バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

バットマン・タンジュとフェッテ

2013-07-16 08:33:37 | 日記
前回練習した1番ポジシオンでのバットマン・タンジュ-プリエ、しっかり骨盤を支えてプリエが出来るようになりましたか?
シンプルな動きですが様々なパの基になる動きですし、ひとつのポゼとしても美しいスタイルにしたいですよね。
今回はバットマン・タンジュでフェッテの練習をします。
動作脚がブレることなくフェッテをするのは難しいことですが、ルルヴェやソテで正確なフェッテをするための基本の《基》です。
でははじめましょう。
左手バーで1番ポジシオン、アームスはアン・バからプレパラシオンでアン・ナヴァンを通ってア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→2 ポゼ→3 バーの方にフェッテ・アン・ドゥオール→4 バーに向かってポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド・ポゼ→5 フェッテ・アン・ドゥダーン→6 ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・ポゼ→7 1番ポジシオン→8 ポゼ→1 ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 ポゼ→3 バーの方へフェッテ・アン・ドゥオール→4 バーに向かってポワン・タンジュ・デリエール・ポゼ→5 フェッテ・アン・ドゥダーン→6 ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド・ポゼ→7 1番ポジシオン→8 ポゼ→1 ポワン・タンジュ・デリエール→2 ポゼ→3 バーに背を向けてフェッテ・アン・ドゥダーン→4 バーに背を向けてポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド・ポゼ→5 フェッテ・アン・ドゥオール→6 ポワン・タンジュ・デリエール・ポゼ→7 1番ポジシオン→8 ポゼ→1 ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 ポゼ→3 フェッテ・アン・ドゥダーン→4 バーに背を向けてポワン・タンジュ・ドゥヴァン・ポゼ→5 フェッテ・アン・ドゥオール→6 ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド・ポゼ→7 1番ポジシオン→8 ポゼ

いかがですか?
では大事なポイントを確認してみましょう。
ポワン・タンジュ・ドゥヴァンから、またはポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドからフェッテ・アン・ドゥオールをするときに優先するのは軸脚のターン・アウトです。内腿からカカトまでの内側のラインをしっかり前方に押し出すようにターン・アウトします。軸脚のターン・アウトを推し進めることでトルソーの向きが変わる、と考えてください。
ポワン・タンジュ・ドゥヴァンからのフェッテ・アン・ドゥオールでトルソーの向きが変わったとき、動作脚のターン・アウトが失われないように気をつけましょう。ポジシオンとしてはポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドになっていなければなりませんね。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドからのフェッテ・アン・ドゥオールは動作脚のポジシオンがデリエールから外側に外れたりしないよう気を付けて下さいね。
ポワン・タンジュ・デリエールから、またはポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドからフェッテ・アン・ドゥダーンをするときには軸脚のターン・アウトが早々に失われやすくなりがちです。動作脚のターン・アウトを優先するとイメージいいですよ。動作脚のターン・アウトにトルソーが付いていき、そこに軸脚がついていくイメージです。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドからフェッテ・アン・ドゥダーンをしてポワン・タンジュ・ドゥヴァンになったとき、軸脚がインに入りすぎると骨盤が倒れてお尻を突き出すような姿勢になってしまいますよ。
フェッテ・アン・ドゥダーンの場合の軸脚の動きはターン・インですが、必要以上にターン・インしてはいけませんね。

今回は90度のフェッテを練習しましたが、これが十分に安定した動きにならなければルルヴェやソテでのフェッテをシャープに動くことは出来ません。丁寧に練習して下さいね。
90度のフェッテが安定して出来るようになったら、ポワン・タンジュ・ドゥヴァンからとポワン・タンジュ・デリエールからの180度のフェッテの練習をしましょう。
では、また。