しこたまらいふ

大谷翔平と大滝詠一の生まれた岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

日本料理 新茶家 で秋の食を楽しむ会2

2019-11-17 | 奥州市・北上市のごはん
 
向付 ひがしもの鮪 甘鯛昆布〆 土佐煎酒

生のマグロならではの食感と香。脂も程よく乗っています。甘鯛は、煎り酒をすこしつけて甘さを引き立たせていただきました。
 
月見仕立て丸玉 すすきいんげん 粟麩 白髪ねぎ

月に叢雲、ススキに見立てたいんげん。
いやはや、一点の濁りもない澄み切った腕。丸のうまみを十分に味わいました。今回の食事で一番だと思います。素晴らしい!
 
短角牛 初茸旨煮 万願寺 銀杏 渋皮味噌

赤身のうまさをしみじみ味わわせてくれる一品。
今朝採ってきたばかりの初茸、香ばしい銀杏、万願寺に栗の渋川味噌をつけていただきます。秋の豊かさをしみじみ味わわせてくれる。
 
炊合せ 子持鮎ゆば巻き 白ずいき 天然きのこ

サクラシメジ等の旨味が出汁と混然一体。
これは、なかなか都会にいては出会えない味わい。
遠くからでもこれを食べにくる価値ありです。
 
土鍋とおかまでササニシキを炊きます。
微妙なニュアンスの違いを楽しみました。
 
箸休め 嶽きみ冷すり流し 山椒 花穂

やはりお出汁がうまいとそのベースの上に乗ってる料理はすべて美味しくなってしまう。
丁寧に作られたキミのすり流し。ピリッとした山椒とシソの花。
 
ご飯 はらことじゃこ ぬか漬け

止め椀の写真は、撮り忘れましたが、天然キノコがたくさん入ってました。

はらこは、かるい味付けでササニシキの新米によく会います。もちろん皮は、微塵も感じられずうまいのなんの(^^♪
 


水物 山地酪農牛乳ソルベ 梨 シャインマスカット

本日の食事を締めくくるデザート。
この掛けられているほうじ茶のジュレが、ちょっとショウガ味。
甘いばかりではないところが面白い。
 
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日本料理 新茶家 で秋の食を楽しむ会1

2019-11-17 | 奥州市・北上市のごはん

ときどきいろんなところで紹介していたのですが、多くの方から

☆自分だけおいしいのを食べてズルい
☆俺も連れてけ

とか言われておりました。そこで10月に食事会を料理一万円(税・サ別)で開催したところ11名の方にご参加いただきました。

新茶家さんは、江刺の老舗料亭ですが、個人利用がなかなか難しい感じがあって、入ったことがない人が多いようです。調理を担当する料理人さんは、京都の瓢亭で修業をしてきた方で、瓢亭の得意料理も時々顔をみせますが、地域の食材をうまく使って、自分独自の料理を作っています。これからがますます楽しみです。

 




 

先付 焼無花果の風呂吹 胡麻味噌

イチジクは、形が崩れる寸前まで火が通り柔らか。
ゴマ味噌の香りがイチジクの甘みを軽やかに引き締める。
上に乗せられたアラレの食感の違いも楽しい。
 
 
先付 菱蟹 焼茄子 オクラ 菊花ジュレ

軽い旨味の菱蟹のむき身と香ばしい焼き茄子の上に叩いたオクラと菊の花のジュレ。
これから供される料理に期待を持たせてくれる一品。

 
八寸 みず菊浸し 鯖千枚すし 鮟鱇煮凍 網茸みぞれ 鮎一夜干し 小芋あられ 月見玉子 焼栗みつ煮

いつもながら感心する八寸。ちいさな器の中の一品一品に手間が掛けられ心が込められている。
食する人たちもひとつ一つ丁寧に味わうのはもちろんだ。
満月に見立てた玉子に紅葉。鬼灯や小芋、栗。秋はよいなあとしみじみ思わせてくれる。

 
むかご 唐墨の飯蒸し

ご馳走尽くしの中で、ホッと一息。
素朴なむかごの味に、リゾットを思わせる蒸し飯。削られた唐墨。甘く香るわさび。
 
 
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