湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ルーセル:ディヴェルティスマン

2019年04月11日 | フランス
レヴィ(P)ランパル(Fl)ピエルロ(Ob)デルクルース(Cl)ウーブラドゥ(Fg)クルシエ(Hrn)(sls)1950/2/12live

録音はノイズまじりの悪いものだがメンツが豪華なのと曲が珍しいのでこれだけのために二枚組を買ってしまった。曲は1楽章制で6分あまり。喜遊的で期待にたがわぬ近代フランスの香りを振りまくストレートなもの。少々せわしないが「森の詩」を書き上げる時期にこれを書いたことを思うと、響きは神秘的なものを取り入れ依然重視しているものの、東洋の素材やガムラン風リズムを縦横無尽に使い全盛期の作風に近づいている。すでに印象主義から脱し単純志向を始めていたのかもしれない。音の取り合わせもバランスがよく、ソリスト級奏者ばかりという点からするともったいないが、アンサンブルとしてまとまってきこえる。レヴィのピアノは私は乱暴で音色にも味がなく好きではないがここでは目立たない。
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