グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

晴れ間をねらって・・・

2024年07月31日 | 室蘭の景色


本州方面(東北方面)の梅雨明けと時期を合わせ、当地でも毎年恒例の
曇りや小雨が降るすっきりとしない天候の日が続きます。

今日も昨夜から霧雨が降り続いていましたが、午後になると降りやむ。
家から わずかな距離、小高い丘の上に広がる 牧草地からの眺望です。

農道沿いに生えるギンドロ(銀泥)の木。本来の樹名はウラジロハコヤナギ。
表は深緑で裏側が銀白色の葉をそよぐ風になびかせる。



コエゾセミ(小蝦夷蝉)、身体の大きさに比べて鳴き声が周辺に響き渡る。
エゾセミに比べやや小型の北方系のセミです。



オハンゴンソウ。明治時代に観賞用として、北米から国内に持ち込まれる。
繁殖力が強く草丈が高すぎるのが理由、今では野に飛び出し 方々で大群落
を作り花を咲かせています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨上がりの庭に咲く・・・

2024年07月28日 | 室蘭・四季の野花&花木


久しぶりに昨晩から今朝にかけて、まとまった雨が降る。庭の土が潤い、
 生気を取り戻した草花が清々しく目に映る。
日本の夏を代表する花と言えば山百合。凛とした花姿に加え、心地よい
香りを周辺に漂わせ花を咲かせています。



マーガレットが 今シーズン2回目の開花です。6月上旬ごろに 花後の刈り込みを行う。
それから、一ヵ月半ほどが経過 再び花を咲かせています。



4品種のギボウシを育てています。それぞれの株が徐々に花茎を伸ばし蕾を膨
らませ始める。
我が家の庭で、まず初めに花を咲かせるのは、流通名が学名と同じHosta June

葉は やや大型で明瞭な葉脈が鮮やか。さらに季節ごとに、葉の色を微妙に変化
させるギボウシです。



春、園芸店で購入。夏の暑さにも強く 春から花を咲かせ続ける。とても花の期間が
長いビオラです。



当地では今が、夏を代表する アサガオやアジサイの花の季節です。


ガクアジサイ(城ケ崎)は、温暖な地の伊豆半島東海岸が原産地。咲き始めてから、
日が経つに連れて、花の色を微妙に変化させる紫陽花です。



ペチュニア。毎年初夏の頃に苗を購入プランタンで育て続けています。
花は雨に打たれやすく花弁の形を崩しますが、次から次へと花を咲か
せる、我が家の夏の定番植物です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏日の絵鞆岬・・・

2024年07月25日 | 室蘭の景色


絵鞆岬の海にせり出す展望台の上に立つと、噴火湾の大海原を渡ってくる
潮風が心地よく感じる。
当地を含む道内の太平洋側の地域は、千島海流の影響で夏でも気温が低め
ですが、このところ一週間ほど、気温が25℃を越える 夏日の天候が続い
ています。



展望台の真下の海域は遠浅の岩礁帯。干潮で姿を見せた「昆布」が波にもまれる。



周辺一帯の磯には、小魚や水生生物が豊富。シラサギが獲物を狙うときは、
微動だにしない不動の姿勢です。

獲物を捕らえる



朝の漁を終え、エンジン全開で漁港にi戻る磯船。



絵鞆岬の周辺には、海からそそり立つ断崖が連なる。一帯はイワツバメの営巣地。  

夏の季節限定岬の上空をイワツバメの群れが猛スピードで縦横無尽に飛び交う。



岬を後に、折れ曲がる坂道を港側に下ると海洋関連設備、エンルムマリーナの
一角に行き着く。なぜか一年を通して、カメラを向けたくなる風景です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

室蘭港は、SEP船「柏鶴」の母港です・・・

2024年07月23日 | 室蘭港寄港・クルーズ客船&練習船・船舶など


洋上風力発電所の建造船「柏鶴」が室蘭港 崎守ふ頭に接岸中です。

⁅柏鶴」の大きな特徴は、本船をジャッキアップできる4基のレグ(脚)を装備した
自己昇降式作業台船。
海面上に船体を持ち上げ。波浪の影響を受けずに 洋上風力発電所の風車の基礎から
組み立てまで一貫して建設する事が出来る作業台船です。



もう一つの特徴は、超大型のクレーンを搭載しています。
最大吊り上げ能力1.250tのクレーンはオランダのHuisman製。



船名の「柏鶴はっかく」は、所有する大手建設会社の創業者の家紋に関連する「柏」の
一文字と本船を共有する大手建設会社の発祥地「鶴見」を組み合わせる。



室蘭港崎守ふ頭に「柏鶴」が船体を海面から浮かせて停泊中です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな砂浜海岸のコンブ・・・

2024年07月20日 | 室蘭の景色


室蘭港の外防波堤の外海側にある小さな砂浜。一帯の海底にはコンブが生い茂る。
撮影は干潮の時間帯、潮が引いた波打ち際や海面にコンブが姿を現す。



毎年、室蘭沿岸のコンブ漁は 7月から解禁となります。コンブの種類は、
三石コンブ、真コンブ、ガゴメコンブ(トロロコンブ)、ヤヤンコンブ
など多種多様。

海面下から。姿を現わしたコンブが波に揺らぐ。



浜の前面には、道内屈指の良漁場の噴火湾の大海原が広がる。



周辺一帯は浅瀬の岩礁地帯、コンブ・ワカメなどの浅瀬資源が豊富な海域です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牧草刈りの季節です・・・

2024年07月18日 | 室蘭の景色


隣街と接する市の郊外、室蘭岳の裾野一帯には 広大な牧草地が点在しています。      
この一週間ほど夏日の好天に恵まれ、今年二回目の牧草の収穫作業が行われています。



