飲んだら寝る

　あー、今日は良く寝た。
　あーもう昨日の事か。昨日は良く寝た、これからまた酒を飲んで寝直す。
　
　土曜の夜から、飲んで寝て起きたら飲んで寝ての繰り返し。
　思い返せば、土曜日は夕方４時に帰宅して、すぐに飲みだし７時には寝てしまった。
　目を覚ましたのは土曜の深夜というか、日曜の明け方。２時過ぎに目を覚ましてコンビニで酒を買い飲んで明け方の６時に寝る。
　次に目を覚ましたのは、日曜の朝１０時、リビングでは増刊されたタモリが歌い踊っている。
　自室でグダグダとのたくっていたら、知人から「天気も良いし遊びに行こうよ」とお誘いの電話がかかるが、どうせオタクの友人と遊びに行っても、薄暗い店内かゲーセンだ。天気なんか関係ない。それを断ってスーパーおおたに買い物に行く。
　おふくろに牛乳３本のお使いを頼まれたのでついでに買う。５００ml のビールを４本と、特売のワインを１本、それに牛乳３本なので、レジ袋は重みで引きちぎれそうで手は抜けそう。
　昼飯は、昨日食わなかった分の夕飯がド～ンと登場する。パスタにみそ汁。キュウリに豆腐にトマト。たいして活動していないので全部食ったら腹がはりさけそうになる。
　昼飯を食ったら、昼酒を飲み、夕方の４時に寝る。
　
　最後に起きたのは日曜の夜の１１時。今はその起きた続き。晩酌しながらコレをタイピングしている。もうじき寝直す。
　もし、俺の生まれた事になんらかの意味があるとするなら「飲んで寝る事」だと理解しよう。そして、労働でグタグタになり寝るしかない休日も、休日に「飲んで寝る」ための金を得る為の労働だと理解しよう。
　俺は特別な人間ではない。たいした才能も情熱もない。全くのただの男だ。
　そういう事を思い知れた、良い休日であった。