静岡県と長野県。お隣の県で直線距離では近いものの、陸上交通を使うと甲府や名古屋、東京を経由しなければならず、私の街からでは3~4時間はかかってしまいます。
言語学の世界では、長野県・山梨県・静岡県の方言には共通しているところがあると言われています。かつては高校ラグビーも「信静代表」として静岡・長野で1チーム出場している時代もありました。地図の上では近くの県、徒歩で行き来をしていた時代にはかなりの往来があったはずですが、陸上交通が東西に発達したため、いつしか遠いところになってしまいました。
写真の看板は牧之原市相良にある「塩の道」起点の案内板。「塩の道」とは江戸時代に海岸部の各地から信州へ向けて「塩」を始めとした物資を輸送したルートで、静岡県では富士川と相良のルートが知られています。
遠州相良からの「塩の道」は、掛川を経て、現在の国道152号線に沿って伊那・諏訪地方まで至るルート。旧国名では遠江と信濃を結ぶ道です。別名「信州街道」や「秋葉街道」とも言われています。
そんな静岡と長野を結ぶ新しい道「空の道」が10月31日に開通します。所要時間は55分。実際に空を飛んでいる時間はもっと短いでしょう。「塩の道」の起点「相良」がある牧之原市には、この「空の道」の起点である富士山静岡空港があります。これも何かの縁でしょうか。
さて、明日の初便を担当する緑フジが、虹を越えて帰ってきました。ぜひこの新しい「空の道」で長野県との交流が増え、路線が末永く続くことを願いたいと思います。
言語学の世界では、長野県・山梨県・静岡県の方言には共通しているところがあると言われています。かつては高校ラグビーも「信静代表」として静岡・長野で1チーム出場している時代もありました。地図の上では近くの県、徒歩で行き来をしていた時代にはかなりの往来があったはずですが、陸上交通が東西に発達したため、いつしか遠いところになってしまいました。
写真の看板は牧之原市相良にある「塩の道」起点の案内板。「塩の道」とは江戸時代に海岸部の各地から信州へ向けて「塩」を始めとした物資を輸送したルートで、静岡県では富士川と相良のルートが知られています。
遠州相良からの「塩の道」は、掛川を経て、現在の国道152号線に沿って伊那・諏訪地方まで至るルート。旧国名では遠江と信濃を結ぶ道です。別名「信州街道」や「秋葉街道」とも言われています。
そんな静岡と長野を結ぶ新しい道「空の道」が10月31日に開通します。所要時間は55分。実際に空を飛んでいる時間はもっと短いでしょう。「塩の道」の起点「相良」がある牧之原市には、この「空の道」の起点である富士山静岡空港があります。これも何かの縁でしょうか。
さて、明日の初便を担当する緑フジが、虹を越えて帰ってきました。ぜひこの新しい「空の道」で長野県との交流が増え、路線が末永く続くことを願いたいと思います。