湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆トゥリーナ:シンフォニア・セヴィリア

2018年03月18日 | その他ラテン諸国
○アルヘンタ指揮スペイン国立管弦楽団(ALHAMBRA)LP

トゥリーナらしい民族性の強い音楽だがレスピーギの影響があからさまで、そのあたりは迫力がある。ロシアの作曲家に受けた影響もある。フランス楽派の色がファリャよりも素直に出ていて聴きやすい面もある。旋律主体で、そのまわりに色彩的に各パートを散りばめいささか浅薄な印象も否めないが、フランスふうの清新な書法が常に響きを明るく華やかに保ち、不快にはならない。生き生きとしたアルヘンタとお国オケの表現がますますもり立てる。オリジナリティを重視する向きには勧めないが、真夏のひとときを小気味良く過ごしたい向きにはどうぞ。交響曲ではない、音詩です。

※2011-08-15 15:28:49の記事です
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