グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

繁殖地へと飛び立つ・・・

2024年03月29日 | 室蘭・野鳥&水鳥


市の郊外、この海岸は 数多くの渡り鳥の中継地です。列島の各地で冬を越していた水鳥、
遥か彼方の繁殖地に戻る途中での降り立ちです。



ヒドリガモやクロガンなどがのんびりと羽を休めています。

ヒドリガモのつがい。オスの頭部は、額から頭頂がクリーム色で他は赤茶色。メスは、
頭部から尾羽まで全体的に地味な彩の水鳥です。



磯の一帯には、水鳥の餌となる海藻や魚貝類が豊富。これから4月初旬頃にかけて、
北の繁殖地に向かう 水鳥たちのエネルギーの補給基地です。



ウミアイサ。オスの派手な色合いと、冠羽が特徴的な水鳥です。



この時期の磯は渡り鳥が主役
本来は、一年を通し 黄色の嘴の先端に赤色のアクセントを付けたセグロカモメが、
この磯の主です。



コクガンの群れも羽を休める。コクガンは、国の天然記念物に認定されている水鳥です。
周辺の海域はコクガンの好物の海草や海藻が豊富。


  
コクガンは、頭だけ海中に 逆立ちの体勢で海草などを食べます。

二羽、横並びでの逆立ちです。


   
列島各地で冬を越していた水鳥たち、遙か彼方の北の繁殖地を目指して飛び立つ季節が
到来しました。  

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福寿草の花が咲く季節が到来・・・

2024年03月26日 | 室蘭・四季の野花&花木


隣町の郊外に広がる畑作地帯からの眺望です。左側から有珠山と昭和新山、遥か遠方には
山腹から頂にかけて残雪を抱く羊蹄山を望む。

山の裏側は支笏洞爺国立公園の一角、雪解け水を満々とたたえる 洞爺湖の湖面が広がる。



雑木林の林床では、福寿草が 早春のこぼれ日を浴びて花を満開に咲かせています。

毎年の事ですが福寿草の花を見ると、新たな季節への息吹を感じる。




蕗の薹、花の蕾がぎっしらと・・・。
福寿草の花と競うかのように、春が来たことを知らせてくれます。



今年は、カケスと頻繁に出会う。好物の餌のドングリが豊富のよう

カケスは、ドングリなどを地中に隠す貯食の習性がある。春になると、土をほじくり返し
地中に隠していた餌を掘り出す。このカケスが行う仕草も早春の一コマです。


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3月の朝景色

2024年03月23日 | 室蘭の景色


近ごろ季節の移ろいが足踏み状態。一方、今朝は気温が平年並みの暖かさに戻る。
あわせて、撮影の時間帯には風がピッタと吹きどまり海面は水鏡状態。
カメラの立ち位置は、室蘭港の入り口付近に位置する 「エンルムマリーナ室蘭」
近傍からの朝景色です。




陸に保管されていたプレジャーボートが、クレーンで吊り下げられ海上に・・・。



港の外は噴火湾の大海原、プレジャーボートが沖合の釣り場に向かい舵を取る。



道内では数少ない通年型のマリーナ。陸に約140隻、海上に50隻ほどを保管する
プ レジャーボートのキープハーバーです。

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季節が春へと動き始める・・・

2024年03月21日 | 室蘭・四季の野花&花木


3月も下旬、日ごとに太陽光が強さを増し始める。つい先日まで、室蘭岳の裾に広がる
一面 雪に覆われていた牧草地が姿を現しました。



福寿草の蕾、競うように厚く積もった落葉を押しのける。今のところ開花している株は
わずかですが、今週末にかけ満開になりそうです、



雪解けが始まる‼  室蘭岳の中腹を水源とする河川、途中 幾筋もの地下から湧き出る
雪解け水を集めながら噴火湾に流れ下る。



エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)も花を咲かせ始める。鮮やかな黄色の花と若草色の葉
との対比がが清々しい、水辺に自生する早春を代表する植物です。

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淡雪が降る

2024年03月16日 | 室蘭の景色


昨夜の夕刻から降り出した雪、今朝になって降り止む。すっかり雪解けが進んでいた、
周辺一帯が再び白銀の世界に変貌しました。
     



朝日が射し込む雑木林の林床。クマザサや木々の枯れ葉と、雪の対比が目に清々しく
映り込む。




撮影時に気温が上昇、木々の幹枝に積もっていた雪が解け雫となって散り落ちる。
午後になると、日陰の雪を除き 積もっていた雪はすっかり消滅。春先の淡雪が見
せてくれた雪景色でした。

