大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

富士山静岡空港の今! その251 定期便見学時刻表9月号(開港89日目)

2009-08-31 23:00:00 | 富士山静岡空港
明日から9月です。厳しそうで厳しくない残暑が続いておりますが、夏バテの出やすい時季でもあります。インフルエンザも流行している折、お体には十分お気をつけ下さい。

さて、9月の定期便見学時刻表をお届けします。定期便では全日空が全便時刻変更となります。8月よりも早着早発になりました。特に沖縄行きは25分の早発です。これで就航先での滞在時間も若干増えました。


また、チャーター便では昨日もお伝えしましたが、いつものチャイナエアラインに加えて台湾の2社(マンダリン航空・エバー航空)が初飛来。就航する会社が増えて見学時刻表上の駐機スペースがなくなりつつあります。

富士山静岡空港の今! その250 9月のチャーター便(開港88日目)

2009-08-30 23:30:00 | 富士山静岡空港
以前から発表されていた9月のチャーター便情報(こちら)が変更になりました。台湾高雄発のチャーター便は1便になり、代わりに台北行きのチャーター便が追加されました。エバー航空、マンダリン航空など初飛来の便もあります。

9月はさらにアクセス改善も図られるようですが、毎月毎月ほんとうに変化の著しい空港です。

富士山静岡空港の今! その249 完全開港後の空港(開港87日目)

2009-08-29 23:00:00 | 富士山静岡空港
久しぶりに空港に行きました。滞在は0.数時間でしたが、完全開港によって変わったところをちょっとご紹介します。

上の写真、ちょうどJAL機が滑走路に進入するところです。滑走路末端のスレッシュホールドが塗り替えられたため、飛行機に映りこんで機体がより白く見えます。


吹流しの位置も変わりました。この写真は7月の様子。


完全開港後は別の位置になりました。その先に見える滑走路上には黒く舗装された「12」の文字が見えます。


昨日と今日、県の総合防災訓練で静岡空港に自衛隊や海上保安庁の航空機が離着陸しました。飛び去る機体を移動中に見たり、普段と違うエンジン音を会社で聞いたりしました。本来は飛来した飛行機の写真があればよいのですが、「飛行機でご飯を食べておりませんゆえ(笑)」お許しいただきたいと思います。

富士山静岡空港の今! その248 JAL福岡線の行方 (開港86日目)

2009-08-28 23:30:00 | 富士山静岡空港
たくさんのコメントをお寄せいただきありがとうございました。
福岡線の行方がどうなるか?完全開港よりも気がかりでしたが、正直なところ機材変更とはいえ、3便は維持され「ほっ」としています。


エンブラエルは新鋭機で乗り心地もよさそうです。ただ福岡線の現状の搭乗率が63%(237席)ですから、エンブラエル機3便(228席)では席が足りません。将来的にはもう1便ほしいところです。


また運用の関係から札幌線も機材変更になったのですが、きっといつの日かはまたMD90が戻ってくるような気がしてなりません。7月までの平均で88%、お盆の期間は搭乗率も97%をたたき出している札幌線なので、増便?大型化?運用変更?に期待したいところです。

富士山静岡空港の今! その247 本日完全開港 (開港85日目)

2009-08-27 23:30:00 | 富士山静岡空港
本日は静岡空港の完全開港日。見習い期間が終わっていよいよ本格始動です。


滑走路の延長、計器装置の完全運用と条件も揃いました。当ブログも就航率、搭乗率、路線数などが増えていくように陰ながら応援したいと思います。


大型航空機も就航可能になった静岡空港。まずは9月12日と10月12日にアシアナ航空が普段のA320、A321に変わって「B767」で運航します。出発ボードに世界各地の地名が並ぶのもそう遠い先ではないような気がします。

※写真は以前撮影したものです。静岡空港就航先への旅「ANA静岡沖縄線」の続きは日を改めてお届けします。

ANA静岡沖縄線 ATMから出た2000円札 (開港84日目)

2009-08-26 21:30:00 | 静岡空港就航先への旅
コザ信用金庫、沖縄県唯一の信用金庫です。そしてこの小禄支店は最も南にある支店。言い換えれば日本最南端の信用金庫の支店です。今回は移動コース上にこの店がありましたので、元業界人としてはちょっと立ち寄ってみたくなりました。


