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大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

うちなー御膳とANAマイチョイス そして うちなーミックス弁当

2011-12-10 23:45:00 | 静岡空港就航先への旅
今までUPできなかった記事をお届けする、年末の画像放出「大蔵ざらえ」の3回目です。現在の提供内容と異なっている部分はお許し下さい。


さて、別カテゴリーで「サイバー駅弁大会」をお届けしていますが、空弁については小松空港の"あなご寿し"1回のみでした。今日は那覇空港「ANA FESTA」で販売されている"うちなー御膳(1,050円)"です。


ゴーヤちゃんぷるー、ラフテーなど沖縄の味がぎっしり詰まっています。箱の表にある「ま~さん」とは人の名前ではなく、沖縄の言葉で「おいしい」の意味。帰路にその味を堪能できるのは何とも贅沢です。


こちらはANAマイチョイスの「瀬戸内はるかスカッシュ」。ANAは全国各地の炭酸系飲料を積んでいて、炭酸大好きの私にとっては嬉しい限りです。その後小松空港でも売っていた「能登の塩サイダー」を経て、現在は「広島のレモンソーダ」になっています。


さて、お弁当も食べ終わりサイダーも残り少なくなった頃、CAさんがやってきました。何でも埼玉県川越近郊のご出身のようで、私も川越は良く知っておりましたのですっかり話し込み、川越の地ビール「COEDO」を買ってしまいました。


おつまみもついています。
行きは成田発のJTAだったので、静岡空港からはバス。すっかりいい気分になってしまいました。


そして、こちらはJTAで夜に到着した後、ローソンで購入した「うちなーミックス弁当」。


何がすごいかというと、1003kcalの熱量。420円のお弁当で1,000kcalを超える弁当は初めて見ました。1円当たり2.4kcalです。


そしてお弁当のお供はオリオンと泡盛。
♪あわもり ざ~んぱ~ という訳で暑い+熱い夜でした。




相良三十三観音と人吉相良氏を訪ねて その1

2011-09-24 20:00:00 | 静岡空港就航先への旅
ブログの更新頻度が下がってからというもの、ご紹介していないカテゴリーも増えてきました。この記事の「静岡空港就航先への旅」も昨年11月から更新しておりませんでしたが、今日から久しぶりにアップしようと思います。

このカテゴリーを始めて以来、静岡空港からの国内就航先は最大7都市まで広がりましたが、今時点で4都市に減少(小松・松本・熊本が路線休止)。記事のタイトルから、本来は熊本就航中にお伝えしなければいけなかったのですが、諸事情によって掲載できませんでした。ただ、人吉市を含む熊本県球磨地方は、鹿児島空港の方が近いので、場所は熊本県ですが、鹿児島空港からの旅としてご理解いただければと思います。

スタートは人吉市にあるくま川鉄道「相良藩願成寺」駅です。


ホームには、「相良三十三観音」札所の案内が掲示されています。


駅を降りると、「駅からは始まる・・・ふらり球磨盆地」の案内板。


まずは、相良三十三観音の「相良」という名称について、ご説明をしないといけません。この「相良」は人吉を含む球磨盆地を鎌倉・室町・安土桃山・江戸と600年以上統治した「相良氏」に由来するものです。


その「相良氏」はどこから来たかというと・・・(私は説明が下手なので)・・・どうぞ上の写真の案内板をご覧下さい。
「鎌倉幕府の地頭として遠州(今の静岡県)から相良氏が入国しました」とあります。もともと相良氏は藤原南家の系統で、遠州相良荘・・・つまり今の牧之原市(旧相良町)に住んでいたことから「相良氏」を名乗るようになりました。


さて、相良三十三観音のお話に戻ります。この相良三十三観音とは人吉市とその周辺の球磨村、山江村、相良村、錦町、あさぎり町、多良木町、湯前町、水上村に点在する観音霊場で、江戸時代に選定されて巡礼が始まったとされています。どの札所も素朴な観音さまがあり、長い間地元の人たちの手で守られてきました。

三十三観音のうち2つの札所の番号が重複しているため、実際には35ヵ所となりますが、常時開帳しているのはその3分の1。ただ秋のお彼岸の期間と春分の日には全ての札所が開かれてます。


