バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.6 アンボワテ・ドゥミ・トゥール

2011-04-07 08:57:37 | 日記
前回練習したアンボワテ・ソテ・ドゥミ・トゥール、スムーズなソテと半回転を続けられるようになりましたか?
無理にテンポを速くする必要はありません。一つ一つのソテと半回転をきちんとコントロールすることを覚えましょう。
今回はアンボワテ・ドゥミ・トゥールをルルヴェで練習してみましょう。
このパはいずれはポワントで行うことになりますから、まずきちんとルルヴェで練習しておきましょう。
でははじめましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バからプレパラシオンで右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンドへ。
プレパラシオン→8 ドゥミ・プリエ⇒1 左脚ルティレ-ルルヴェで右に半回転→2 左脚前5番ドゥミ・プリエ→3 右脚ルティレ-ルルヴェで右に半回転→4 右脚前5番ドゥミ・プリエ→5 左脚ルティレ-ルルヴェで右に半回転→6 左脚前5番ドゥミ・プリエ→7 右脚ルティレ-ルルヴェで右に半回転→8 右脚前5番ドゥミ・プリエ→…
アームスはルティレの脚と同じ側がアン・ナヴァン、もう片方がア・ラ・スゴンドで回転と同時にトルソーの正面で入れ替える。
これが基本の動きです。
“回転”というよりも“アン・ドゥダーンとアン・ドゥオールの半回転ずつの繰り返し”ですね
ルティレする脚の爪先は軸脚の膝の前に引き上げましょう。
ルルヴェは跳び上がるようにトルソーを引き上げますが、その直後に爪先の上に落下するように脱力してはいけません。膝を痛める原因になってしまいますよ
半回転が終わったあとのドゥミ・プリエで座り込むようにトルソーを脱力してはいけませんね。ドゥミ・プリエは次のルルヴェのための“バネ”を貯める大切なパですから、常にトルソーを引き上げておきましょう。
それでは少しテンポを上げて練習してみましょうか。
右脚前5番ポジシオン、ドゥミ・プリエまでがプレパラシオンです。
→8 プレパラシオン⇒1 左ルティレ-ルルヴェでアン・ドゥダーン半回転→左前5番ドゥミ・プリエ→2 右ルティレ-ルルヴェでアン・ドゥオール半回転→右前5番ドゥミ・プリエ→3 アン・ドゥダーン半回転→左前ドゥミ・プリエ→4 アン・ドゥオール半回転→右前ドゥミ・プリエ→5 アン・ドゥダーン半回転→左前ドゥミ・プリエ→6 アン・ドゥオール半回転→右前ドゥミ・プリエ→7 アン・ドゥダーン半回転→左前ドゥミ・プリエ→8 アン・ドゥオール半回転→右前ドゥミ・プリエ→…
テンポが速くなると5番ポジシオンが疎かになりがちです。しっかりポジシオンを守って正確なプリエをしましょうね。
前回のアンボワテ・ソテ・ドゥミ・トゥールのときにもお話しましたが、無闇に速いテンポで練習する必要はありません。進行方向を定めて半回転半回転を確実に動くように気をつけましょう。
次回はピケで練習しましょう。