グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

薫 風・・・

2023年05月30日 | 室蘭の景色


牧草地の上空に数日ぶりに、5月の爽やかな空が広がりました。
室蘭岳の裾野、標高200mほどの場所。一帯には広大な牧草地が点在する。我家から
車でわずかな距離、四季を通して度々 足を運ぶ場所です。



セイヨウミヤコグサ(西洋都草)、農道沿いの草むらで独創的な花を咲かせ始める。


       
道すがら、朴の花が目に飛び込む。
朴は高木で葉が大きい事もあり 撮影は少々困難。どうにか撮影した一枚です。 

        



ウグイス、もう少し派手な羽の色を想像しますが 至って地味。
繁殖期の雄の囀りは際立ちますが、雄と雌とのは区別がつかない色合いの野鳥です。


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Re.五月の庭に咲く・・・

2023年05月28日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


近ごろ気温が高めに推移 その影響か、庭の多年草も例年より幾分早い開花。
シコタンソウ(色丹草)も2~3日前から、白い花弁に赤と黄色の斑点が入る可愛らし
い花を咲かせ始めています。花の径は、僅か1cm足らずで草丈も10cmほど。元々
の自生地は高山帯、岩礫地や砂礫地に自生する高山性の植物です。                                  


 
アジュガ。別名は、西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)と優雅な花名を持つ。          
乾燥・湿気・日陰などあらゆる環境にもめげずに生育する耐寒性常緑多年草です。     



アケボノフウロソウ(曙風露草)。2~3日前から開花、今年は、例年に比べて花付きが
旺盛です。



トキワハナガタ(常盤花形)。
花はピンク色で5弁、5cmほどに伸ばした細い花茎の先端に、10数個の小花を束ね
ドーム状に咲かせています。
臙脂色の細いランナーを旺盛に伸ばします。先端に付けた子株を切り取り地中に軽く挿
すだけで発根、たやすく株を増やすことが出来る多年草です。        



シラー カンパニュラータも吊り鐘に似た花を咲かせ始める。



イワカラクサ(岩唐草)。毎年、開花を楽しみにしている花の一つです。淡紅色の小花を
満開に咲かせています。   



カーペットカスミソウ、正式な花名は オノエマンテマ。花の径は1cmほどと小さい。
さらに、花弁には 赤紫色の筋状のアクセントが入る。花色と葉のコンビネーションが、
清々しく目に映る植物です。                
(5/30 画像更新しました)
                   

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新緑の絵鞆半島を行く・・・

2023年05月26日 | 室蘭・四季の野花&花木


マスイチ浜の直ぐ西側に位置する景勝地ローソク岩。右の断崖は海からほぼ垂直に
そそり立つ標高154mの通称ボンズ山。断崖の稜線では、ヤマツツジが花を咲か
せています。




展望台からは約100メートルほど離れた断崖の稜線部、人が全く近寄れない場所で
ヤマツツジが花を咲かせています。



純白なコンロンソウの花が、道路の両脇を縁取るように咲き誇る。



沿道は野鳥のさえずりが絶えません。ゴジュウガラが、道脇の切り株の上に止まる。

木々が道路上にせり出す新緑のトンネルの中を行く。



絵鞆半島を東西に走る道路の最西端は絵鞆岬。噴火湾に突き出す展望台に立つと、
室蘭港の入口に浮かぶ大黒島を前景に、遠方の山々の眺望が目の前に広がります。

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マスイチ浜の散策路を行く・・・

2023年05月24日 | 室蘭の景色


マスイチ浜の展望台からの眺望です。奇岩が連なる海岸線と追直漁港を前中景に太平洋
の大海原が果てしなく広がる。一帯は市内は元より北道道を代表する景勝地の一つです。



散策路沿いの藪の中でエゾカンゾウが花を咲かせ始める。

マスイチ浜の展望台を後に、両側を古木が鬱蒼と生い茂る、アップダウンが続く散策路
を行く。
         
画像からは想像つかないでしょうが、散策路の片側は海からそそり立つ100m前後の
断崖絶壁が連なっています。





断崖絶壁で、エゾヤマツツジ(蝦夷山躑躅)が紅色の花を咲かせています。足元は海面
まで垂直に落ち込む断崖。足を踏み込む事がまったく出来ない場所でエゾヤマツツジは
自生しています。


厳しい環境の岩場に自生するエゾヤマツツジ。毎年 目にするたびに、力強い生命力に感動
を覚える。                



ヤマツツジが咲く断崖の下の海域は浅瀬漁場、行き交う漁船がスカイブルーの海面に鮮や
かな航跡を描く。

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今・庭で咲く花、咲き始めた花々・・・

2023年05月22日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


正式な花名はErinus alpinus、和名のイワカラクサ(岩唐草)の方が一般的な呼び名。
淡紅色の花径10㎜弱の小花を咲かせ始めています。



シコタンハコベ(色丹繁縷)、冷涼な気候を好むナデシコ科ハコベ属の多年草です。
白い小ぶりの可憐な花を咲かせます。花弁は5枚ですが、花弁が深く裂け10枚の
ように見える。さらに、緑白色の葉の上に雨の雫をよく載せます。



