室蘭港の入り口付近。前面には噴火湾の大海原が果てしなく広がる。
今の時期から来年の2月下旬頃にかけて、北西からの季節風が強く吹き付ける日が
頻発します。
今日は 道内の上空を2つの低気圧が連なり通過。当地でも、朝から風速10m/s
前後の北西からの強い風と、雪が風花となって吹き付ける一日でした。
外海から隔たる港の最も奥まった船着き場。白波は立っていませんが 強い風が海面を
なびかせるように吹き抜けて行きます。
強風と雪をもたらせた低気圧は遥か東の洋上に遠ざかる。三日前に降った雪が日陰に
わずかに残るが今日の日中の最高気温は12℃と寒さが和らぎ、春先の雪解けの頃を
彷彿させる景色が出現しました。
後方に標高911mの室蘭岳の山容を望む。頂に積もっていた雪も消え、冬山シーズン
の仕切り直しです。
この天気も束の間。夕刻の天気予報では、明日は最低気温-1℃/日中の最高気温は1℃。
今シーズンの天候変動は激し過ぎる。悠久の自然の営みとは知りながら、もう少し緩やか
に変化してくれたらと・・・。
前回25日の投稿記事「雪が降る・・・」の前日24日に編集を完了して公開待ちとなっ
ていた投稿遅れの記事です。
週間予報では、雪だるまマークがボチボチと出現、すでに、庭で育てている植物たちの
ほとんどは冬支度を整える。
枯れ葉を陽射しにかざす宿根草や一年の集大成として実を付けるものなど。雪が降る前
に、庭の植物たちをカメラに撮り込んでみました。
ヤブコウジ、本来は本州方面の温暖な地域に自生する。今年は気温が高かく、生育に適し
た陽気だったのか、例年になく 小さな艶やかな実をたわわに稔らせています。
庭先のフェンスに這わせ育てる、半常緑のスイカズラが 一部の葉を赤紫色に染める。
ホスタ、この時期まで枯れ葉をシャッキリと色付かせる。あえて刈り取らず そのままに。
陽にかざされた枯れ葉は、不思議な存在感を醸し出してくれます。
※11月25日に投稿した記事のタイトル画像は、雪が降り積もった このホスタの枯れ葉です。
ヒメフウロは、我国固有種のフウロソウ。花径は2cm弱、花びらには臙脂色の筋が入る。
当地では石垣の隙間などに群生する野花ですが、我が家では庭花として長年育て続けてい
ます。
キリンソウの種を弾かせた種殻です。夏に星形の黄色い花を咲かせる、種殻も花と同じ
星形です。
クリスマスカクタス、数年おきに古い株を取り除き新しい株に更新。育て続けてから
20数年が経過。毎年、株を覆い隠すように花を咲かせます、例年、開花は11月の
初旬頃、今年は何が影響したのかやっと蕾を膨らませ始める。このまま行くと開花は
12月に入ってから 初めての事です。
朝起きると庭には雪が降り積もる。昨日の天気予報では 雪だるまマークが表示されて
いたが これほど降るとは。2~3日前までは、日中の最高温度は15℃前後と季節外
れの暖かさ。一変、今日の最高気温は1℃と真冬並みの寒さでした。
※画像の黄色の枯れ葉は、あえて今の時期 殺風景な庭のアクセントとに刈り取らず、
そのままにして置いたホスタ ジューンです。
ストーブは一日中、フル稼働。
室内で育ててる植物は、元気いっぱい‼ 数年ぶりに育てているミニ セントポーリアです。
餌が乏しくなると、庭の餌台にやってくる来るスズメとヒジュウカラは共存。
雪が積もっていない時には、あまり見かけない光景です。
日の出は6時37分、朝日が昇り始めた室蘭港崎守埠頭からの朝景色です。
今朝は11月下旬にしては暖かで穏やか。周辺の景色が靄でボンヤリと霞む。
朝日が、さざ波の海面をこがね色に染め抜く。
ウミウがゆったりと羽を休める。室蘭港内には、春先から秋にかけて、ニシンやサバや
