満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

怖~いお話

2006-08-19 | 日々のハチャメチャ
本日、関東地方はピーカンです
暑い季節には、やっぱ怪談でしょう。
なので本日のブログは心臓の弱い方は読まないように(笑)

私は子供の頃から28歳位まで
不思議な出来事を経験したり、見てしまったりという事を
頻繁に経験していました。

家族で旅行に行っていた時に
我が家が放火にあってしまった事件がありましたが
その時も警察からの電話の前に「あっ、今ウチが火事だ」っと感じたり
深夜、ドロボーが我が家に侵入しようとしていた時も
ふっと目が覚めて、侵入を未然に防ぐ事ができたり
誰かが亡くなる時には、連絡が来る前に亡くなった事がわかったりと
たびたび、家族を驚かせていました。

まぁ~役に立つこともありましたが、
殆どの場合は何の役にも立たない事ばかりなので
家族も私もあまり気にはしていませんでしたが…(笑)

今回は「不思議な出来事」から一つお話します。

あの時は、家族は全員法事で地方に出かけていました。
私は中間テストの真っ最中でしたので
一人自宅に居残って勉強をしていました。
曇り空の今にも雨が降り出しそうな日でしたが、
家族の洗濯物が溜まっていて
「気分転換に洗濯でもしといてやるか~」っと思いまして
洗濯を始めました。

雨が降り出しそうな時の、我が家での洗濯物の干し場は
2階の一番奥の部屋、北側の一室です。
6畳間に北側に一枚、東側に一枚窓があり
出入り口は西側。東側は隣の弟の部屋になっています。
ここは祖母の部屋として使っていました。
北側の窓の隣、西側の入り口の並びに小さな仏壇が置いてあり
そこには、祖母独特のあらゆる仏さんや
亡くなった方の写真やらが溢れんばかりに入っていました。
祖母が使用するのは年に数回だけ
子供が大勢いた祖母は、1年を通して各家庭を順繰り回るのが
趣味のようでした。

その日も、その部屋に洗濯物を干し
西側の出口から半歩身を出した時でした。
「もう、行くのかい?」っと声がしたのです。
何処からっと聞かれると…よく解りません。
一番適切な言葉は…頭の中から…です。
中年過ぎ位の男性の声でした。
何故そうしたのかは、解りません。
私は「あたりまえじゃん! こんな気味の悪い部屋にいられるかい!」っと
大声で怒鳴っていました。
怒鳴りながら、全身を部屋から出した時
「ヒック」と「しゃっくり」が出だしたのです。

最初は「ヒック」と軽い感じでしたが
少しづつ「ヒック、ヒック」と間が短くなり
その内に息をする間も無く続きだしました。
4、50分位、水を飲んだり息を止めたり
何とかしようと四苦八苦していましたが…

まさかナーっと、半信半疑でしたが
もう一度、あの部屋へ行き、
仏壇の前に座り手を合わせて
「すみませんでした」と謝ってみました。
謝った瞬間…しゃっくりがピタッと止まりました。

幽霊その他に関しては
見てはいましたが…そんなに怖い存在とは思えません
人間の断ち切れない「思い」が強くその土地や物に残っていて
それとたまたま波長が合ってしまって…
見えてしまうのだろうっと思っています。
そんな事が起こりえる程に、人間の思考や意識は複雑で
不思議なモノなのでしょう。

ただ…説明出来ない出来事に出会った時に
ただただ怖がってばかりでは…もったいない。
じっくりと見て、触ってみるのも
いい経験になるのかも…しれませんね~
少しは涼しくなれましたでしょうか?
電気代の節約に貢献できれば幸いです。