湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番

2011年06月29日 | プロコフィエフ
○フレイジャー(P)ミュンシュ指揮ボストン交響楽団?(DA:CD-R)1963/7/28live

線的な音楽をロマンティックにじっくり綴った重めの演奏だが、ピアニストの腕は確かで乱れやもつれは無い。この曲のもつ協奏曲らしからぬ、管弦楽曲的側面を重視して美しい旋律と和声の綾をしっかり紡いでいく。聴ける演奏で、聴衆反応も素晴らしい。○。
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ピストン:交響曲第6番

2011年06月29日 | アメリカ
○ミュンシュ指揮ボストン交響曲(altus)1960/5/5来日公演live・CD

定番の演目であり録音もいくつか存在する中でこれが取り立てていい演奏とは言えないが、スタジオ録音を除けばいずれも悪音質のモノラル録音であるのに対しこれはステレオで明快なライヴ録音である点でとても価値がある。改めて「いい音で」聴いてみると意外と腰が軽く拘りのようなものが感じられない。この近代アメリカ交響曲を体言するような、同時代音楽のアマルガムから枠組みだけ取り出して、「アメリカ的な響き」を鳴らしてそつなく進めていく。どこかよそよそしく若干ぎすぎすした感じもするのは国外ツアー公演だからだろう。演奏精度はそれにしてはそこまで高くはないのだけれど。○。

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アイアランド:ピアノ協奏曲

2011年06月27日 | イギリス
○アイリーン・ジョイス(P)ボールト指揮LPO(LPO/naxos)1949/9/10ロイヤルアルバートホ-ルlive・CD

作曲家70歳記念演奏会の記録で、一貫してボールト・LPOがその役をになっている。ソリストは「逢引き」の劇伴でも知られるスターピアニストのジョイス。しかし演奏はしっかりしていてロマンティックに揺れることは無い。穏健と見られがちなアイアランドの、同時代イギリスの作曲家に対して先鋭ではあっても後衛では決してなかった「渋さ」を明快に描き豪快に弾き切っている。素晴らしいものだ。

アイアランド:ロンドン序曲/ピアノ協奏曲 変ホ長調/前奏曲「忘れられた儀礼」/これらはそうあるべきアイアランド:ロンドン序曲/ピアノ協奏曲 変ホ長調/前奏曲「忘れられた儀礼」/これらはそうあるべき(2009/09/01)アイリーン・ジョイス、レッドヴァース・ルウェリン 他商品詳細を見る


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レスピーギ:ローマの松

2011年06月27日 | その他ラテン諸国
○スヴェトラーノフ指揮スウェーデン放送交響楽団(weitblick)1999/9/10live・CD

かつてweb放送され非正規でも話題になったもの。音質やノイズは正規化されているとはいえ放送録音レベル。1楽章はテンポが後ろに引きずられるようで、これに拘泥してしまうと後が楽しめない。先入観のない人向けか。ちょっとストラヴィンスキーのバレエ曲を思わせるソロの踊らせ方をするところはスヴェトラらしい。2楽章はそのテンポと重いリズム、ロマンティックなフレージングが壮大なロマンチシズムにつながり、けしてそういう曲ではないのに納得。3楽章は美しい。白眉だろう。ロマンチシズムが晩年スヴェトラの志向した透明感のある高音偏重の響きとあいまってこの清澄な音楽にとてもあっている。4楽章は賛否だろう。早々とローマ軍が到着してしまいひたすらその隊列を横で見ている感じ。譜面を見ていないのでわからないがクレッシェンドとデクレッシェンドがそれほどの振幅なく、音量的には大きく煌びやかな側面を見せ、最後に、巨大な音符が待っている。ストコに似ているが、ここまで音符を引き伸ばすことはしない。だいたい、ブラスがもたない。ここでは何らかの方策をとっているだろう。この一音だけを聴くための演奏といっても過言ではない。全般、松の新しめの演奏としては面白い、という程度だが、物好きには、音も旧録よりいいし、どうぞ。ちなみに迫力やテンポの速さ等、スヴェトラらしさとエンタメとしての完成度の高さは旧録のほうなので念のため。技術的にはこちら。

レスピーギ:「ローマ三部作」(交響詩「ローマの噴水」、交響詩「ローマの祭り」、交響詩「ローマの松」) スヴェトラーノフ指揮スウェーデン放送響1999レスピーギ:「ローマ三部作」(交響詩「ローマの噴水」、交響詩「ローマの祭り」、交響詩「ローマの松」) スヴェトラーノフ指揮スウェーデン放送響1999(2011/02/25)オットリーノ・レスピーギ、 他商品詳細を見る


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・スヴェトラのスウェーデン「松」遅・・・鈍重・・・こういうのが有り難がった時期・・・
・おう、スベトラ先生スウェーデンの、ジャニコロいいじゃん。晩年の清澄な響き、対してたっぷり時間をかけて歌う旋律、カタコンブの巨大洞窟みたいな場違いさが、同じやり方ではあるけど、こっちははまってる。アッピアが声部バラバラでまずかっただけか。鳥鳴きすぎ。
・こんなアッピア街道きいてしまったらアマチュアごときはこの曲二度と演るな!とか思うな。最終音がこの長さで聴けるのはスベトラ先生だけ。スウェーデンSOは上手すぎて、程よく中和しているけど、USSR全盛期のスベトラは凄かったんだ。時代は変わったなあ。
・NHKはスベトラ客演のマーラーとかちゃんとDVDにしてくんないかな。録画録音失敗しまくった。

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