。

Complete.. -Box Set-
Warner Classics


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オネゲル:交響曲第4番「バーゼルの喜び」

2019年04月09日 | フランス

クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団(PASC)1949/4/1live

 

驚きのpristine発掘音源で、カップリングのバーバーとシベリウスは既出だろう(前者はpristine過去音源の補完版)。クーセヴィツキーの録音はほぼ実況なので音はノイズまみれで悪い。が、これはちょっとpristineやりすぎたか。疑似ステレオ状態である。ほとんど晩年のシベリウス2番正規録音のような、初期ステレオの人工感、金属質の鋭い音が耳を刺す。でもこれではじめてクーセヴィツキーの真価がわかるというところもあり、明るく透明感のある、しかし重量のある音、カラフルな立体感、何よりリズムの良さが光る。浮き立つような愉悦感が素晴らしい。一方でこの指揮者の甘さも露呈するところがある。オネゲルは構造的な作曲家だが、2楽章の冒頭あたりポリリズムでもないのに縦がずれる感覚がある。ずれてはいないが甘いところは他にもある。この曲はオネゲルのシンフォニーでは最も軽く、独特の硬質な抒情(人好きするロマンティックな楽想は存在しない、独特の不協和な響きの美しさがある)が「スイス的」ともいわれるが、ようは突進する音楽ではないので構造が重要になってきて、クーセヴィツキーのような古いタイプの指揮者にはちょっと向かない「室内楽団向けの小規模作品(2管編成だけど)」であるということなのだろう。せっかくきれいにレストアしたのに、そのために聴きづらいところも出てきてしまった面含めおすすめはできないが、聴いて楽しめる演奏ではあり、クーセヴィツキーの「万能性」は十分出ている。バルトークのピアノ協奏曲第3番2楽章でのピアノを想起させる場面があるのは、オネゲルのせいか、クーセヴィツキーのせいか。

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フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」

2019年04月08日 | フランス
ミュンシュ指揮ORTF(KING,NHK/DM)1966/10/20東京文化会館live・CD

ルーセルの前のプログラムらしい。テンポも颯爽としリズムもほどよく感じられ、この曲はやりやすかったのだなと思う。ミュンシュは現代寄りよりも古典寄りの人だったのかもなあと思う。強引な音楽性ですべての現代曲を球速100キロくらいで投げ込むから、呆気にとられて感動することもあるが、オーケストラはボールを百球同時に投げるようなものであり、この曲のようなソリストが中心となるものなら綺麗につむげるが、ライナーにもあるとおり、ドビュッシーとなると賛否は分かれる。そういう理知的なところを超えるのが「巨匠の時代」の指揮者なんだけど。あと、この和声的な曲だとORTFの磨かれた透明度のある音が有利に働く。録音がやや撚れているのはマイナスだが、ミュンシュライヴでこういう情緒を感じられるとは思わなかった。メリザンドの死はなかなかに情感がある。ディスク・モンターニュ盤と同一とのこと。
ドビュッシー : 交響詩「海」 | フォーレ : ペレアスとメリザンド | ルーセル : 交響曲第3番 / シャルル...
シャルル・ミュンシュ,フランス国立放送管弦楽団,ドビュッシー,ブルックナー,ルーセル

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ルーセル:交響曲第3番

2019年04月07日 | フランス
ミュンシュ指揮ORTF(KING,NHK)1966/10/20東京live・CD

晩年のORTFライヴ、しかも東京文化会館でのライヴをNHKが記録したものである。死の2年前で演奏スタイルはやや落ち着いてきた頃だ。リズムをしっかりとって前に流れていかないのはいいがテンポまで落ちてくることで、かつてのミュンシュにない繊細な配慮が行き届く部分と(それでも二楽章はつまらない)、木槌で叩きつけるような音で弛緩せず前を向いた突進感を維持している部分がある。その少しの違和感が実際演奏の軋みとなって耳に届いてしまう(補正なしライヴ録音だから瑕疵があるのは当たり前だが)。というわけで解釈はERATOのラムルー管弦楽団との正規名演と変わらないが、ライヴ的な感興は版元の煽りほどには強くはなく、終演後ブラヴォなしの盛大な拍手という冷静感が出てしまう格好でしめられる。そもアンゲルブレシュトのORTFだからフランスオケといっても機能性と色彩の冷たさがあるため、熱狂はしない。ルーセルを知らない向きはあるいは度肝を抜かれるのかも。ミュンシュとしては標準、晩年としては熱が入っている(三楽章の掛け声はいつもの箇所)、といったところだ。同曲ならWEITBLICKのライヴが録音もクリア。これもステレオではある
ドビュッシー : 交響詩「海」 | フォーレ : ペレアスとメリザンド | ルーセル : 交響曲第3番 / シャルル...
シャルル・ミュンシュ,フランス国立放送管弦楽団,ドビュッシー,ブルックナー,ルーセル
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ルーセル:エヴォカシオン