牧草の収穫機 ロールベーラは、農作業の省力化の優れものです。昔なら 総出で牧草刈り。

今では1台、オペレータ1人で百人力。次から次へと牧草をロール状に成形しながら、
広大な牧草地内をエンジン音を響かせ走り回る。





モンスター‼ 天日干しされた牧草が大好物かのように・・・

天日干しされた牧草は、トラックターにけん引されたロールベーラで集められ、
ロール状に成形されます。

ロールベーラのハッチが開くと、ロール状に成形された牧草ロールが転がり出る。



ロール状に成形された牧草は、直径は約1.5m、重量は約150㎏~200㎏ほど。
人の手では全く動かすことは不可能、フォークリフトに取り付けたアームで吊り上げ
トラックの荷台に積載。



一昔前の牧場では、かならず タワーサイロが建っていました。一方、今ではロール状
に成形された牧草は「ラッピングマシン」によりビニールシートで密封され、農家の
敷地内に積み上げられ長期間 保存されます。



牧草の上を涼やかな風が ゆるやかに流れる。
後方に映り込む山塊は 標高911mの室蘭岳、周囲一帯の丘陵地帯には広大な牧草地が
広がっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月の庭に咲く・・・

2024年07月16日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


近ごろ、夏の陽射しが強まり始める。
庭で育てている草花の中で、特に コーカサスキリンソウ類は乾燥や高めの気温を
ものともしない。その中で、ドラゴンズ ブラッドやトリカラーが一際鮮やかな花
を咲かせ始めています。



当地では、今の時期が紫陽花の季節です。我家の庭のガクアジサイ(城ケ崎)が、
満開に花を咲かせています。
咲き始めは、黄白色、開花が進むに連れて、赤みをおび青系へと花色が変化する
紫陽花です。



ヒューケラ、和名はツボサンゴ。本来は、葉を観賞する カラーリーフ植物。
花は小さく地味ですが、花数が集まると一見の観賞価値がある多年草です。       



白花タイトゴメ(大唐米)、白い小花を株全体を覆い隠すように花を咲かせています。




ハタザオギキョウ(旗竿桔梗)、野鳥が種を運んで来た今年から庭花の仲間入り。
大正時代に海外から観賞用に持ち込まれる。今では、繁殖力が強すぎて庭から飛び
出し野生化している植物です。



キリンソウ(麒麟草)、今年の気候が適しているのでしょうか、例年になく、
花を咲かせ続けています。レモンイエローの花と、薄緑色の葉との取り合わ
せが、絶妙な雰囲気を醸しだしてくれる耐寒性の宿根草です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絵鞆岬・・・

2024年07月15日 | 室蘭の景色


室蘭八景の一ヵ所、絵鞆岬展望台からの眺望です。今朝は、遠方の景色が霞むほど
湿り気いっぱいの大気が流れる。



付近一帯の浅瀬は真昆布の生育海域。今が、昆布漁の最盛期です。
真昆布は、室蘭沿岸から函館沿岸までの噴火湾沿いに生育する昆布。
漁の期間は、毎年7月~10月頃まで行われます。



昆布や海藻が生い茂る浅瀬の岩礁帯、海水の透明度が高く海底まで透き通る。



岬の沖合の海域は良漁場、遊漁船がエンジン音を轟かせて行き来する。
今の時期の釣果は、サバやヒラメそしてサクラマス。



絵鞆岬の周辺には、海からそそり立つ断崖が連なる。一帯は イワツバメの絶好の営巣地。  
岬の上空をイワツバメが猛スピードで縦横無尽に群れが飛び交う。
イワツバメの乱舞と昆布漁は、絵鞆岬の夏の風物詩です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天候が回復基調・・・

2024年07月11日 | 室蘭の景色


このところ、スッキリとしない空模様の連日。一方、今朝は夏らしい陽気に
に恵まれ、ウオーキングを兼ねて イタンキ浜を散策。

毎年、今の時期になると 本州方面に停滞していた梅雨前線が北上、その影響
を受けて蝦夷梅雨と呼ばれる曇りや雨の日が頻発します。

気象学的には梅雨とは異なりますが、道内の太平洋側地域 特有の天候が続い
ていました。


 

同じ場所の浜とは思えないほど異なる、東側と西側の浜の景観です。



イタンキ浜は、鳴り砂でも有名な砂浜海岸です。石英を多く含む砂質、
乾いた砂の上を靴底を滑らすように歩くと、キュッ・キュッと軽快な
音を奏でる。



浜の前面には太平洋の大海原が果てしなく広がる。これから月日が進むにつれて、
うねりが強まる。太平洋の大海原から大波が打ち寄せるイタンキ浜は、道内屈指
のサーフィンのメッカです。



イタンキ浜は、イタンキ浜は海浜植物の種類が豊富、浜より一段高い砂地で
マツヨイグサ(待宵草)が淡い黄色の花を潮風になびかせながら咲かせてい
ます。



浜の後方の草むらで、ノビタキの♂と♀の さえずりが響き渡る。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

町中の小さな池に咲く睡蓮・・・

2024年07月09日 | 室蘭・四季の野花&花木


今日は朝から、数日ぶりに夏の空が広がる。近くの公園の一角、湧水が流れ込む
小さな池に自生する睡蓮が花を咲かせ始めました



スイレンの花が咲く池の縁に生える高木の梢電力、アオジが周辺に美声を響かせる。



例年この池の睡蓮の開花時期は不規則。それにしても 今年は早い開花、
数日ほど前から、清々しい花を咲かせ始めています。


株数の多い赤系統の睡蓮と競うように、今年は白色系の睡蓮の花が存在感を
見せています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする