雲間から柔らかく淡い太陽光が、薄っすらと斜線を描くように長い日射しを
初冬の空に放す。カメラアングルは、室蘭港 崎守埠頭の上空の光景です。
2日前にも出現。今日も 長く尾を引く雪雲が、海上で雪を降らせながら
足早に東の空に流れて行きます。
室蘭港の外防波堤に、強い西風に押され 打ち寄せる波が砕け散る。空に
流れる雪雲も、強く噴き出す西風に千切れ飛ぶ。
当地では、間もなくしますと冬本番。この季節は、空と雲が様々な光景を見せてくれます。一日中
眺めていても見飽きない程です。
日射しを遮りながら通過する雲、空模様は次から次へと変化します。踏ん切りがつかず撮り込みに
は、2時間ほど要しています。
港内の東側には、初冬色の青い空が広がり、軽やかに雲が流れる。全天
を見回すと、南西の空には雪雲が流れる・北西側の空はグレー色に覆われる。
それぞれの空が、時間の経過に連れて大きく変化する 変幻自在な空模様です。
初めて見た者には、何か異様とも見える雲たちですが
これが、間もなく冬到来の北海道の空なんですね
ありません。
元々、風景を撮る時には空を主体に撮影してい
ますが、このところ、直接レンズを空に向ける
頻度が増しています。
雪雲は、固まった形で噴火湾を横切るように
北西の風に運ばれて来ます。高度が低いのと密
度が高いのでしょうか、太陽光を遮りながら通
過して行きます。2枚目の画像は、あまり見か
けない長い単独雲です。雲尾から何かを推進物
を噴射させながら進んでいるようにも見えます
。何しろ、この時期の空の様子は変化が大きく
楽しみにしています被写体です。