墨汁日記

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黄色い通勤電車

2006-02-19 13:10:31 | 日常
 西武鉄道の西武多摩湖線はローカルな路線で、中央線の国分寺駅と萩山駅の間をいつも行ったり来たりしている。気がむくとたまに西武遊園地まで足をのばす。多摩湖線の車両は4両編成で、車体の色はまっ黄色だ。

 多摩湖線が走る小平市なんて特になにがあるわけでもない。小平に用事のある人。通勤、通学、あるいは地元の人ぐらいしか多摩湖線を利用しない。
 利用客の少ないおかげで多摩湖線の車内はいつも空いている、シートに座れなかったことは一度もない。
 多摩湖線が混むのは西武ドームで大きな試合でもあって、その観客が一斉に帰路につく時ぐらいだけなんじゃなかろうか。

 夕方はわりと多摩湖線も混む。
 学校帰りや仕事帰り、帰りの人達がよってたかって、これでもかと多摩湖線に群がる。みんな、おうちに帰りたいんだねと思う。なにを隠そうこの俺もその一人で、家に帰りたい一心で、毎日多摩湖線を利用している。

 俺が乗る国分寺行き多摩湖線は、夕方になるとなぜか先頭の1両目だけが混みだす。1両目以外の他の車両にはまだぜんぜん余裕があって、乗客がみんなシートに座ってもまだシートはあまっている。わざわざ立っているのは物好きな人ぐらい。
 1両目だけが混む理由は、終点の国分寺駅のホームの構造にある。
 国分寺駅では、西武多摩湖線のホームへ出入り出来る通路がひとつしかない。下手にケツの4両目なんかに乗ると、長いホームを歩いてからでないと改札までたどりつけない。みんなホームをダラダラ歩くのが嫌だから一番改札に近い位置に停車する1両目に乗るのだと思う。

 だが、俺は1両目には乗らない。
 だいたい乗るのは、3両目か4両目だ。
 混んでいるのがイヤという理由もあるが、いつも乗り降りしている駅の北側改札からだと4両目が一番近い車両になるのだ。1両目に乗ろうと思ったらホームを歩いて1両目が停車する位置まで行かねばならない。
 どうせホームを歩かにゃならんのだ。だったら、どこの駅で歩いてもさして変わりはない。なら、わざわざ混んでいる1両目に乗る必要はない。
 それに、俺がその先に利用する中央線は、ほぼ5分おきぐらいに国分寺駅に停まる。朝みたいにあせって乗り継ぐ必要もない。

 電車通勤も簡単なようでいて以外にコツがある。
 先を読む目がないと電車に乗り遅れる。


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