東の空、ゆっくりと 緞帳が開くように雲が薄れ 朝の光が広がる。
今日、当地の日の出時間は 6:40分台。夏の頃に比べると3時間ほども遅い。
さらに、これから来年の1月初旬まで、夜明け時間が日に日に遅れて行きます。
カメラアングルは、室蘭市 崎守埠頭から白鳥大橋越しに眺める東の空の
光景です。
有珠湾、荒れる日もあるだろうが、いつ来ても湖と見間違えるほど波静か。
静まり返る海面を進む小舟の舳が、柔らかな波の輪を湾内に描き出す。
気温が下がった穏やかな朝。規模は小さいが、海面を'けあらし'が霞める。
有珠湾は道内有数のオオハクチョウの越冬地。
もう暫くするとオオハクチョウを含む数種類の渡り鳥が飛来する。
先駆けなのか、アオサギが一羽、岩の上で置物のように羽を休める。
湾の沖合では 鮭の定置網漁が行われている。捕獲した鮭を満載した漁船
が接岸。船内から鮭を陸揚げしている作業風景です。
光芒が雪雲の合間から、神秘的な光の帯を放射状に初冬の噴火湾に放す。
11月に入り、兆しがあったが本格的な光芒を見るのは 今シーズン初めて。
光芒は、秋の澄み渡る空より、今の時期のように大気中に浮遊する微小な水滴
が 太陽光を散乱させ出現する。これから真冬にかけて、毎年 繰り返される季節の
歳時です。
カメラアングルは、室蘭市 崎守埠頭から光芒を放す初冬の空の光景です。
当埠頭は、アニメ名探偵コナンの劇場用の映画第8弾「銀翼の魔術師」に登場。
コナンが乗ったジェット機が緊急着陸した場所。埠頭には、迫り出した桟橋は無
く横に長く広い。倉庫やクレーンなどを取り除けば、作者が滑走路としてイメージ
したのも分かる気がする。普段は、釣り人の釣竿が林立する ローカル色の漂う
埠頭です。
外は、昨夜から降った雪が薄っすらと庭に積もる。今シーズン 2回目の積雪。
風除室内で、ゼラニュームが花を咲かせています。このゼラニュームは四季咲き、
花色が好みで、株を挿し木で更新しながら 長年付き合っているゼラニュームです。
小さな純白の花と小さな葉を密生させるパコパ。毎年春になると苗を購入。
当地の冬は、外で越せないので 鉢植え栽培。10月の中旬、伸びすぎた茎を
刈込み、屋内に撮り込む。
環境が異なるため一時、花数を減らしていたが、再び花を咲かせ始めました。
ナスタチューム、和名では、葉が蓮の葉に似ている事から金蓮花。
利用したことは無いが花も葉もエディブルフラワー、確かに葉を摘み取るとき、
辛い香りが清々しい。
我が家の庭では、毎年育てている定番の花。秋口に種を採取した後、株を
整理しているが毀れ種が発芽、鉢に取り上げて、風除室内で栽培した金蓮花
が、先日から花を咲かせています。
雲間から柔らかく淡い太陽光が、薄っすらと斜線を描くように長い日射しを
初冬の空に放す。カメラアングルは、室蘭港 崎守埠頭の上空の光景です。
2日前にも出現。今日も 長く尾を引く雪雲が、海上で雪を降らせながら
足早に東の空に流れて行きます。
室蘭港の外防波堤に、強い西風に押され 打ち寄せる波が砕け散る。空に
流れる雪雲も、強く噴き出す西風に千切れ飛ぶ。
当地では、間もなくしますと冬本番。この季節は、空と雲が様々な光景を見せてくれます。一日中
眺めていても見飽きない程です。
日射しを遮りながら通過する雲、空模様は次から次へと変化します。踏ん切りがつかず撮り込みに
は、2時間ほど要しています。
港内の東側には、初冬色の青い空が広がり、軽やかに雲が流れる。全天
を見回すと、南西の空には雪雲が流れる・北西側の空はグレー色に覆われる。
それぞれの空が、時間の経過に連れて大きく変化する 変幻自在な空模様です。
この時期 上空は低気圧の通り道。 祝津公園展望台から、刻々と変化する初冬
