絵鞆半島には、手つかずの鬱蒼とした森が広がる。周辺一帯は道内屈指の野鳥
の生息地。今日出会ったのは、ヤマガラ・コガラ・シジュウカラなどのガラ類
の野鳥たちです。
ヤマガラ(山雀)は羽根の色が鮮やか。警戒心が少なく人懐っこい野鳥です。
コガラが、周辺を忙し気に飛び交う。なかなかファインダーに捉えずらい野鳥です。
文献では、本来の生息地は海抜が高い山岳地帯。一方、緯度が高く気候が冷涼な当
地では、平地の雑木林などで よく目にする野鳥です。
シジュウカラ、雑木林の中で見る代表的な野鳥です。
絵鞆半島には、手つかずの鬱蒼とした森が広がる。周辺一帯は道内屈指の野鳥
の生息地。今日出会ったのは、ヤマガラ・コガラ・シジュウカラなどのガラ類
の野鳥たちです。
ヤマガラ(山雀)は羽根の色が鮮やか。警戒心が少なく人懐っこい野鳥です。
コガラが、周辺を忙し気に飛び交う。なかなかファインダーに捉えずらい野鳥です。
文献では、本来の生息地は海抜が高い山岳地帯。一方、緯度が高く気候が冷涼な当
地では、平地の雑木林などで よく目にする野鳥です。
シジュウカラ、雑木林の中で見る代表的な野鳥です。
今日の日中の最高気温は 今シーズン最高の14.5℃。渡り鳥は太陽の位置などに
敏感。先日までこの海岸一帯で、羽を休めていた水鳥の殆どは 遥か彼方の繁殖地
を目指して飛び立って行きました。
磯の岩場には、水鳥が好む海藻が豊富で小魚なども多く生息。毎年、数種類の
水鳥が繁殖地に向かう途中、舞い降り羽を休める絶好の中継地です。
ウミアイサイは代表的な潜水ガモ、潜り方は 知る水鳥の中では一番ダイナミック。
今、海岸一帯には小さな群れの、ウミアイサが羽を休めています。
雄の頭部は光沢がある濃緑色。さらに 雄牝の頭部には長くて細い
ボサボサの細い羽が特徴的な水鳥です。
ウミアイサ、恋の季節です。求愛行動は、雄だけが行うかと思っていましたが
メスも同じ、海面を動き回りながら 様々な行動を繰り返す。
求愛行動は、一般的にはオスからメスへのアピール。メスのそばを泳ぎながら、
くちばしを突き上げたり、体を弓なり、羽を広げ立ち上がるなど。
ウミアイサはカモの仲間、数羽のマガモが行動を伴に・・・
撮影時、上空を水鳥の群れが 北の方角に向かう。
朝から春の青空が広がる。気温も上昇 そよぐ風が心地よい。噴火湾の海原越し、
北海道駒ケ岳が、山頂から中腹にかけて残雪を抱く山容を現す。
市の郊外の臨海道路沿いの磯は、遥か彼方の北の繁殖地を目指す水鳥の中継地。
季節が進むにつれて、この磯に飛来するヒドリガモの数が増え始めて来ました。
大きな群れではありませんが、ヒドリガモが羽を休める。雄の頭部は茶褐色、
一方、地味な羽の色をしているのは牝です。
ヒドリガモは、餌を採る時に潜水はしません。餌は波に揉まれて千切れた
海草や海藻を捕食。
磯の岩場には水鳥の餌となる 海草や海藻が豊富。毎年、数種類の水鳥が長旅の
途中に舞い降り羽を休める絶好の餌場です。
市の郊外の海岸線沿いで、国の天然記念物のコクガンが渡りの途中に羽を休めて
います。沿岸部の海中には、餌となる海藻などが豊富。長旅のエネルギー補給に、
毎年 数種類の水鳥が降り立つ場所です。
コクガンの群れと、行動を共にするスズカモとマガモ。
磯の周辺には、コクガンの好物のフノリなどの海草や海藻がたくさん。
間もなくすると、コクガンは遥か遠くの北の繁殖地へと飛び立って行きます。
磯の前面には噴火湾の大海原が広がる。37km程離れる、対岸の渡島半島に君臨
する北海道駒ケ岳が春靄の中に浮かび上がる。
付近一帯の海域にはホタテ貝の養殖場が点在、漁船がホタテ貝を満載エンジン全開
で漁港へと・・・。
市の郊外の磯は渡り鳥の中継地です。2月も下旬を迎えると、列島の南の地域や
噴火湾の沿岸で冬を越していた数種類の水鳥が飛来し始める。秋に飛来して来た
ルートを逆戻り、遥か彼方 3000kmほど離れた繁殖地に向かう長旅の途中で
の降り立ちです。
今の時期 磯に降り立つ主な水鳥は、国の天然記念物に認定されているコクガン。
磯には餌の海草や海藻が豊富、エネルギーを蓄え 繁殖地のシベリア方面へと飛
び立って行きます。
十数羽の小さな群れですが、ヒドリガモ(緋鳥鴨)も羽を休める。