イワシなどが港内に入り込む。ウミウにとっては絶好の餌場です。
雑木林の中をウオーキングを兼ねて散策。2日前に発達した低気圧が通過。
猛烈に吹き荒れた風と雨で、ほとんどの木々が葉を散らす。一挙に雑木林
は冬支度を整える。
雑木林の中には、こんこんと地下水が流れる小川がある。野鳥や小動物の
水飲み場です。
ミヤマカケスが草むらに降り立つ。
撮影は、斜め後方からに限定でしたが、羽の色を眺めるには絶好なアングルでした。
コムラサキ、熟れた実は野鳥たちの好物。間もなくすると食べ尽くされ、種は遠くに
運ばれて行きます。
山椒の木。先日の暴風雨にもめげずに、黄葉した葉を茂らし枝先に赤い実をたわわに
稔らせる。
あと数日すると、赤い実は弾け中から艶やかな黒い種が飛び出す。
香辛料の「山椒」は、この赤い皮を乾燥させ粉末にした物との事。
近ごろの気温の低下に伴い、周辺の景色が 冬の様相を呈する。
※20日一部画像を追加しました。
夜が明けてから30分ほどが経過。居住地に隣接する、小高い丘の上に広がる牧草地から
の朝景色です。
幹線道路から逸れ、わずかに農道を走ると丘の上の牧草畑に行き着く。途中、朝日に照ら
され、草を食むエゾシカの群れと遭遇。慌てて車を止め 撮影。
今朝は、放射冷却も伴い気温が4℃まで下がる。今季初めて‼ 牧草の上に降りた霜を見る。
早起き鳥‼ カケスが目の前の灌木に止まる。飛ぶ姿や独特な鳴き声を耳にしますが、
至近距離で撮影する事が出来たのは今シーズン2度目です。
羊蹄山は当地から遥か彼方、標高1898mの頂から中腹まで雪を抱く。円錐形の山容が
富士山に似ている事から、別名では蝦夷富士と呼ばれる。
初冬の空を背景に、有珠山・昭和新山・羊蹄山と3活火山の揃い踏みです。
※撮影日時:昨日16日7時前後です。
昨日まで吹き荒れていた季節風は吹き止まり、今日は一変澄み渡る初冬の空が広がる。
3日前に投稿した「季節風と雪雲と光芒・・・」の画像を撮影した、同じ室蘭港崎守ふ頭
からの空と海景色です。
噴火湾の大海原を挟み37kmほど離れる、対岸の渡島半島に君臨する蝦夷駒ケ岳が、
初冬の空に浮かび上がる。
穏やかな海面に 太陽光がキラメク。
毎年恒例、噴火湾の大海原を渡って来る北西からの季節風が容赦なく吹き付ける。
今年は夏から秋にかけての気温の高さは記録的。無理を承知で 悠久の営みを続け
る大自然を相手に、どうなるのかと気になっていたが、冬は順調に雪雲を連れ添
いやって来ました。
季節風が次から次へと運んで来る雪雲が太陽光を遮り、雲間から光の帯を放射状に放つ。
今日は幸運にも、天空に向かう光芒を目にする。
光芒は、雲の流れにより刻々と形を変える。眺めていると、時間が経つのを忘れるほど
です。
噴火湾の上空を雪雲が連なり流れる。遥か右の方角は日本海側、最後尾の雲と海面が靄る。
おそらく雪が・・・。季節は順調に冬へと移り始めました。
絵鞆岬の上空に初冬の空が広がる。この時期にしては、日中の最高気温は15℃と高め、
さらに撮影時は南東の風、風速2m/Secと温かく穏やかな陽気。
絵鞆岬の沖に小さな恵比須島が浮かぶ。見方によると岩礁、海鵜やカモメなどがゆったり
と羽を休める楽園です。
絵鞆岬の沖合の海域は遠浅の岩礁帯。海藻が生い茂る海底には、ナマコやウニなどの
魚介類が豊富。今日は穏やかで波静かな海、近隣の漁港から数隻の磯船が繰りだし漁
を行う。
ウニやナマコの底見漁は、箱眼鏡で海底を覗きながら右手で船外機のレバーを操作し
磯舟を巧みに操船。もう一方の手に持った、先端に網の付いた長い竿で海底の獲物を
採取。経験と体力を持つ漁師さん特有の漁です。
※画像の撮影日は11月9(木)、投稿遅れの記事です。