ダンタリアンの書架
第9話「等価の書」/第10話「連理の書」 △
>等価の書
あの娘の笑顔と等価交換
まあ昔からいろんなモンと交換してますよね
最近だと妹の趣味を認めさせるためにオヤジをガチで説得したり
出世コースから外れたり、あとはいつものことだけど人類の命運と引き替えにしたり
交換の過程が面白いんですよね、価値観がごっちゃになって
そしてそれを統括しているのは実は作者自身の価値観そのものだったり
まーでも10分でハナシをまとめんきゃだからそのあたりを愉しむ余裕はなかったか
>蓮理の書
「バッドステータスが一杯ついちゃったからいったん殺してから
生き返らせちゃえ☆」っていう乱暴さがゲーム世代だなあw
まあ、昔の童話はよくこういうことやっとった気はする
当話にもそういう野生味みたいなとこがあるっちゃある気はする
それを知性的な人間が観察するっていう20Cにはほとんど廃れてしまった形式
ただ、ちっぽけな島国ではそういう野人みたいな人はいなくなったって
言ってみてもいいけど世界規模ならそういうネイティブな人間ってのも
たくさんいるんだろうね、21世紀の今でも。
神様のメモ帳 第9話 あの夏の二十一球 △
「来るコースが分かってれば打てる」って幻想が
ベースボールヒーローズですわなあ
「スポーツのリアル」とは絶望的にかけ離れたそれを模したものってやつ
いや、リアルを求めるのなら外に飛び出してバットでも振ってればいいんだけどさ
なんか超能力でホームランってほうがまだマシだよね
プロのプレーってのはほぼそんな感じだし
日常 第23話 日常の第二十三話 △+
>桜井姉弟
どっちもノックしねえw
つーかギャグでノックする時はオチがもう分かっている時だけですよね
笑いの世界で流れる時間は普段のそれとはずいぶん違う
とりあえず囲碁サッカー部でいちゃついてた人達は爆発して下さい
ゆるゆり 第10話「修学旅行というが、私たちは一体何を学び修めたのだろう」 △+
旅行となると妙にはしゃぐ奴っていますよね
それが普段からはしゃいでる奴がそうだとどうなるかってことで
ほとんど京子ひとりのオン・ステージってのは凄いかもね
「かけあい」なんてノンビリしたものじゃない
「オレ(あたし)についてこい!」っていう
背景の京都の名所もふっとんぢゃうよなあ、まあ学生の修学旅行の
正しい姿かもしらんね
異国迷路のクロワーゼ 第10話
魔術幻燈(ファンタスマゴリー) Fantasmagorie △+
今話の湯音の召し物はシックでしたねえ
話の内容には相応しいかもねえ、正しいドレスコードですよね
そして今回の幻想は暗いところに目をやらないと見えないおはなしだった
アリスとか明るい部分も強い、あとポトフもw
神様ドォルズ 第10話「美姫、繚乱」 △+
もうヤダこの村w
「隻」は要は凶器だからバンピーにふるった時点で犯罪者の仲間入りなワケで
同じように凶器を持っている相手にしか憎しみも愛情も抱き得ないってとこがある
その「狭さ」がいかにもムラ的なそれかもしれぬ
そしてその狭さはハナシづくりの強さにもなりその強さは
とんでもない強さを体現しているモノとぶつかることによって初めてきちんと理解できるわけで
そういう意味ではドォルズの輪郭がハッキリした今話だったかも
Steins;Gate 第23話 境界面上のシュタインズゲート ○
この1話目のくだりの「裏」もずいぶん昔のことのようにも感じる
2クールやってはじめて成立するノスタルジーというか
そういや紅莉栖も「お父さんに一緒に会ってくれる?」なんて言ってましたね
とりあえずこの23話までの「輪(話)」まで辿らないとたぶん次の最終話の
シュタインズ・ゲートの世界に向かうオカリンの動機付けに達しないのかね
まゆりや紅莉栖や人類を等価交換せずにすむ夢のよーな世界。
それが「次」なら序盤の悠長な足取りもなんもかんも「終わりよければ統べて良し」
になるねえ、まああの日々はそれでラボメンと親睦を深めるとこがあったけど
さて、死んだと「認識」させて「実」は「生きていた」って状態をどうつくり出すか
ミステリ好きなら簡単に分かりそうだけどね、下準備をどうするか