トキワハナガタ(常盤花形)。花はピンク色で5弁、5cmほどに伸ばした細い花茎の
先端に、10数個の小花を束ね 花を咲かせ始めています。
臙脂色の細いランナーを旺盛に伸ばします。先端に付けた子株を切り取り地中に軽く挿
すだけで発根、容易に株を増やすことが出来ます。        
        



アジュガ、冬の間も葉を枯らさずに、雪の下で越冬する極めて耐寒性が強い植物。
開花期を過ぎても、ブロンズ色の葉はグランドカバーとしても重宝で育て易い多
年草です。



カーペットカスミソウ、正式な花名は オノエマンテマ。
花は1cmほどと小さく、白い花弁に赤紫色のアクセントが入る愛らしい花を咲かせて
います。



アルメニア(マリティマ)の和名はハマカンザシ、優雅な花名を持つ多年草です。
この花は、我が家の庭に来てから30数年の永い付き合い。今年も、細い花茎の
先端に小さな花を総状に付けて咲かせ始めました。

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初夏の季節へと・・・

2023年05月19日 | 室蘭の景色



先日まで牧草地は、黄色のセイヨウタンポポの花で埋め尽くされていました。花が咲き
終わると、緑の牧草地は セイヨウタンポポの純白な綿毛の競演のステージに一変。



あとは 風まかせ 未知の場所に向かってテークオフ・・・



ヤマバトが行く道を先導‼ 羽の色が雉に似ることからキジバトの別名を持つ。




昨日の最高気温は、この時期にしては 稀な23、8℃。五月晴れの爽やかな陽気の一日。
例年 セイヨウタンポポの花が綿毛に変わると、季節は春から初夏へと移り替わり始めま
す。下の画像は 牧草地の縁に自生するフキ、大きな葉をそよ風になびかせる。 

                     (5月20日、一部の画像を差し替え追加しました)        
                       

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5月の庭に咲く・・・

2023年05月17日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



5月も中旬になると、庭で育てている草花が次から次へと花を咲かせ始めます。
今、庭で咲いている主な花々の画像を並べてみました。      
        


 
ミヤマオダマキ、ユニークな花を咲かせ始めました。こぼれ種は容易に発芽し株を増やし
ます。土壌や移植にとても強い耐寒性の宿根草です。



西洋雲間草(セイヨウクモマソウ)、流通名は紅小町。我が家の庭に来て20数年ほど。
今年も、紅色の花径2cmほどの小花を咲かせています。



雑草のコテング・クワガタも育てています。イヌフグリにどこか似ています。
白い花弁に青系統の筋斑と青い蕾。さらに、小さな葉とのコントラストが見事な雑草です。



当地では今がスイセンの花の時期です。




ムスカリ、小さな壺型で青紫色の花を房状に付け咲かせています。丸い花の上に雨の雫を
載せます、なぜ雫が載るのか・・・不思議です?



3種類のプリムラが咲き揃いました。
プリムラ・ジュリアンは先日投稿済。続いて今、プリムラ・ポリアンタと最終バッターの
プリムラ・ベリスが花を咲かせています。

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神社の境内に咲くツツジ

2023年05月16日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



本輪西八幡神社は、室蘭市の郊外の小高い丘の上に建つ。境内地の広さは約5000坪、
鬱蒼とした鎮守森に囲まれた神社です。


今、境内のツツジが花の見ごろを迎えています。市民からの「献木」で株数を増やす。
毎年、この時期になると20種類、約2000本のツツジが咲き誇ります。


深山の趣が漂う境内の一角、新緑の木々を背景に咲くツツジです。

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白根葵の花が咲く季節です・・・

2023年05月14日 | 室蘭・四季の野花&花木



近くの雑木林の中で、白根葵(シラネアオイ)が花を咲かせはじめました。
本来の自生地は亜高山帯。一方、北海道のように緯度が高くなると標高の低い場所
でも自生しています。
ちなみに、白根葵が自生するこの雑木林は海岸線から2km弱、標高わずか35m程
の平地部です。





白根葵の花色は淡い青紫色がほとんどですが、株によって花色の濃淡に違いがあります。



この林床では2株ほど太陽光の射し方で、わずかに紅を帯びるがほぼ白花の白根葵です。



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風薫る・・・

2023年05月13日 | 室蘭の景色


爽やかな5月の風がそよぐ家から2キロメートルほどの場所にある広大な牧草地からの
眺望です。





室蘭岳の裾野、標高300メートル付近の斜面に電力風車が林立する。

電力風車25基で合計出力は5万6,900kw。発電量は、一般家庭の約4万1,000世帯電力
消費量に相当。年間数万トンのCO2の削減効果が見込まれる大規模な風力発電所です。
              (一部のデータなどは、ユーラス伊達黄金ウインドファーム HPより引用)



道端に咲くハルザキヤマガラシと、牧草地内で目に止まった花弁が白色のスミレです。



一帯は広大な牧草地が点在する丘陵地帯。遥か彼方には噴火湾の大海原、一年を通して風
が通り抜ける場所です。

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