湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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たまの一般銭湯〜学芸大学駅(鷹番)の銭湯 千代の湯(軟水、高濃度炭酸泉)、鷹番の湯(メタケイ酸泉、壺状露天風呂)

2021年05月20日 | 東京温泉
いずれも昨年までよく行ったあたりですが、運動コースが変わりちょっと足が遠のいていました。東急東横線学芸大学駅そばには珍しく2つの一般銭湯があり、いずれも(おそらく何度か)リニューアルしたビル銭湯です。



駅そばの千代の湯は昭和50年代のビル銭湯の最近のリニューアルで、デザイナーズ銭湯です。Suicaで払える入浴券自動販売機、木を効果的に使った脱衣場、わりとレトロな青タイルで埋め尽くされた浴場に目玉の精緻な赤富士の壁絵、平面積や天井は正直さほど大きくなく、若い人や中年も多いゆえ混雑が気になることはあります。サウナはありません。サウナの跡地と思われる暗い囲みの中が高濃度炭酸泉となっています。小さな青タイルが天井まで嵌め込まれライトが雰囲気を出しています。1000以上の高性能な人工炭酸設備で、三人が限界で、段差のある不思議な床構造の狭い湯ではありますが、ぜひ人が少ないときに入るといいです。武蔵小杉の今井湯より響く良い設備です(循環も良いですが大きさが大きさなので、密室のため、学生の集団が入ったあと少し汗臭かったりもしました)。

からんはこの広さにしては多く、壁際のほうには自在シャワーがあります。シャンプー等はなし。全部軟水化しているそうですが、過度な軟水化で石鹸が泡立たないようなことはありません。最大限広さのとられた浴槽はラインが不定形で炭酸泉側から水風呂、バイブラ、電気、ジェット二種と不定形に並びます。やはり軟水は浴槽のほうが実感できます。ヌルヌルは一瞬でツルツル感になります。そこまで極端な変化はありません。ただ、ここは温度設定が高いです。注意。温度計がいつのまにか撤去等されてました。清潔ですがおそらくお客さんが多いせいでタイルや設備の一部にくたびれた色が見えるところがありますが、これはリニューアル時に古いものをそのまま使ったのかもしれないと思いました。とにかく学芸大学駅という目黒区の繁華な駅至近にこれだけ機能的で赤富士のでかい銭湯があるのは奇跡でしょう。


このブログの温泉パート初期に何度か書きました。同じ鷹番ですが駅から少し歩きます。碑文谷に近くなり、場所的に陸の孤島をサポートするステーションになり、ランナーやウォーカーの立ち寄りが多い。ぽかぽかランド鷹番の湯はスーパー銭湯形式の一般銭湯でビル一棟銭湯になります。中は広く、一階の共用部は畳で休めて私はとても好きです。男女入れ替えの一階・二階浴室は一つの天井の高い空間を複雑に分けたようなかんじで、中空に緑があったり面白い感じ。90年代リニューアルというような、薄青タイルでできた浴槽は横並びでジェットやバブル、電気などのほか強烈な流れに逆らうように立つという小浴槽がおすすめです。また小さな露天風呂があり、上からは一階と二階で並んでいるのですが、壁に囲まれた壺状の露天風呂となるので空の近さで二階のほうがおすすめです。これらのお湯はさほど熱くないので親子も来ます。からんは多くはないです(シャンプー等なし)。比較的大きな塩サウナは人気ですね(有料)。お湯はすべて井戸水のようで、このあたりはメタケイ酸が多く含まれるため温泉認定(加温)されています。肌に効果あるとされる成分です。

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