満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

ワザとなら…プロ?

2009-05-19 | 作り物のハチャメチャ
久しぶりに…陶芸作品なんぞをUPする







釉薬を掛ける時は、薄さ厚さで色々と面白い文様が出る時がある
それを「技」のある人は「ワザ」とやって、素敵な作品を作るのだが…
私の場合は…「ワザ」と…は、出来ない(笑)
まだまだ「技」を使うほど、プロではないから…(ハハハハハ)

信楽の土で、蓋付きのマグカップを作った
また?っと思う方も多いと思うが…そう、また夫がマグカップを割ったのだ
作っても、作っても割る夫。
妻は何度も何度も作りかえ、勉強になる(笑)

色目は「呉須」を濃い目に塗り、「透明釉」を上から掛けた
釉を厚く塗り過ぎると…こういう変な模様が出来てしまう
塗ったのが「灰系」の釉薬なので、流れずに焼付けが出来たらしい
「面白い文様が浮かびあがったね~」っと…
教室の先生とか、回りの方々が慰めてくれた(笑)

陶芸教室の先生が…有名な作家さんで、こういう文様の作品を作り
高い評価を得ている人が居ると、陶芸雑誌を引っ張り出して見せてくれた
何点かの作品を見ているうちに、だんだん気分も良くなって来た私は…
この作品は「わざと」こうした
ってことにした。(ガハハハハハハハ)

最初出来上がった作品を見て「失敗作だ~」と、うな垂れたが
「わざと」やったんだ!っと思い込んで見ると…なんだか芸術作品に見えてくる
「不思議」といおうか…「単純」といおうか…(笑)

それで思い出したんだが…
小学生の頃に作った陶芸作品に、人の顔のペン立てがあった
やっぱり釉薬を掛けすぎたために、顔の部分がアバタの様になり
「キモイ」作品と友人達に笑われていた
作った私ですら、「速攻で捨てたい」っと思ったほどだから、相当ヒドかった

が、その作品を先生が面白いと思ったらしく、勝手に市のコンクールに出品し
なぜか「優秀賞」を取ったことを思い出した
賞を取った作品が並ぶ会場へ出かけてみると、私の作品の前に人だかりがあり
大人たちが口々に「面白い」とか「素敵」だとか言っていた

「芸術は…面白い」(笑)

単純に子供が見て口にした「キモイ」が正しい評価だと思うが
一方から見れば「キモイ」作品も、他方から見れば「素晴らしい」となる

さて、実際にこのマグカップを会社で使う夫の評価だが…
「悪くない」そうな~~(笑)
こちらこそ、使ってくれて「ありがとう」である。

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)