こちらはATMコーナー。これから日本最南端の信用金庫ATMで現金を引き出します。「8」「千」「円」と押して待つこと数秒。「シャカシャカシャカシャカ」と紙幣を数える音が聞こえます。その昔ATMのプログラムと格闘していましたので、大体の音で何枚紙幣を数えているかはわかりますが、8千円にしてはちょっと短い時間でした。「何かおかしいぞ」と思い、開いた口を見ると「なんと!二千円札が4枚」。



さすがの私も驚きです。ちょうど私がプログラマーを卒業するころ二千円札へのプログラム対応をやっていました。ただそれは預け入れの機能で、払い出しの機能ではありませんでした。コンビ二のATMで二千円札が出てくるのは見たことがありますが、金融機関のATMからは初めてでしたので、妙に感動しました。
するとまた昔の血が騒ぎ出し、では「5」「千」「円」ではどうか?と再チャレンジ。すると二千円2枚と千円1枚が・・・「やるな~」とまたまた感心です。

そうでした二千円札は2000年の沖縄サミットの際に発行され、人物ではなく守礼門が印刷されています。ATMから普通に二千円札が払い出されるのも沖縄ならではなのでしょうか。

(写真・文 6月)

ANA静岡沖縄線 首里城探訪・・・その2 (開港83日目)

2009-08-25 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
「沖縄」と「琉球」の違い。確か高校の授業だったか「日本側の呼称が沖縄、中国側の呼称が琉球」と習ったような気がします。日本と中国それぞれと政治的な関係があった琉球王朝。


首里城の鎖之間や書院は和風の造りです。ただ並ぶ盆栽が沖縄風に見えるのは私だけでしょうか?。


正殿は中国風。王が座る場所はさながら中国の皇帝が座る場所と似ています。


国内に城はいくつもありますが、裃姿の案内係りの人を見たことがありません。昨年行った城には赤兜をかぶったネコのキャラクターがいましたが・・・(笑)。常時昔の服装で案内してくれる城はここくらいでしょうか?扉の向こうからいにしえの人がやって来る感覚です。


帰り際にショップに立ち寄り、1冊の本だけ買って帰りました。その本は中学生の副読本のような「沖縄の歴史」。首里城をぐるっと周っただけで余りにも沖縄の歴史を知らないことが分かった私、次に訪れる時までにちゃんと予習をしておこうと思いました。

(写真・文 6月)

ANA静岡沖縄線 首里城探訪・・・その1 (開港82日目)

2009-08-24 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
琉球は、かつて沖縄から奄美の島々を治め、中国や日本、東南アジアの諸国と交易をした海洋国家です。その中心にあるのがこの首里城。
(写真は歓会門)


多くの建物は先の大戦で焼失してしまい、琉球大学のキャンパスとして使われた後、復元作業が行われ今日の姿があります。復元の是非はあるのでしょうが、私はこのような歴史あるものが後の世で復元されることは、たいへん価値があると思います。模型とは違ってやはり本物は、そのスケールに圧倒されます。
(写真は正殿)

こちらは漏刻門。かつてこの中に水時計があり、そこで時を計っていたそうです。

こちらは久慶門。曲線を描く石垣がいいですね。


こちらは書院。和風ですが、風を感じるつくりです。
個人的なイメージですが沖縄の建築物からは「風」や「風の流れ」を感じます。


東シナ海に面したあたり、海からは心地よい風が吹いてきます。きっと琉球王朝の人たちもこの海からの風を感じていたに違いありません。

(写真・文 6月)





ANA静岡沖縄線 沖縄の魅力とは・・・その2 (開港81日目)

2009-08-23 20:00:00 | 静岡空港就航先への旅
-<お知らせ>-------------------
静岡空港「空の日」のイベントはこちらをご覧ください。
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日没時間の違いも沖縄の魅力です。こちらの首里城奉神門の写真は午後6時を回ってから撮影しましたが、とても夕方とは思えない明るさです。


そしてこちらは午後7時を回った頃の首里城正殿。別時刻の下の写真と比べて雰囲気がかなり異なります。


首里城正殿の入場券販売締切時間は午後7時まで(7-9月は8時、12-3月は6時)。こういう施設は午後5時に終了するところが多いのですが、この2時間が旅行者にとってはたいへん便利です。