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季節は早春へと・・・

2024年03月15日 | 室蘭の景色


室蘭岳の裾野に広がる牧草地から、一挙に雪解が進み 冬枯れ色の牧草が 雪の下から
姿を現す。一方、そよぐ風は冬の冷たさを残す「早春賦 ♪♪  」の歌詞の冒頭そのまま
のような陽気です。                                     



福寿草が咲き始める、昨年に比べて一週間ほど早め。厚く積もる落ち葉をはねのけ、
花を咲かせる福寿草は、山野草のシーズンの開幕を知らせてくれる「春告草」です。




カケスは、独創的な囀りから想像できない、彩をした羽を装う野鳥。
特に、翼の一部にある 青白色の格子模様が一際鮮やかです。



日毎に雪解けが進む、森の中を流れる小川の流れに早春の兆を感じる。

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南から北へ 渡りの季節です

2024年03月13日 | 室蘭・野鳥&水鳥


噴火湾沿岸や、さらに列島の南の地域で冬を越していた水鳥。3月も中旬になると、
秋に飛来して来た渡りのルートを逆戻り、遙か北の繁殖地へと飛び立ち始めます。
市の郊外の磯は渡り鳥の中継地、今年も数種類の水鳥が南の地域から飛来し始めて
います。


 



一帯の磯は、水鳥の餌となる海藻などの水生植物が豊富。



ヒドリガモ(緋鳥鴨)、雄鳥と雌鳥がいつも行動を同じくする。手前の頭部が茶褐色
なのは雄、地味な羽の色をしているのは牝です。



マガモ、この餌場が気に入っているのか毎年飛来する常連です。



マガモとヒドリガモ、ここまで仲の良い水鳥は他では見かけません。



コクガンの群れも羽を休める。コクガンは国の天然記念物に認定されている水鳥です。
これから、道内の沿岸の餌場に降りたちながら北上、遥か彼方の繁殖地のユーラシア
大陸へと飛び立って行きます。                                                

                       


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潮の香 漂う追直漁港

2024年03月09日 | 室蘭の景色


追直漁港は、太平洋の大海原に突き出る風光明媚な漁港。特に冬の間は北西からの季節風
が吹きつける。一方、今日は風もなく太陽光が降りそそぐ、穏やかな天候に恵まれました。


沿岸で操業する、小型漁船の船溜まりからの眺望です。
防波堤の上に漁網にかかったヒトデが、自家菜園の肥料用として天日干し中です。



噴火湾を隔てて37kmほど、対岸の渡島半島に君臨する蝦夷駒ヶ岳を望む。



漁港内では 毎年の恒例、シノリガモやクロガモが のんびりと越冬中です。



追直漁港の沖合。橋で繋がる漁業設備を備えた人工島から測量山方面を望む。
想像し難いでしょうが、海からそそり立つ断崖の内側には 室蘭港や市街地が
広がっています。

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繁殖地へ 北帰行まぢかです・・・

2024年03月07日 | 室蘭・野鳥&水鳥


道内では海岸線に沿って白鳥や水鳥の越冬地が点在しています。その一ヵ所、
登別市の郊外を流れる幌別川でも、今年も50羽ほどのオオハクチョウや数
種類の水鳥がゆったりと羽を休めています。




未だに純白の羽が這い揃っていない幼鳥、両側を成鳥に守られるように川面を泳ぐ。
一説によると、オオハクチョウは親子単位で行動するとの事です。



オオハクチョウが羽を休めている場所は、幌別川が太平洋に注ぐ河口付近。
河川を跨ぐ国道やJRの鉄路が・・・  さらに、川の両岸には家々が立ち並ぶ。

幌別川は、北側に広がる山塊を水源とする流れの緩やかな清流。葦が茂る川岸や川洲は、
水鳥や野鳥の絶好の生息地です。



オオハクチョウと越冬中のキンクロハジロ、白と黒のツートンカラーに金色の
眼がよく目立つ快活な水鳥です。
オオハクチョウと時期を合わせ、あと半月ほどすると再び3000㎞ほど離れ
た繁殖地のシベリア方面に向かって飛び立ちます。


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シーズンおまけの雪景色です・・・

2024年03月03日 | 室蘭の景色


2日間ほど強風を伴い雪が降る。降雪量は多くありませんでしたが、雪解けが進んでいた
周辺一帯が再び銀世界に変貌しました。



この場所は、風が吹き抜ける丘の上に広がる牧草地。風に運ばれてきた雪が波打つように
降り積もりました。



帰路、町の公園の一角にある小さな池に立ち寄る。池の縁では、クレソンが芽吹き始める。
今朝は氷点下2℃と強く冷え込む、湧き水がコンコンと流れ込む池は、凍結する事はなく
周りの景色を水面に映し出す。

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