小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

「友情」と「市場」(02/16-22)+Acv『友達』

2009-03-01 02:10:24 | 週間日記
イケイケ、かたまったりとけたり

02/18 10:29

まずい、また追いつめられて先週日記は土曜夜にずれこみました。クラプトンの続きも書かなきゃですが、そっちはライブと同様、三部構成になり、第二部「ジェフ・ベックと宇宙人」を書いてたら途中で多忙になったのでまた後日。今回は週間日記を更新します。
アーカイブは第二期連載も最終回前。1998/12/12『友達』(http://runjuku.yu-yake.com/simpleVC_20090301000408.html)です。
では、週間日記部分からです。

●2月
16日(月)満帆太田店でラーメン~尾島ベイシアでキャネット2袋
17日(火)何度も途中で寝てしまった自宅映画黒澤+三船『生きものの記録』観了~OG・Sさん、新婚旅行のお土産もって登場~塾
18日(水)耳がまた不調になったので耳鼻科に~昼・四華郷で醤油ラーメン+餃子セット750円~塾は後期倍率確認や対策~自宅映画、増村保造+関根恵子『遊び』は、いやあ、やっぱりすごい。あんなにチープなのになんでこんなに圧倒されるのだろう
19日(木)午後、Mixi経由Tさんにいただいた菊芋を植える~晩、尾島・松よしでタンメン
20日(金)確か雪が降ったが、写真撮る間もなくとける~同級生M君宅にOB・I君と行く
21日(土)競馬をはさみ一日中仕事
22日(日)まず、調べた北与野のラーメン屋が昼休みというハンデにめげず、コクーン新都心内・尾道岡本屋*で醤油ラーメン~Hさん夫妻とクラプトン+ジェフ・ベックは別記事に~ロイヤルホストでステーキを夫妻にごちそうになる~弟の職場に寄って便乗帰宅

【カウンター09】
ラーメン4/26(*1/11) 他外食1/3 アウェイ飲み1/4 ライブ1/2 自宅映画2/6

だんだんあったかくなってます。
自宅サッカーがゼロですがUEFA.COMに入会したら、かつてのチャンピオンズリーグやらユーロやらもみられるので、プラティニとかファンバステンとかみたりしてました。ゲームがダイジェストなのもかえっていいです。今週はリアルタイムの大会が始まったのですが、まだ1ゲーム半しか見てません。

さて、時間もないので週間日記だけで十分と思ったのですが、さっきアーカイブの『友達』を読み直していろいろ考えたので少し書きます。
これはラスト前にと思っていた内容で、最後に出てくる言葉、「こんなヤツいませんよね」を与えてくれたOB・S君の、昨年秋の結婚記念には、この記事の真ん中にS君の高校時代の部活写真を挿入したのをプリントして贈りました。「友だち」は中高生だけにとってでなく、中年でも高齢者でも大きなテーマです。

記事にも書いたように今も中高生の話をきいていると、やっぱりこの世代にとっての「友だち」は違うんだなあと思うことが多い。これは、時間の観念について考える時に衝撃だったのでよくおぼえている毎日の読書欄で読んだ保坂和志の短文;オリジナルはないので私の06年12月5日のブログから引用すると、

 中学校時代の日記が出てきて読んでみたら友だちがどうしたとかそんなことばかり書かれていて、そのこと自体もそうだが、それよりそのことをまったく忘れていたということの方が驚きだったという文

の例もあるので、自分自身も中高生の頃はもっと友だちがどうしたとか考えていたのかも知れません。ただ、よく思うのですが、最近中高生に人気の歌に「友情」をテーマにしたものが多いような気がしているのです。

そんなことを思っていたら、Mixiの右側に湘南乃風という人たちの『親友よ!』という歌が出ていたのできいて、ついでに映画の主題歌だというので予告編もみてみました。歌詞はよくききとれませんでしたがよくあるヤンキーの昔話のようで、この人たちの曲は何度かFMできいたことがありましたが、これも思いのほか転調やブリッジの部分にききどころがあり、6分間最後まできくことができました。

それで、こうやって「友情」の歌が多いことを考えていると、ここでも「市場」の影響を考えてしまったのです。

中高生が友人のことを話していて、「でもそんなこと、あいつにはいえねえよな」(うん、うんと肯く)、というシーンはよく見かけます。そしてどちらかというと私は、そう言い合うやつらほど、実際は健全な友好関係を持っていると思うのです。

実は昔から、「何でも話せるのが友だちだ」とか「一番大切なのは友だちだ」というのはちょっと違う気がしていて、実際に高校くらいの時、「○○の"友達意識"っておれどうも苦手なんだよな」などというまわりのやつの言葉もけっこうありました。
何だろう。思えば大学の時にいっしょにバイトした台湾の人なんかも「友だち」っていってたし、われらよりずっと前の世代、旧制高校の寮歌なんかになるとけっこう友情を礼賛している気がするし、これはわれら世代に特有のものなのかも知れません。そういえばふと、雑誌「SPA!」で、なぜか踊らないSPA!世代という記事を読みひざを叩いたおぼえがありますが、踊ったり、友だちだっていったりするのが苦手な世代という気がします。

少し話がずれました。「友情」の歌と「市場」です。
今の子どもは人間関係が希薄だとよくいいます。「友情」の歌が響くのがそれが足りないからだとしたら、確かに今の子どもは「友情」から遠いともいえるでしょう。
けれど、「友情」の歌と「市場」と「今の子ども」を考えた場合、そうではなく、「求める友情の質」が変わってきているのかも知れないと思ったわけです。

これにはおそらく、今調べたらちょうど10年前に出た小谷野敦『もてない男』の議論が影響しています。記事『友達』の登場人物たちの何人かにも、これおもしろいぞと貸して、まあ、その反応はいろいろでしたが、内容をおおざっぱに要約すると、確か「ユーミン教祖」その他のばら撒く恋愛至上主義のおかげで「もてない男」はいわれなき苦境に立っている、もともと恋愛なんてもんは一部特権階級のものだった、というようなところでしょうか。

もちろん、確かあとがきでこの本を「エッセイ」とした著者は、それだけにとどまらないひねった構成に仕上げていますが、よく「市場」にたとえられる「恋愛」の構造は、そのまま「友情」のあり方も支配してきているという、そういう気がしたのです。
よりよくなるために「理想」は必要。でも、「理想」が市場的、自由競争的な「勝利=富」に置き換えられたなら、それは「理想≒勝利=富」を享受できないことに無力感を抱く、負けてはいないはずの「敗者」を産むだけかも知れません。
「友だち」に「勝ち」も「負け」もない。ただ“友だち”がいるだけのはずです。

すみません、たわごとがまとまりません、春が近いからでしょうか。
風呂に入ってチャンピオンズリーグをみます。

(BGMは imeem から、サイモンとガーファンクル Old Friends、シンプリーレッド Holdin' Back The Yaars、キャロル・キング You've Got A Friend など)

今回の食べ物は自宅食、最愛のうどん高柳製麺。
鍋は物心ついたときから家にあるアルマイト。つゆには味覇入れました。
釜揚げで食べるのはあと何回か

02/20 12:50

菊芋は10センチ深

02/19 16:06

穴掘ってたら集まった二名。何しようとしてるのかは知らない

02/19 16:03

ブラウン管にはメモも貼れるしティーも乗れる。何みてるのかは知らない

02/19 15:14
コメント (2)
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