静岡空港からの沖縄便は午後2時半過ぎに那覇に到着しますが、市内であれば宿に荷物を置いてからもあちこちで掛けていくことができます。宿に着いて午後4時というと、もう一風呂浴びて外出しないイメージがありますが、沖縄ならそんなことはありません。夕方の時間もアクティブに過ごすことができます。


こちらは午後8時前の瀬長島(那覇空港付近)から見た西の海。この先にまだいくつもの島々があると思うと、日本も広いものだと痛感します。

※写真の撮影は6月です。

ANA静岡沖縄線 沖縄の魅力とは (開港80日目)

2009-08-22 20:00:00 | 静岡空港就航先への旅
今日からしばらくの間は「富士山静岡空港就航先への旅・・・沖縄編」をお届けします。小松編の時にも述べましたが、このカテゴリーは「どこにうまい食事がある」とか「どこに珍しい土産がある」といった情報はほとんどありません。どちらかというと概念といいますかイメージ優先の抽象的な旅の記録ですので、ご了承ください。


さて、沖縄の魅力といえば何でしょうか?魅力というからには他には無いものなのですが、普通に考えればやはりこの「海」ではないかと思います。私もこの海を見ると20年ぶりに泳いでみようと思いました。(ジュゴンと間違えられる恐れがありましたので今回は止めました・・・笑:写真 奥武島)


それから、日差しといいますか太陽光線の照射角は明らかに違います。この角度が違うことで、同じものでも別の色、別のイメージに見えてきます。
写真:車体の真下には影がありますが、周りには影がありません。


特に沖縄の道路はアスファルトに石灰分が多いのためグレーよりも白に近く、その反射もあってますます違う景色になります。


太陽と海と風に育まれ、そして大陸や南方の諸国と交流のあった沖縄。独特の色、独特の文化も私をひきつけます。明日からもそんな沖縄を少しずつご紹介いたします。

富士山静岡空港の今! その246 完全開港まであと6日 (開港79日目)

2009-08-21 23:00:00 | 富士山静岡空港
投光機に照らされて動く人影。最近は選挙のニュースでちょっと忘れかけた方もいらっしゃるかと思いますが、あと6日で静岡空港が完全開港します。


こちらは今の滑走路西端付近。短縮された滑走路300mの復元工事が行われています。8月27日からは当初の2,500m滑走路に戻って、第2の出発です。


そしてもう一つ、こちらのILSの正式運用も始まります。上の写真は昨年8月、ちょうどILSが設置された頃です。


ILSのある辺りの山は開港までにすっかりなくなり、今ではこんな風景が広がっています。霧や雨で欠航・ダイバートが続出した静岡空港。ILSの効果で運航率が少しでも上向いてくれたらと祈るばかりです。

商人の心 報徳訓 受け継がれる報徳思想

2009-08-20 23:00:00 | あきんど入門
毎月20日は「あきんど入門」の日です。

先月からは静岡県は掛川から新しいシリーズ「受け継がれる報徳思想」をお届けしています。今日は「報徳訓」。掛川市の大日本報徳社の中にある仰徳記念館にこの報徳訓の掛け軸があります。漢字ばかりでちょっと難しそうですが、内容はごくごく当たり前のことが書かれています。
ただ、その当たり前のことが継続して出来ないのが人間(いや私だけかも?)の悪いところ。今日はその報徳訓を簡単に読み下してみましょう。


最初から6行目(”自己勤労”)までは、「あなたがこの世界にいるのはお父さんお母さんがいたからです」「あなたが豊かでいられるのは、お父さんお母さんが励んできた善行のおかげです」「あなたの子どもたちも豊かにするためには、あなたが仕事に励む(自己勤労)ことです」と、ざっとこんなことが書かれています。

そして後半6行(”身命長養”から)は、「長生きするためには衣食住が足りていなければなりません」「衣食住の源は田畑山林(仕事)にあります」「田畑山林(仕事)はみんなで行うことにより価値を生み出します」。