の空の光景です。北西の方向から吹き付ける強烈な風に、カメラを構える身体が押さ
れる。
風に運ばれ東の洋上に流れる雪雲が、初冬の日射しに照らさ白く輝く。天気予報で
は、道内の内陸部は雪模様。
噴火湾の沖合、水平線から雪雲が湧き上がるかのように見える。実際は、
流れる雪雲が海上で雪を降らせています。
雪雲の隙間から光芒が光を放す。絵鞆半島に佇む家並みに光のシャワー
が降り注ぐ。
祝津公園展望台からは、全天360°が見渡せる。東の方角の上空には、
初冬の青空が広がる。
遥か遠く繁殖地のシベリアから、今年もオオハクチョウの群れが幌別川に飛来した。
3,000kmの長旅。穏やかな日の飛行速度は60k、追い風で飛ぶ時は80kほど。さらに
気流に乗ると時速100kの速さで飛ぶと言う。当然だが、晴天の日ばかりはない。荒天の日
は途中 着地。この小さな身体で、さらに、幼鳥連れ。いったい何日かかって到達したのだろ
う。もっと小さな渡り鳥もいるが、何故か、オオハクチョウを見るたびに思う。
群れには、まだ 羽がグレーの幼鳥も混じる。3,000kmの長旅の疲れ
をゆっくり癒してほしい。オオハクチョウは、来年の3月、シベリアに 飛び立つ
まで、この川面で冬を越します。
今の時期、幌別川に飛来した オオハクチョウは20数羽ほど。本格的な
冬が訪れると、百数十羽のオオハクチョウの群れで 川面は埋め尽くされます。
オオハクチョウに混じり、マガモも羽根を休める。
マガモ。♂の頭部の羽色は、青色~緑色、光線を受けると鮮やかさを増す。
さらに、胸元の白輪のネックレス模様がオシャレな水鳥です。
マガモの♂と♀、見るたびに思う。夫婦・恋人同士なのか、何れにせよ、
マガモは仲睦ましい水鳥です。
近頃、寒さが増して来た。当地より、さらに寒い北の土地から南下して来た
のだろうか?マガモの家族。オオハクチョウの群れと共存するように餌を求め啄
む。初冬の穏やかな陽だまりの一コマです。
昨日まで雪を降らせていた低気圧は、遥か東の洋上に遠ざかる。
今日は一変、朝から穏やかな初冬の空が広がる。追直漁港は、市内の中心街
から車で走ること2~3分。漁港の周辺には自然が色濃く、街に隣接している事
を忘れさせるほど、風光明媚な漁港です。
イカ釣り漁船の集魚灯が朝日に輝く、沖合はスルメイカの良漁場。出漁に
備えてえて岸壁に停泊中です。
漁港の一角で、秋鮭を豪快に半身にした天日干し。
日射しを受けて、サーモンピンク色に輝いている。
太陽光に照らされ、潮風にさらされ、程よく乾燥した ” 鮭とば”。鮭の旨みが
濃縮され、そのまま千切っても 火に軽く炙っても、なにしろ 旨い!!。秋鮭の
天日干しは、初冬の風物詩です。
柔らかく光を放す夕日を遮るように、雲が横に長く尾を引く。さらに、遥か
遠く噴火湾の水平線に低く たなびく雲が、夕日を受けて淡く輝く。穏やかに暮れ
ていく 西の空の眺望です。
日の入り時間が、早まっている。今日、当地の日の入り時間は16:20分。
カメラアングルは、室蘭港の北防波堤越しに望む西空の光景です。
室蘭港に夜の帳が下りる。イルミネーションと主塔を照らすスポットライトで
縁どられた白鳥大橋が、漆黒の海面に光の影を映し、夜空に浮かび上がる。
白鳥大橋は、全長1,380m、主塔の高さは140m。東日本最大の吊橋です。
イルミネーションとスポットライトの電源は、橋のたもとに設置されているエコー
風力発電で発生した電力が供給されています。
噴火湾の水平線を覆い隠すように、雪雲の帯が東の空に流れる。室蘭岳
の裾野、標高200mほどに広がる牧草地からの冬空の光景です。
この牧草地一帯は、風のメインストリート。今日も、北西の方角から季節風
が容赦なく吹き寄せ、通り過ぎる。