小説家や絵描きなどに求められるのは「理性」であり「狂気」ではない。
「狂気」とは何か?
俺は「狂気」とは『命令ミス』による『精神的な故障』と考える。
「狂気」は『間違った命令』から産まれる。
コンピュータも人間も基本的には「命令」を忠実に遂行したがるが、「間違った命令」は「命令」そのものが間違えているから絶対に答えなんかでない。
コンピュータなら間違った命令を与えられたら当たり前のようにバグる。
それと同じように、人間の狂気とは間違えた命令を与えられたコンピュータがバグった状態と同じようなモノだと俺は思う。
カンタンに言うならば、狂気におちいる人間は「どうも融通がきかない」。
ようするに馬鹿なのだ。
では、「理性」とは何か?
間違った問題を「あぁ間違えてる」と気づける性能だ。
『創作活動』に必要なのは理性のみである。
自分の身を狂気に浸す必要性などどこにもないし、狂気を売り物にするのは「間違えた問題から導きだした間違った答え」を嬉しそうに世間に公表する行為に等しい。