2019年04月04日 | フランス
ロザンタール指揮ORTF他(ina)1962/12/6live

ルーセルが訪問後インドからインスパイアされた曲はいくつかあるが、どれもほとんど録音がない。オペラは代表作とされるものがあるのに私もina配信音源唯一しか持たない。その中でこれは規模が大きく実演には触れられないものの、合唱交響曲として受け入れられており、プラッソン盤はおそらく今度のルーセルボックスにも入っているのではないか。トゥルトゥリエの録音も記憶に新しい。1910-11作品だが20年代改訂された模様。45分かかるが、とても耳馴染みがよく、いかにもインドから直接持ってきたような部分と、ルーセル独自の部分が印象主義音楽の中から形をもって結晶してきたような、春にはぴったりの明るく美しい雰囲気ある曲だ。一楽章はリヒャルト・シュトラウス風だが、冒頭からのたゆたう半音階にはディーリアスが宿っており、これはソメイヨシノによく似合う。印象派にしては明確なメロディと構成感があり、ルーセルののちの志向がわかる。「洞窟に隠れた神々」と象徴主義めいた題がある。サマズイユに献呈されている。二楽章は正直「クモの饗宴」。これは楽しい。後半は雲行きが怪しくなってくるが、十分弱と短い楽章。「薔薇色の町」これまたチョビヒゲな題名だ。三楽章は重々しい出だしから前の楽章の最後の雰囲気を引きずっているが、「聖なる河のほとりで」ガンジスというわけだろう。長渕とは違う神秘的で荘重なひろがりを感じ取ったようだ。前の楽章にもインド風の素材は出てくるが、ここでは合唱がメインとなってロマンティックな歩みをすすめる、そこに添え物のように小さなものが注意深く挿入されるに留まる。25分もあるのでこれはオペラを聴くようにゆっくり聴くに向く。これは印象派と言って差し支えない曖昧模糊なものを含む。じきに雰囲気は上向いてくる。混声合唱も無歌詞部分をふくめオリエンタルな幻想を引き立て、言ってしまえばホルスト「惑星」の終曲みたいな異郷の神々の気配すらしてくる。歌詞のない歌のアジア風舞曲を引き出すようにやっとメゾソプラノ独唱が入ってきて心憎い。あきらかにボロディン風もしくはリムスキー風の盛り上げをしてくるものの(クーチカに近いカルヴォコレシがインドの古い本をテクストにまとめたのだ)、やっぱり横の流れの方が強い。揺蕩うような音の揺らぎのほうが支配的になる。ドラマティックな、芝居めいたはっきりした変化の中で、中欧風の重さのある音楽が積み上げられていく。ちょっと軽いような雰囲気でテノール独唱も来る(ソリストは3人いずれも三曲目のみ)。トランペットとシンバルが煽るなか、神秘とロマンが高々と掲げられる。このような曲には誇大妄想という4文字こそ相応しい。フランスよりドイツで受けそうな、あるいはやっぱりロシアで受けそうなものではある。ロザンタールは派手で、モノラルのやや悪録音にも関わらず音がいちいち瑞々しく明瞭に届く。そのあまり、長い演奏となるとちょっと胃にもたれる感もある。イリヤ・ムーロメッツを聴いた後のような疲れが残った。拍手は盛大だが爆発的ではない。これはinaが各種配信で売っているが、そのデータでは最初にアナウンスとコメントが入るはずが、歌曲が2曲脈絡なく入っている。録音状態から別の機会のものだろう。この曲はしっかり入っているので念の為。
Evocations pour soli: Aux bords du fleuve sacré (chœur & orchestre)
Orchestre de la RTF

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タイユフェール:パストラル 変イ長調

2019年03月25日 | フランス
アリアーノ(P)(brilliant)CD

タイユフェールはミヨー風に奇矯な崩し方ができない人のようで、ドビュッシー的なストラヴィンスキーといった要素を投入してもそこにオリエンタルな雰囲気は湧かず、基本的にむしろミヨーの手のひらから出ないというか、個性的な音楽だとは思うが、毒気がなく聴きやすいところからさらっと耳から抜けてしまうきらいはある。でも普通に聴くにはオサレでいいのでは。
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タイユフェール:非常に速く

2019年03月25日 | フランス
アリアーノ(P)(brilliant)CD

散発的な高音、単音の連打、リズムの強調、さらにちょっと甘めのロマンチシズム、ドビュッシーらを思い出させる要素、それらをきちっとまとめた小品。同時代のミヨーを思わせる和声だが、6人組の一時期は似通っても仕方ないだろう。
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タイユフェール:パストラル ニ長調

2019年03月25日 | フランス
アリアーノ(P)(brilliant)CD

創意溢れた小品。どこか壊れたような音の動きと、ドビュッシーの次の世代を思わせる機械的な簡潔さが美しい。サティの洗礼を受けたあとの世界だろう。この盤では「ドビュッシー讃」の前に収録されているが、高音の外し方が似ていて、またその先の「非常に早く」にも似ている。その3曲の中ではこちらはストラヴィンスキーぽさもある。

タイユフェール:ピアノ作品集、室内楽作品集(2枚組) (Chamber Music & Piano Music)
タイユフェール,クリスティーナ・アリアーノ(ピアノ),マッシモ・マラン(ヴァイオリン),マヌエル・ツィガンテ(チェロ)

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タイユフェール:あまり速くなく

2019年03月25日 | フランス
アリアーノ(P)(brilliant)CD

1914年作品で、既にドビュッシー後の作風になっている。甘やかな雰囲気もありながらちょっと冷めたタイユフェールらしいまとめ方。
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タイユフェール:ロマンス

2019年03月25日 | フランス
アリアーノ(P)(brilliant)CD

即興曲に増して古い。恥ずかしいメロディがまず古い。国民楽派以前のやり方で、冒険もフランス風もない。このメロディを楽しめるかどうかで評価は分かれるだろう。達者だが職人的なだけ。演奏はまたちゃんとやっている。少し音が固いか。
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