○エンドレス四重奏団のメンバー、ストルク(hrp)シュウェルガー(fl)(VOX)CD
篭ったステレオ録音。ニセ客観評価指標に分解するとして(昔流行ったねえ印象批評の数値化w)、音楽の三要素にあてはめると、これは「リズム系」の演奏(ラテンやバレエ伴の「リズム強調」ではない、縦を揃えそれにリズミカルな調子を上手く載せている)。
だからスピードもありドライヴ感はあるが3楽章までいくと単調さに気づいて飽きが来る。終わり近くのヴァイオリンのフラジオのグリッサンドがぜんぜん引き立ってこないなど、オリエンタリスティックで冒険的な部分が眠ったままである。単純なリズムのみがただふた昔前のテクノのごとく続くように感じるのだ。
ルーセルも中期以降なら書法的にリズムが重要になってくる。単純さが強みでもあった。だけれど印象派的なこの曲だとたんにミニマルな印象をあたえてしまう(退屈だということである)。VOX廉価復刻音源なら50年代から60年代くらいの流行演奏様式がまだ続いているくらいだろうので、それも納得ではあるが。エンドレエス四重奏団の演奏様式はそれに沿ったものと言えるだろう。
音楽の三要素でいけば旋律とハーモニーはわりと普通にうまくいっている。旋律重視=アゴーギグ付けすぎ超ロマン主義、ハーモニー重視=超客観的演奏精度主義、みたいな別け方からするとまったく違う。わりと直線的だが旋律は歌謡的に流れているしハーモニーはルーセルの編成的にごつごつした音響をそのままに、しかし不自然感はなく素直にこうじられている。2楽章もわりといいのだが3楽章がどうも飽きるのだよな・・・1楽章だけなら◎なのだが。○。オリエンタリズムは希薄だなあ、普通に美しく聴ける。
何も書いてませんが品薄で入荷遅れる。注意。
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だからスピードもありドライヴ感はあるが3楽章までいくと単調さに気づいて飽きが来る。終わり近くのヴァイオリンのフラジオのグリッサンドがぜんぜん引き立ってこないなど、オリエンタリスティックで冒険的な部分が眠ったままである。単純なリズムのみがただふた昔前のテクノのごとく続くように感じるのだ。
ルーセルも中期以降なら書法的にリズムが重要になってくる。単純さが強みでもあった。だけれど印象派的なこの曲だとたんにミニマルな印象をあたえてしまう(退屈だということである)。VOX廉価復刻音源なら50年代から60年代くらいの流行演奏様式がまだ続いているくらいだろうので、それも納得ではあるが。エンドレエス四重奏団の演奏様式はそれに沿ったものと言えるだろう。
音楽の三要素でいけば旋律とハーモニーはわりと普通にうまくいっている。旋律重視=アゴーギグ付けすぎ超ロマン主義、ハーモニー重視=超客観的演奏精度主義、みたいな別け方からするとまったく違う。わりと直線的だが旋律は歌謡的に流れているしハーモニーはルーセルの編成的にごつごつした音響をそのままに、しかし不自然感はなく素直にこうじられている。2楽章もわりといいのだが3楽章がどうも飽きるのだよな・・・1楽章だけなら◎なのだが。○。オリエンタリズムは希薄だなあ、普通に美しく聴ける。
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