そして緑の部分「今年の衣食住は去年の仕事の結果です」「来年の衣食住は今年の頑張りによるものです」。

最後に「徳(いわゆる努力)は必ず報われるとこを忘れてはいけません」の言葉で締められています。

過去の努力不足をどこかに忘れて、今が悪いのは現在に原因があると思いがちです。この緑の部分は私の心に突き刺さります。来年になって「ああ今年はいい1年だ」と思うためには、今の努力が大切であること。そしてこれから仕事を続けるためには、毎年同じことを考え行動すること、それは試練でもなんでもなく時の流れを歩んで行くための常識だとこの掛け軸は私の心に伝えてくれました。

古代豚弁当 本庄早稲田駅

2009-08-19 23:30:00 | サイバー駅弁大会
今年になって頻繁に利用している上越新幹線の本庄早稲田駅。上越新幹線の中では最も新しい駅で、駅の西側には早稲田大学関係のキャンパスがあります。

今までこの駅では高崎などよその駅のお弁当を販売していましたが、ついにオリジナルのお弁当ができました。

その名も「古代豚弁当」。
古代豚とは昭和30年代まで国内で主に飼育されていた中ヨークシャー種の豚のことで、臭みが無くきめの細かい肉質の豚ですが、成長までに時間がかかるため採算があわないとの理由で、飼育されなくなった豚です。
※古代豚は白石農場(美里町)の登録商標です。


確かに今まで食べた豚肉とはちょっと違い、肉にしつこさがありません。その反面弾力があり、食べ応えが違います。今まで食べていた豚肉は何だったのだろうと思わせる味です。


お品書きがあり、この豚以外にも以下の地元農産物が使われています。
■白飯:埼玉県産「彩のかがやき」
■しば漬:上里町と本庄市のきゅうり
■ブルーベリー水まんじゅう:神川町、美里町産のブルーベリー


ブルーベリーの水まんじゅうも気に入りました。

地元市町や商工会議所、JA、早大などからなる本庄早稲田駅駅弁開発プロジェクトチームが企画したこのお弁当。地域によっては苦渋の選択により駅弁から撤退する業者がある中で、地元が一体となって農産物をPRするこのような取り組みが、今後さらに増えていくことを期待します。

NRE ¥900 本庄早稲田駅

富士山静岡空港の今! その245 シルバーウイークに向けて (開港76日目)

2009-08-18 23:30:00 | 富士山静岡空港
皆さん、お盆休みはどのように過ごされましたか?
富士山静岡空港からのフライトを楽しまれた方も多いことでしょう。


一部機械トラブルもありましたが、この期間は概ね順調に離発着が行われました。連日満席の沖縄便をはじめ、搭乗率が大幅UPした便もあります。


以前に秋の割引運賃をご紹介しましたが、9月と10月には再度富士山静岡空港から出発するチャーター便があります。ちょうどシルバーウイークのあたりでしょうか、ひとつはチャイナエアラインの台湾ツアー、そして中国南方航空による大連・瀋陽などの中国東北部のツアーです。


別カテゴリー掲載のため1週間お休みしていたこのコーナー「富士山静岡空港の今!」。これから編集が済み次第に掲載を始めたいと思っています。この続きは今しばらくお待ちください。

新東名(第二東名)緊急開放 静岡沖地震

2009-08-17 22:00:00 | 島田・大井川・川根
土煙をあげて車が走っていきます。
こちらは建設中の新東名(第二東名)の大井川橋付近(牛尾山の切通し)。
※↑は下の写真の拡大版


停車することが出来ないので、車載カメラはタイマー撮影ですが、走行スピードが制限されておりましたので、大井川橋まで行く途中で自動的にシャッターが下りてしまいました。


11日の地震でのり面が崩落し通行止めになった東名高速。その影響で一般道路が大渋滞し、16日の日中地元車両に限る形でこの橋を開放することになりました。


普段から「越すに越されぬ大井川」なのですが、今回は大井川橋周辺だけでなく、国道1号線と交差する道路まで車両があふれ、普段の4倍も時間がかかる始末です。天災ですから仕方の無いことですが、市内であっても車で動くのが難儀な状態でした。



通行証をもらっての通行でしたが、渋滞も無く進むことが出来て本当に助かりました。


こちらは島田側から見た新東名大井川橋。下流部では一番川幅の短い部分、いわゆる駿府城主中村一氏が掘削し、掛川城主山内一豊が築堤した大井川の「天正の瀬替え」の真上を通ります。
本物の新東名の開通は2012年度ということでした。