とどカレー

　今日、うちの店にいる北海道出身の学生バイト君が、自分の母からのおみやげですと、とどカレーを持ってきた。カレーで受けをねらってどうするとも思うが、そんなカレーを息子に送る母の愛も嫌だ。彼の母は受けをねらって息子にとどカレーを送ったんであろうか。
　店内での評価は最低。女の子にキッパリと「まずそうですね。」と言われていた。

横濱カレーミュージアム　レトルトカレー通販ショップ・ネットマサラヤ

今日の夕食

　今日の夕食は、インスタントラーメンとご飯とツナ缶。おふくろが留守なので夕飯ができていないのだ。
　それに、サッポロ黒ラベル一本と鬼ごろしを少々。

わー

　我のやまと言葉は「わー」だ。それが、俺とか私になった。たぶん、倭国に来た昔の中国の人は日本人が、ここは「わたし（達）の国」だと言ってるのに勘違いして倭国だと思ったんだろう。
　
　自我はあるのか。そんなこと知らん。あんまりつきつめると、俺には言葉遊びになる。言葉遊びと精神的ダイブとは違うはずだ。俺はまごうことなき無知な労働者だ。

　せいぜいのとこ無知の知ぐらいが俺の限界で、だからこそ彼に期待する。

まるめ

　俺は二年半ほど、まるめを人と反対方向に丸めていた。班長には笑われたが、特に誰からも注意されなかったので、自己流の丸めで通していた。
　しかし、今度の店の店長は、「その丸め方を直せ。」とハッキリ言う。注意されたら直す。俺は素直だ。ただ、誰も注意しなかったので、これでいいもんだと思ってただけだ。駄目なら直す。

　しかし、逆が正転の俺にとり、正しい丸めはチャリのこぎ方が逆になるようなもんだ。苦労したが、最近やっと昔のスピードで丸められるようになってきた。

　そして、思う。このほうが、正しい丸め方のほうが丸めやすいな。特に大玉は確実に丸めやすい。店長は正しい丸めができるようになってきた俺に言う。

「本来、欧米では日本と丸めが逆なんだ。でも、前の内山の丸めは単なる自己流だ。」

　職人は本当に合理的な生き物だ。やりやすい方法というものを良くこころえている。