こちらは人吉市街地の一番札所の清水観音。相良藩願成寺駅から徒歩5分の所にあります。


この時は開帳の日ではありませんが、場所によっては、このように御朱印を受けることが出来ます。


朱印帳がありませんので、普段持ち歩いている手帳に押印。何とかビジネスでご利益がありますように・・・(お願いが超現実的です)。

開帳の期間には、地元の皆さんがお茶や食事を巡礼者に振る舞う札所もあり、九州各地から多くの参拝者が集まります。場所が点在しているので、自転車や観光タクシーなどが便利です。秋の清々しい風をうけて、球磨路を走ってみるのもいいですね。
※「相良三十三観音」と入力してニュース検索すると、最新の情報がわかります。


さて、人吉への交通です。人吉市には九州自動車道のインターがありますが、こちらは市街地にたいへん近くて便利です。静岡空港から鹿児島便を利用した場合は、鹿児島空港からレンタカーで向かうのも一つの方法です。(鹿児島空港~人吉IC 約60km)


また、鹿児島空港から人吉ICまで高速バスの連絡があります(人吉ICにはタクシーや路線バスの乗り場があります)。また鉄道の場合は、空港近くの嘉例川駅から肥薩線に乗るのもいいでしょう。


九州新幹線からは熊本駅や新八代駅で肥薩線人吉方面への列車に乗り換えます。


FDA小牧熊本便を使う場合には、熊本空港と新八代駅間にバスの連絡があります。


新八代から人吉まで特急列車でおよそ1時間、休日等にはSLも走っています。また同じく新八代から写真の新幹線連絡バスなら、人吉ICまで35分で到着します。

<つづく>

信州松本を電気自動車で走ろう! EVレンタカー

2010-11-07 20:15:00 | 静岡空港就航先への旅
ちょっと見たところ普通の軽自動車に見えますが、実はこの車は三菱自動車のアイミーブ(EV=電気自動車)です。最近は取引先でクリーンディーゼル車、ハイブリット車、そしてCNG(天然ガス)車などの環境対策車輌に乗せていただきましたが、完全な電気自動車は今回初めて。


さて、9月から信州松本地域でこのEV(電気自動車)を使ったレンタカーサービスが始まりました。レンタカー業務を行っているのは「鈴与レンタカー」で、11月中は3時間レンタルや充電無料などのキャンペーンを行っています。詳しくは>>>こちら


「READY」の表示の時にキーのつまみを回すとエンジン?始動。後はオートマチックのギアをDやEcoに入れると動き出します。赤い針があるパネル上のメーターは、消費電力を表示します。走行中に緑の「Eco」の位置にあれば消費電力が少ないことを示し、それよりも右(Power)に行くとたくさんの電力を消費していることを表します。ちなみにギアを「Eco」にすると、緑の消費電力の範囲内でモーターが動きます。逆にアクセルを離すと「Charge」に針が振れて、充電モードになります。


一般道であれば「Eco」でも十分走ります。急な坂道や高速に流入する時は「Eco」では加速が足りませんので、Dにギアを入れます。本線上では100km/hももちろん可能。すばらしい走りです。

ということをしておりましたら、帰路でバッテリーの充電不足になり、慌ててスタンドに駆け込みました。


ただいま充電中(コンセントのマークが点灯しています)。


充電量は電気メーターで測ります。満充電での走行距離はおよそ80kmほどですが、エアコンやカーナビ、ライトもバッテリーから電気を供給しますので、状況によって走行距離は変わります。ただ、街中や近郊をあちこち移動するには特に問題は無いでしょう。松本に飛行機や電車でお出掛けの際は、このEVのご利用をおススメします。

・・・私の場合は一般道、高速、坂道を100km近く走ったため、ついに返却時に充電切れ。スタッフの皆さまご迷惑をお掛けしました。


電気自動車はまだまだ普及途上。この車に乗っていると「あ、電気自動車だ」と注目を浴びます。私もよくわかっていないのにいろいろ説明。確かに音は静かで、想像していた以上に加速もスムーズでした。今後充電や電池の技術がさらに発展すれば、もっと長い距離を乗ることもできるでしょう。もしかしたら飛行機も電池で飛ぶ日がやってくるかも?しれません。

