小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

『特別な一日』 ~マストロヤンニ、万華鏡の一瞬

2005-06-18 00:39:00 | 映画
001
1977イタリア、フランス、監督/エットレ・スコーラ
NHKBS2にてDVD保存

【introduction】
ヒット作『ひまわり』のM・マストロヤンニ、S・ローレン、
コンビによる息詰まる静かな官能の一作。
ムッソリーニ政権下のイタリアで、
多忙で平凡な主婦が
向いのアパートに住む反ファシスト男に傾いていく。
『ひまわり』と見比べるのも一興で、
まずは派手な『ひまわり』からみるのがいいか。

【review】
やはりマストロヤンニ。
やってることはあまり変わらないような気がするのに、
作品によっていろいろな姿を見せるのにいつも驚かされます。
いってみれば、同じものが入っていながら、
万のかたちをみせる万華鏡のようなものでしょうか。
美しき妻に手が出せず悩む『汚れなき抱擁』、
悲しみに沈む妻に寄り添う『悲しみの終わるとき』など、
それほど有名でない作品がなぜか印象に残っていますが、
ここでも陰りがあって、無責任で、ウィットに富んでいて、
つまり、典型的なイタリア男のようでいながら、
その実、マストロヤンニにしか出せないような、
そんな不思議なキャラクターが生まれています。
映画の構造としては、歴史的事件と個人的事件をリンクさせる
いまではすっかりおなじみの手法が、
見事な効果をあげていて新鮮。


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読書、音楽、映画などの記録、その書き方

2005-06-18 00:34:56 | Weblog
これらの記録は、専用ノート、手帳などにメモしていたものを、
なかなか続かないので、ブログというかたちならどうかということで始めるものです。

せっかく公開するわけですから、
読んでくれたみなさんの参考にしていただけれるものになればと思い、
次のように書いていくことにしました。

すぐに作品名を書き込み、それから少し興奮も収まっているであろう数日たった頃に、
作品に触れたことのない人のための【introduction】
すでに触れたことのある人のための【review】
との2本立てで書き込みます。

怠け者ゆえ、タイトルだけの作品も多くなりそうですが、
みなさん、ご意見よろしくお願いします。
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はじめました

2005-06-16 13:45:07 | Weblog
こんにちは、

自宅とその周辺のねこ約20頭と、
毎日の生活に割り込んでいる“ひとごと”、
読書、音楽、映画などの
観察、接触の記録です。

どうぞ、よろしくお願いします。

コメント (3)
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