リヒテル、レオンスカヤ(P)マギ指揮ラトビア交響楽団(doremi他)1993/6/26live・CD
晩年のリヒテルは好きでよく近現代もの、しかもガーシュイン以下軽音楽系クラシックもライヴでは楽しんでいたようだが、スタイルはいつものリヒテルでタッチは重く(音はけして重くは無いがテンポや表現解釈が重い)前進力の無いどうにもミスマッチなもの。レオンスカヤもリヒテルにあわせている部分もあって生硬で無機質。この曲特有のエスプリ、スピーディにくるくる廻る舞台展開、繊細な情趣が一切抽象化されていて、底浅い曲と「誤解させてしまう」。こころなしかオケまでどんくさい。聴衆反応も正直余り乗っているものではない。晩年リヒテルはこういう若々しい曲には向かないなあ。無印。確か海賊盤では既出だったと思う。
Sviatoslav Richter Archives Vol.16 -Poulenc: Concerto for 2 Pianos FP.61, Aubade FP.51; Reger: Piano Quintet No.2 Op.64
晩年のリヒテルは好きでよく近現代もの、しかもガーシュイン以下軽音楽系クラシックもライヴでは楽しんでいたようだが、スタイルはいつものリヒテルでタッチは重く(音はけして重くは無いがテンポや表現解釈が重い)前進力の無いどうにもミスマッチなもの。レオンスカヤもリヒテルにあわせている部分もあって生硬で無機質。この曲特有のエスプリ、スピーディにくるくる廻る舞台展開、繊細な情趣が一切抽象化されていて、底浅い曲と「誤解させてしまう」。こころなしかオケまでどんくさい。聴衆反応も正直余り乗っているものではない。晩年リヒテルはこういう若々しい曲には向かないなあ。無印。確か海賊盤では既出だったと思う。
Sviatoslav Richter Archives Vol.16 -Poulenc: Concerto for 2 Pianos FP.61, Aubade FP.51; Reger: Piano Quintet No.2 Op.64