そしてもうひとつ、今回の経験で普段乗っている車では結構無駄な加減速をしていることに気づきました。回転数を無理に上げなくてもそこそこ車は走って行く。私の車はガソリン車ですが、これからは「Eco」走行をしてお金にも地球にもやさしい走行をしていきたいと思いました。

FDA/JAL 静岡福岡線 若松南海岸(若松バンド)

2010-10-24 07:00:00 | 静岡空港就航先への旅
昨日は若戸渡船をご紹介しましたが、今日は若松を歩きます。この若松は旧若松市、1963年に小倉市、八幡市、門司市、戸畑市と合併して、現在は北九州市若松区になります。


タイトルにあるバンド(bund)とは埠頭を意味する言葉です。上海外灘が有名でしょうか。中央は旧古河鉱業ビル、大正8年の建築です。


渡船の若松側の発着場から若松駅までは、このように明治・大正期に作られたビルが並んでいます。


振り返ると大きな若戸大橋が見えます。


こちらは石炭会館。若松は筑豊の炭鉱から運ばれる石炭の積み出し港として繁栄してきました。


そして、その石炭会館の前には「ごんぞう小屋」が復元されています。「ごんぞう」とは船に積み込む石炭の荷役をする人たちのことで、この小屋は休憩所も兼ねた詰め所でした。


小屋の中には当時の写真とともに、ハードだった仕事の内容が紹介されています。私は石炭とそれに関わる仕事のことをよく知らないので、こういう解説があると、とことん読んでしまいます。


15分ほど歩くとJRの若松駅に到着します。かつては石炭を満載した貨車が広い構内を行き来していたとのことですが、その場所は住宅団地に変わってしまいました。


座席に座ると心地よい風。上を見ると扇風機が回っていました。
なんとも駆け足でご紹介した若松の街。若戸大橋の下にあった海に浮かぶ若松城など興味深い話はいっぱいあって、本当はもっとじっくりご紹介したいところですが、それは次回訪問の時にいたしましょう。


窓から入る風を受けて鹿児島線の折尾駅に向かいます。折尾駅は九州内で1・2を争う駅弁「かしわめし」がありますが、今回は残念ながら乗り換え時間がほとんどありませんでしたので、こちらも次回ご紹介となりました。


2日間でお届けした静岡空港就航先への旅、福岡編の第3弾はいかがでしたでしょうか?ちなみに今回はJALマイレージ特典搭乗の都合から、ちょうど24時間の弾丸ツアーでした。

静岡空港19:30--※--福岡空港--(高速バス)--大村(泊)--長崎空港--※--※壱岐空港--※原の辻遺跡--※一支国博物館--※清石浜--芦辺港--※--博多港--天神--唐人町--※黒門飴--唐人町--博多駅--戸畑駅--※若戸渡船--※若松バンド--若松駅--折尾駅--博多駅--福岡空港--※--19:30静岡空港
※=ブログでご紹介した場所・フライトです。

次回の静岡空港就航先の旅は、5時間半の弾丸ツアー「錦秋の○○路」をお届けできる?かもしれませんので、どうぞお楽しみに。

FDA/JAL 静岡福岡線 若戸大橋と若戸渡船 

2010-10-23 05:30:00 | 静岡空港就航先への旅
鹿児島本線を戸畑駅で降りて北に向かうと、視界に赤い大きなつり橋「若戸大橋」が見えてきます。
6月以降、FDA/JAL静岡福岡線を中心にお届けしてきた「空の散歩」「就航先への旅」企画の最終回、今回は北九州市の若戸大橋と若戸渡船、そして若松の街をご紹介します。


若戸大橋の下にやってきました。なぜこの橋にやって来たかと言いますと、ちょうど若戸大橋の完成した日、遠く離れた静岡で私は生を受けました。今まで私と全く同じ期間生きて来た…そんなことから妙な親しみが沸き、一度この橋を見てみたいと思っていたからなのです。、
ちなみに、そう書くと、完全に私の生年月日が分かってしまうのですが(爆)…今から48年前のことです。


