大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

新幹線から見る夏富士

2008-05-31 21:04:28 | 旅の空から
新幹線が三島を出発して愛鷹山の裾野から左にカーブを切るとき、窓に大きく富士山が現れます。晴れて雲のない冬の日は雪をかぶったその姿に車内からどよめきがおこることすらあります。

ただ梅雨前のこの季節、なかなか富士山は姿を見せません。この日も窓から見えたのはほんの30秒。構図を考えてカメラを構える時間はありません。ご覧のとおり、構えたときには半分隠れていました。藍色の夏富士は、吉原の工場群が見えるあたりで雲の中に隠れてしまいました。

(2008/5/30 撮影)

東京駅周辺

2008-05-29 23:58:06 | 旅の空から
「東海道を行く」今日はお休み。東京駅の夜景をご覧ください。
いつもは新幹線のホームから見ているので気づきませんでしたが、周りにはこれだけのビルがあります。ビルから洩れる光の先には何万人もの人々。都市のパワーを感じます。

夕方の様子はこんな感じ。現在、東京駅は戦災で焼失した3階部分や丸型ドームを復原工事中。数年後にはまた風景が変わります。(撮影2007年10月)

東海道日坂宿その1

2008-05-27 23:59:02 | 東海道を行く
「東海道を行く」シリーズ。お江戸日本橋から始まらないのが玉にキズですが、まずは品川から数えて25番目の宿「日坂」(静岡県掛川市)をご紹介します。



宿の概要はご覧の通り、手抜きですみません。
日坂は国道1号線沿いではありますが、東海道本線のルートから外れたため、趣きのある街並みが続いている静かな宿場町です。

【データ】
公共交通機関の場合、最寄駅はJR掛川駅になります。
掛川駅からは掛川バスサービス東山線で20分です。

新カテゴリー 東海道を行く

2008-05-26 23:12:18 | 東海道を行く
仕事がら車に乗って行き来していると、旧東海道を歩く人たちを多く見かけます。帽子にリュックタオルと地図を片手に、たくさんの人が大井川を渡っていきます。ちょっと不思議なのは、見かける人のほとんどが江戸から京(東から西)へ向かっていること。みなさん関東地方の人なのでしょうか?

さて、このカテゴリー。ちょっと失礼して足ではなく車で行く旧東海道のご紹介です。今日はここ東海道江戸から54里、「日坂宿」の逆川にかかる古宮橋。欄干のある橋は旧東海道、真ん中の橋は旧国道1号線、そして高架は現国道1号線バイパス。ここでは50mほどの間に新旧3つの橋が架かっています。

葛飾北斎の裏富士十景

2008-05-25 19:11:56 | 島田・大井川・川根
その昔、遠く離れた西洋の画家ゴッホに影響を与えた葛飾北斎。
その北斎の有名な富嶽(冨嶽)三十六景に追加十景があるのを知りました。富嶽三十六景といえば神奈川沖浪裏を筆頭に関東甲信そして東海道から見た富士が描かれている北斎の代表作です。

表富士と呼ばれる26枚と藍摺りの10枚で三十六景です。私はこのシリーズが好きで、特に当時舶来のプルシアンブルーの顔料を使った藍摺りのシリーズは、青、紺、藍、蒼、碧・・・青系の色だけを使ってこれだけの表現が出来るのかと感動します。

そしてこの三十六景が好評を博したため、10枚が後で追加されました。これを通称「裏富士」と呼びます。その裏富士の1枚に「東海道金谷の不二」があります。
例によって紺青の大井川を渡る人々が描かれていますが、蓮台上の荷物や駕籠の屋根、肩車される旅人の荷物が緑色に統一されているのがおもしろいところです。

今の様子は写真の通り。富士も残雪が少なくなり「夏富士」に近くなりました。

三十六景46枚は>>>こちら
(島田市牧之原公園より撮影)

列車公衆電話

2008-05-24 23:07:21 | 昭和時代
携帯電話を使って11年目。もう公衆電話を使うことはほとんどありません。
今日のお話は列車公衆電話。

そもそもJR(旧国鉄)の列車に公衆電話が登場したのは1960年。当時東海道本線を走っていた特急「こだま」号に設けられました。黒澤明の映画「天国と地獄」で誘拐犯からこだま号に「身代金を洗面所の窓から投げろ」という電話が入るシーンを思い出します。
列車公衆電話はその後、新幹線のビュッフェや食堂車に置かれるようになります。私が最初に使った頃は色はグレーに近いベージュ色で形こそ公衆電話でしたが、ダイヤルはなく100円を入れると電話交換手が出るものでした。相手の電話番号を交換手に告げて回線をつなげてもらい、「それではお話ください」か「おつなぎします」と言われてはじめて相手と話ができる方式でした。確か1通話300円だったように記憶しています。相手方には交換手から「新幹線の車内よりお電話が入っております」というような連絡の電話が入っていたようで、「新幹線でどこに行くの?」などど尋ねられたものでした。

現在の新幹線では写真の通りテレホンカード形式で即時通話(ちょっと言い方古いですね)のできるタイプです。トンネル内でも安定して通話が出来るので切れては困る要件の場合には便利です。

さて、最近は新幹線の中で「東京の○○さま、お電話が入っておりますので電話室までお越しください」というような呼び出しアナウンスを聞かなくなりました。調べてみると、2004年に呼び出しのサービスは終了しているようです。理由はもちろん携帯電話の普及です。ここでもひとつの「昭和」が終わっていました。




商人の心 塚本定右衛門紅売りの図

2008-05-20 22:36:49 | あきんど入門
毎月20日は「あきんどの日」? 
カテゴリー「あきんど入門」は偶然にも3月、4月とも20日に更新しています。そこでこれからは20日を”商人の日”と定め、商いを考えるブログをお届けしたいと思います。ちょうど20日は社員の給料日、商いを考えるにはいい日かもしれません。

さて、今回も掛け軸です。これは「祖翁紅売りの図」、描かれている商人は初代塚本定右衛門(祖翁)です。塚本定右衛門は滋賀県東近江市五個荘の出身で、紅(口紅)の行商から身を起こし、豪商となった近江商人です。まずは掛け軸の由来をご覧ください。▼



「何もしなければ何も起こらない」・・・当たり前のことですが、寝て待っていてもお金は生まれてきません。

迷って歩みを止めてしまいそうな時、この句は私を励ましてくれます。
一文銭に頼る身・・・明日も元気に動き回りたいと思います。

(撮影地 滋賀県東近江市五個荘 外村繁邸
※原本は同所塚本定右衛門旧宅「聚心庵」にあります。詳しくは>>>こちら




富士山静岡空港の今!その14 空港ターミナルビル

2008-05-17 22:25:27 | 富士山静岡空港
ターミナルビルの工事も進みました。
照明灯でしょうか何本かの柱がたちました。(先月の様子

(2008/5/17 石雲院展望台より撮影)

今日は空港島田側口に植樹されている郷土種の樹木の下草刈りと新たな植樹を行いました。参加されたみなさまお疲れさまでした。