意志のなかにいる

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この面白さ、おしゃカルト (アニメ感想)

2017-06-28 21:53:52 | アニメ感想2017年・2期





冴えない彼女の育てかた♭ 
第11話 再起と新規のゲームスタート とまとめ △++







いやあ、作ってましたねえ、ゲーム。
すごいと思ったのは「同人ゲーム」だから「〆切り」を「落としても」
「よい」ということなのね、いやよくないけど。
例えば他の「商業」のものづくりのおはなしだと
「〆切り」をあの手この手で死守することに「浪漫」があるわけなんだけど
(というかアニメーションを作っている側は「落とす」のを認めるわけにはいかぬのだが)
ここで当作品は「女の娘(えりり)」を選ぶことがギリギリでできたわけで
そこが「ドージンワーク」としてかろうじて「選べた」というとこだ。
これはある意味「僕等の期待」を裏切るもので
「女関係」においては「全部は選べない」っちゅう当たり前だけど
きびしい選択を迫っていたといえよう。
でもまあ「同人」だからねえ、落としたところで責めるのは
自分達だけで(加藤もそうかもだが)、結果としては上々で
「最高に幸せなバッドエンド」を選んだかのような結末であったね。
とまあここまでアップダウンをやりゃあわれらがメインヒロインの
加藤さんも本気を出さざるをえんわけで、ラストはめいっぱい
「ヒロイン」やっとったよなあ、とおもう。
「ゲーム」は「落としても」「ヒロイン」との好感度はアップしてて
そのあり方のねじれ加減と複雑さが「恋愛」というものの「生っぽさ」に
くいこんでいて、で、ありながら生っぽいものの「くさみ」が無いという
とんでもない離れ業を当作品は成し遂げているとおもう。
これは「現実」のスイの甘さも「ゲーム」の嘘くささも両方へどがでるほど
心得た人達が製作しているからできることなんだろうねえ。
あ、あと主人公のオトコノコとくっつかんほうがいいヒロイン(えりり)が
いるのが深い、お互いがダメになるって関係だ
そういうヒロインがいるのも「ギャルゲー」ではなく
「エロゲヱ」をあつかった世界観だからこそ、なんかもしれない。











ツインエンジェルBREAK 
第12話 運命のゆくえ!みんなの笑顔が見たいから とまとめ △(+)







「だれかの願いはだれかの笑顔ではない」というのはよくあることね
それを取り扱うととたんに「アニメーション」としての楽しみが半減するから
徹頭徹尾アホみたいに敵を調伏するか、ややこしくしてうまくまとめるか悩ましいとこだ。
メアリさんが「悪役」としてそれを徹底してくれていたからなんとか
スジが通ったものとして見られるものになっていたような印象やね
思えば新生ツインエンジェルを戦士として鍛えるきっかけを与えて
にーさまを敵側に寝返らせてハナシにモチベーションを与えて
兄弟を人形にしたのも、全部彼女の仕事だ。
こういう「大切な人間を失った女性」ってのは一定の説得力があるよなあ
ま、「未練」っちゅうことならもうおそらくはこういう「パチ」原作の
「アニメーション」ってのは無くなっていくんだろうともおもわれて
確かにあれは「多数の人から幸せ(お金)」を巻き上げている業界だった
と思い出さされたという。










エロマンガ先生 第12話  エロマンガフェスティバル とまとめ ○







なんというか「ラノベ」の「うまみ」をよく知っている人が
処女作を経ていろいろ学んで得た結果のままにその力をそのままに
次回作にふるっているような、そんな印象やね
他の人がひよって「方向転換」をしてその速力を失うのに対して
当作品はその圧倒的な「ラノベ力」でもってこっちのハートを
ぐいぐいつかみにくるわけで、その気持ちのいい敗北感よな。
まあこんだけモノにしている人なら「ラノベ」そのものを
扱ったハナシでもこんだけふかすことができるわな
創作にまつわる地味なとこはほとんどなくて
ただただ才能ある若人が己の気ままにそれを書き、成功する場所だ
そんなとてつもなくうわついた展開をキャラクターの魅力と
怒濤のイベントでまるめこむというとても危ない橋渡のような芸が
この作品ではなされていて、そしてアニメーションとしてはその
呼吸をさらに新鮮にして吹き込んでいるという凄さがある。
あるいは今やン百万もいるであろうネットを媒介として
小説を綴る人や、絵を描く人、そういった人達の「夢」を
ごろっと目の前に転がしてきたということにすぎなにのかもしれない
僕だって、かつてはそういう想いを抱いてなかったとは言えない
そういう夢だ。










GRANBLUE FANTASY The Animation
第13話  もう一つの空 とまとめ △++






「裏面」だ、あるいはこっちが「本編」かもしれんけど。
グランの側は「冒険」の厳しさと愉しさを描いて
ジータ側は「和製RPG」的な軽めのたのしさを描いていて
同じ舞台でどっちも違う興味をそそられるね(主に女性陣にw)
こうやって見るとグランの時はつぎつぎとピンチが訪れて
それを必死に解決して、また次にってかんじだったけど
ジータの時は彼女も含んでキャラクター達をじっくり見られるというか
まあいろんな部位を見たいというかwそういう違いがあるね
ま、グランの側で充分に「ファンタジー」分を堪能したっちゅうか
何て言うか「ファンタジー」を「信じる」のに足りるつくりだったかと
これは昔ならもっとハードルが低かったはずのそれが
「ファミコン」が30年前に現れてからゲームが好きな人は
「ファンタジー」とずっと不断に接していて
すごい画や演出、優れた物語を経て、凡庸なものには満足できなくなったわけで
当作品はそういう人達を満足させる為のものに「今風に」仕上がっていたわけだ
これは「スマホ」を介せば「今風」になるというのではなく
逆に「今通用する何か」をスマホでできるようにした、ということで
それは「スマホ原作のゲーム」がこれからアニメーションにするのにあたって
どういう方向に向かうべきか、その指標に当作品はなるのではないか、とおもわれる。








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