北九州市の若松区と戸畑区を結ぶ若戸大橋の下には、同じくこの2つの区を結ぶ渡船が運航されています。料金は片道100円。両区を行き来する人たちの重要な足になっています。


今は本四架橋をはじめとして、たくさんのつり橋がありますが、全長627mは当時東洋一のつり橋でした。今から渡船に乗って洞海湾を横断し若松へ向かいます。


さあ出航です。みるみる渡船場が小さくなっていきます。


心地よい風に乗って潮の香りがしてきました。


わずか3分、対岸の若松渡船場に到着です。対岸の日本水産のビルがとってもおしゃれです。
さて、1962年完成のこの橋は北九州市道路公社が管理する有料道路なのですが、その償還期限は西暦2029年、まだあと19年先です。私もその頃までは現役で働き、報酬を得ていたいと思います。

明日は若松の海岸を歩いてみます。

FDA/JAL 静岡福岡線 ゆったり壱岐めぐり4 九州郵船ジェットフォイル 

2010-08-21 23:45:00 | 静岡空港就航先への旅
わずか半日の壱岐の旅。ジェットフォイルに乗る時間が迫っています。ジェットフォイルは海の飛行機ともいえる乗り物で、吸い込んだ海水を加圧噴射することで前に進みます。(上の写真は港内に入っているため脚の部分を引っ込めています。脚が出ている状態はこちら。)


九州郵船のヴィーナス号。九州郵船では博多と壱岐の郷ノ浦、芦辺を結ぶジェットフォイルとフェリー、そして佐賀県の唐津と壱岐の印通寺港を結ぶフェリーを運航しています。


ジェットフォイルの座席はこちらです。海の上を時速80km弱で進みますので、シートベルト着用の案内があります。


乗ってしまうとどんな風に海上を進むのかは見えません。参考までに上映していたビデオの画像をご覧ください。TVの下のご案内に「海洋生物との衝突」についてのご注意が貼られています。


心配をよそに、博多港までの1時間はおだやかな海を進みました。


博多港の国際ターミナルが見えてきました。停泊しているのは福岡と釜山を結ぶ国際航路のジェットフォイル「コビー」です。


釜山までは3時間弱。たまには海路で外国に行ってみたいですね。(たま=といえるほど外国に行ってはいませんが・・・)


博多港に上陸です。博多港は国際航路をはじめ、壱岐・対馬・五島列島などへの定期航路のほか、志賀島・玄海島などへの渡船、湾内クルーズなどたくさんの船の旅が楽しめます。余談ですが貨物船ではこんな船やこんな船も寄港しています。

さて、ここから天神までバスで5分。街を散歩して福岡空港に向かいましょう。

※さて、今年も「フォトコンテスト」が行われています。昨年は札幌で勝負しましたが、今回は壱岐と福岡で数点を応募してみたいと思っています。もちろん応募の条件が「未発表のもの」ですので、こちらでご紹介していない写真をいくつか選んでみたいと思います。フォトコンテストの詳細はこちら

※明日からはFDA/JAL福岡静岡線トワイライト飛行をお届けします。

FDA/JAL 静岡福岡線 ゆったり壱岐めぐり3 壱岐の海 

2010-08-20 23:45:00 | 静岡空港就航先への旅
透明な水に泳ぐ魚。こちらは壱岐市芦辺町諸吉本村触にある港(地図>>>こちら)。地図を広域表示にするとわかりますが、壱岐の地名の一番後ろには必ず「触(ふれ)」、「浦」、「島」のいずれかがつきます。「触」は農村の集落を表す言葉で、その由来には諸説があります。


ここには、海中に「はらほげ地蔵」と呼ばれる6体のお地蔵様が立っています。はらほげとはお腹に穴の開いたという意味です。


今は海の上にありますが、満潮時には海水に浸かるため、お地蔵様の足下が湿っています。


さて、はらほげ地蔵から車で5分ほどの場所にある清石浜海水浴場。


500mにもわたって美しい砂浜が広がります。壱岐にはこんなビーチがあちこちにあります。


ゆっくり浜辺を散歩したいのですが、滞在3時間の壱岐の旅。そろそろジェットフォイルの乗船手続きをしなければなりません。タイトルとはうらはらに急いで芦辺港まで車を走らせます。

