奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

東京新聞がトランプを応援?

2017-02-26 10:17:51 | 社会
2月17日付東京新聞朝刊で「厚木の米軍機FA18 6割飛べず?」との見出しで掲載された記事に対して在日米海軍司令部が「東京新聞はなぜ、米海軍に問い合わせることすらせず、憶測の記事を掲載されたのか。読者は正確な情報を知る権利がある」と批判しているとのこと。

東京新聞の元ネタはCNNの記事だろう。

(CNN) 米海軍幹部は11日までに、海軍の主力戦闘機となっているF/A18型機の約3分の2が修理の遅れや部品の調達待ちで飛行が出来ない状況に陥っている実情を明らかにした。
ウィリアム・モーラン副作戦部長(海軍大将)が米下院軍事委員会で証言した。海軍保有の航空機の半分以上を飛ばすことが出来ず、国防費増額の見通しも立たない中で、投入出来る航空機の使用回数は限度まで来ていると指摘した。
「様々な理由に襲われ、海軍の造船所や航空機の格納施設では修理や維持管理作業を規定通りの時間内に終わらせることに苦労している」と表明。F18に限れば任務に使えない機材の数は本来あるべき水準の倍になっているとも述べた。同型機の62%が駐機を強いられているとの一部情報を確認する形ともなった。


CNNは「半分以上~62%」だから「一部情報を確認」としているが、確認できているわけでもないから、注意しなければならない。
さらに笑えるのは、東京新聞の「憶測」の元となったのが米軍を「監視」している市民団体からの情報らしいということだ。
尤も、米軍を取材したところで
「完全に任務遂行可能で、常に日本を防衛する即応態勢にある」(在日米海軍司令部)
との回答しか得られなかっただろう。

モーラン副作戦部長の米下院軍事委員会での証言はオバマ政権で削減された軍事予算の深刻さを物語っているわけで、そのためトランプは米軍増強を目論んでいる。

東京新聞はトランプを応援したかったのだろうか?




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