頭部が茶褐色なのは雄、地味な羽の色をしているのは牝です。
マガモ、この餌場が気に入っているのか毎年飛来する常連の水鳥です。
マガモの群れにヒドリガモが一羽。ここまで仲の良い水鳥は他では見かけません。
今の時期、磯の岩に生える海藻の布海苔(ふのり)が旬。この場所に降り立つ
水鳥たちの大好物です。
春先を思わせるような陽気が続く。周辺の景色もボンヤリと靄にかすむ。
この場所は、市の郊外を走る臨海道際の海岸線。これから、一ヵ月ほど
季節が進むと、列島の南から遥か遠く、北の繁殖地に向かう水鳥たちの
中継地。一足早く シドリガモやマガモなどが降り立ち羽を休めています。
一帯の海域は水鳥の餌となる魚貝類・甲殻類などが豊富。
シノリガモのオスの色彩は水鳥の中では飛び切り鮮やか‼ 一方、メスの色彩は
地味ですが、波にもまれながら 泳ぐ姿は玩具のように愛らしい水鳥です。
海岸の岩場には、水鳥の好物のフノリやマツモなどの海藻類も豊富。
シノリガモの習性、一羽のメスの周りで数羽のオス同士が激しく羽ばたき
水飛沫を舞い上げる。冬から春にかけてメスにアピールする求愛行動です。
メチャクチャ ‼
ハイ~落ち着いて 落ち着いて・・・
イタンキ浜でウオーキング中。波うち際を機敏に動き回る小さなシギ科の
トウネンが目に止まる。繁殖地のシベリアから、南半球の越冬地に向かう
途中での飛来。
トウネンは、浜に打ち寄せる波の引き際を見事に捉え 水生微生物を巧みに捕食します。
渡りの途中、国内の海岸に立ち寄るため旅鳥に分類される。間もなくすると、
列島を一挙に南下、南半球の越冬地に向かって飛び立って行きます。
市の郊外、臨海道路沿いの海岸では 今年もアオバトが飛び交う。右側の小高い丘の上、
鬱蒼とカシワの木が 生い茂る森が営巣地。
道路沿いには、アオバトが海水中のミネラルを補給に舞い降りる磯が広がっています。
大気が透き通る。遥か遠く、対岸の渡島半島に君臨する北海道 駒ケ岳が、
噴火湾の大海原越しに姿を現す。
アオバトは毎朝、ほぼ決まった時間に海水を飲みに磯の岩場に降り立ちます。
アオバトの雄は目の縁を鮮やかな赤色の縁取り、翼の肩部には赤褐色のアクセント。
牝は、全身オリーブグリーン。さらに、雄牝ともに嘴は水色と控えめな色彩の野鳥。
今の時期は体力温存。あと1ヵ月ほどすると、冬の気候が温暖な地域を目指して
一斉に飛び立って行きます。
周辺一帯は コンブや海藻類が豊富な海域、海水中にはミネラルがいっぱい ‼
追直漁港の一角、漁業関連設備が備わる人工島Mランドからの眺望です。
この画像からは想像しがたいでしょうが、半島の内側には室蘭港や中心
市街地が広がっています。
一帯は、海面からそそり立つ100m前後の断崖が連なる、アマツバメ
の最適な営巣地です。
アマツバメのさえずりが周辺に響き渡る。
急上昇 急降下を繰り返し 縦横無尽に飛び交う。
さらに、海面スレスレ 猛スピードで飛ぶ。
アマツバメの餌となる虫が上昇気流にのり天高く・・・。
それを追い、群れとなり 瞬く間に高度50m程の上空に舞い上がる。
アマツバメは夏鳥として、毎年6月頃になると列島を北上し当地に飛来。
秋になると列島を南下し、遥か遠く東南アジア方面の越冬地を目指して
飛び立って行く渡り鳥です。
市の郊外、臨海道路沿いの海岸にアオバトの群れが飛び交う季節が到来。
臨海道路を挟む 小高い丘に広がる、ミズナラの森が アオバトの営巣地。
文献では、道内の営巣地は僅か数か所とのこと。アオバトは待ちに待っ
ていたカメラの被写体です。
アオバトは、海水を飲むことでミネラルを補給。毎朝ほぼ決まっ時間に、
天敵のハヤブサを警戒し、幾度も岩場の上空を猛スピードで旋回。
危険がないことを察知すると、海水を飲みに岩場に降り立ちます。
付近一帯の海底には海藻が豊富、海水の透明度が高くミネラルもイッパイ‼
雌雄ともに全身が黄緑色で、オスの翼はオリーブグリーンに紅色が加わる。
さらに、くちばしは水色で 腹部から足の付け根は白。特別派手ではないが、
彩が鮮やかな野鳥です。
アオバトの本来の生息地は 本州方面。6月中旬ごろになると涼しい道内に
飛来。秋を迎える頃になると、再び温暖な地方を目指し 列島を南へと移動
して行きます。