※毎月20日にお届けしている「あきんど入門」。都合により今月はお休みさせていただきます。また来月をお楽しみに。

FDA/JAL 静岡福岡線 ゆったり壱岐めぐり2 一支国博物館 

2010-08-19 23:45:00 | 静岡空港就航先への旅
原の辻遺跡からほど近いところに壱岐市立一支国(いきこく)博物館があります。魏志倭人伝では「一大国」とされている壱岐ですが、その他の文献では「一支国」と表記されていますので、壱岐にあった古代国家は一般的に「一支国」と表されています。


一支国博物館は、今年(2010年)春に開館したばかりです。建物は曲線が特徴の3階建て、4階部分に展望塔があり、設計は黒川紀章氏によるもの。氏は2007年に亡くなっておりこれが遺作と言われています。


博物館の屋上部分は庭園になっています。いろいろな都市計画を発表してきた黒川紀章氏ならではの特徴です。温暖化が進むにつれ、これからこのような屋上庭園のある建物が増えるのかもしれません。


さて、建物もすばらしいのですが、展示もまたすばらしいものです。私が見て2つ面白いところがありました。ひとつは最初にシアターで上映される一支国の紹介。単純な観光案内ではなく、ストーリーのある作品にまとめられています。レンズもムービー用のものが使われていて、映画として楽しめます。スクリーンの反対側は窓になっていて、ちょうど原の辻遺跡の全景が見えるような配置になっています。上映が終わってスクリーンが上に上がると同時に映画の上の古代の原の辻遺跡と今の遺跡とを対比できるような演出が行われています。
また、一支国トピックのコーナーでは、壮大なジオラマで当時の生活の様子が再現されていますが、ジオラマの人形がマンガチックに出来ていて(4頭身くらい )、その表情もたいへんわかりやすく作られています。

他にもいろいろな試みが行われていて、ちょっと今までの歴史博物館とは違った雰囲気です。壱岐にお出掛けの際には立ち寄ってほしいところです。

※詳しくはこちら>>>長崎県壱岐市立一支国博物館

FDA/JAL 静岡福岡線 ゆったり壱岐めぐり1 原の辻遺跡 

2010-08-18 23:45:00 | 静岡空港就航先への旅
本日からは久しぶりの「静岡空港就航先への旅」をお届けします。今回はFDA/JAL静岡福岡線を利用して、長崎県の壱岐に出かけます。福岡空港なのにどうして壱岐なのか?不思議に思う方もいらっしゃるでしょうが、それはこちらの地図で位置関係を見てください。壱岐は博多港からジェットフォイルで1時間強、フェリーで2時間強の距離にあります。以前は福岡空港からも空路があり(今は長崎空港からの路線のみ)、行政では長崎県ですが生活圏では福岡という感じがします。


まずは原の辻遺跡に行ってみましょう。原の辻は「はるのつじ」と呼びます。ここは弥生時代の集落跡で、魏志倭人伝に登場する「一大国」の都であったとされています。


「一大国」は対海国(対馬)より「南に瀚海と呼ばれる海を渡り、千余里を行くと一大国に至る」と記されています。対海国の先は朝鮮半島ですので、大陸からの進んだ文化が海を渡る、その中継点にこの国があったといえます。


復元されている使節団の倉。大陸の人々をこの国の人たちはどのように迎えたのでしょうか。


復元された住居跡には、日・英・韓の3ヵ国語で説明文が付けられています。


こちらは全景。三重の濠をめぐらせた環濠集落で日本最古の船着場跡がある原の辻遺跡は、静岡の登呂遺跡、佐賀の吉野ヶ里遺跡とともに弥生時代の国の特別史跡(国宝級)に指定されています。


今回は滞在(正味)3時間の壱岐の旅。それにはレンタカーが便利です。大陸に近いせいか、何局もの韓国のラジオ放送が聞えます。

FDA静岡小松線 金沢散策その3 金沢城 (開港266日目)

2010-02-27 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
ひがし茶屋街から歩いて15分。金沢城兼六園の下に着きました。
相変わらず、はらはらと雪が降っています。


