湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

サンカン:ピアノ協奏曲

2018年12月19日 | フランス
作曲家(P)ロザンタール指揮ORTF(ina配信)1956/2/2live2/9放送

独特の曲。サンカン教授だから弾きこなせるしサンカン教授だからブーイングより拍手が大きいのだろう。強いて言えばプーランクが前衛に走ったら、という感じか。部分部分にスクリアビンの半音階など要素はあるにはあるが、ほぼ「サンカン」である。かといって新味を追うだけの前衛ではなく親しみやすい範囲の書法も織り込み何とか聴衆に取り付く島を与えている。まずもってピアノの技巧を見せつける曲か。面白みを感じられるのは現代曲に慣れている向きだけだろう。最初で嫌になったら、三楽章だけ聴けばスポーツとして楽しめる。プーランクと言ったとおり娯楽的な和声もなくはない。サンカンの現代一歩前の曲は一部に受けるのか、かつて一曲につき書いたらえらくアクセスがあった。ina.frだとPHD89036288。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コープランド:交響曲第3番〜Ⅳ... | TOP | プーランク:バレエ音楽「典型... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | フランス