緩やかな坂を上り、石川門までやってきました。風雪に耐えた海鼠壁の色が、カラータイルをはめ込んであるかのように見えます。フラッシュを光らせると雪が反射して幻想的な光景になります。


これから兼六園でもと思いましたが、ごらんの様な水分を含んだ雪です。さすがに靴も濡れてきました。


突然風が吹いたかと思うと、急に雪が激しくなってきました。


ちょっと早いのですが小松空港へ移動です。こちらは金沢駅西口のバスターミナル。静岡空港へのFDA102、106便への接続は欄外に書いてあります。夕方の106便は17:10発をご利用くださいとあります。101便利用で金沢着が10:30頃なので、日帰りの場合はおよそ6時間40分の滞在時間です。

さて、札幌編とあわせて都合6日間お届けした「静岡空港就航先への旅」はいかがでしたでしょうか?今回お届けできなかった場所もいくつかありますので、また後日ご紹介することにいたします。

FDA静岡小松線 金沢散策その2 ひがし茶屋街と浅野川 (開港265日目)

2010-02-26 22:30:00 | 静岡空港就航先への旅
軒先から"ばさっ"と雪が落ちます。雪国では当たり前の光景も、慣れていない私にとっては新鮮に映ります。


お茶屋さんの方でしょうか。寒さの中で落ちてきた雪を道の真ん中にある融雪装置に寄せています。観光客への心のこもったおもてなしです。


はらはらとまた雪が舞ってきました。こんな日は「ぜんざい」を食べて温まりたいですね。


茶屋街を出ると浅野川の橋。たもとには粋な柳があります。


さて、これから兼六園に向かって歩きましょうか。ここからは約1kmです。

FDA静岡小松線 金沢散策その1 東山ひがし茶屋街 (開港264日目)

2010-02-25 21:30:00 | 静岡空港就航先への旅
昼下がりの暗い空から雪が降ってきました。店の格子窓から明かりが漏れます。
今日からは加賀百万石の城下町金沢を歩きます。


金沢へは小松空港からバスで最短40分。もちろん小松へはFDAの静岡小松便(55分)で向かいます。小松便は朝夕に1便ですから日帰りも可能です。


19世紀はじめ、金沢城下の東と西の入口に茶屋街がつくられました。ここは浅野川に近い「ひがし茶屋街」です。西の犀川沿いにある「にし茶屋街」とともにハイクラスの社交場として賑わいました。


ここ料亭「志摩」は国の重要文化財に指定されています。他に「懐華楼」など内部を公開しているお茶屋さんがあり、時代劇でよくある「お囃子とともに襖が開いて・・・」というような客間を見ることができます。


この「ひがし茶屋街」は金沢駅からレトロな周遊バスで12分。まっすぐ歩けば約2kmです。

JAL・ANA静岡札幌線 大倉山展望台その3+札幌ウインタースポーツミュージアム (開港263日目)

2010-02-24 22:30:00 | 静岡空港就航先への旅
静岡空港就航先への旅「札幌編」の最終日です。
1972年に行われた札幌冬季オリンピックは、私にとって最初に記憶されたオリンピックでもあります。東京の時は小さくて記憶なし、メキシコの時はオリンピックとは全く関係ない、例の「3匹のこぶた」が妙にメキシカンルックだった記憶だけ。札幌は小学3年だったので毎日<白黒>テレビでこの様子を観戦していました。


空へ飛び出した後も、まっすぐな場所に着地するわけではありません。普通に「スキーを履いて滑ってみろ」と言われても、腰が引けてしまうような急傾斜の場所に着地します。


一番印象に残ったのはジャンプ競技でしょうか。この大倉山の近くの宮の森で行われた70m級ジャンプの日の丸飛行隊表彰台独占です。
そして、ボブスレー・リュージュ・バイアスロンなど今まで聞いたことのなかったスポーツを知ったのもこの札幌オリンピックです。よく掃除中に箒でアイスホッケーをやって怒られました。


私は暖かい地方に住んでいますので、ウインタースポーツにはちょっと疎いのですが、ここ大倉山にはそのウインタースポーツを体験できる博物館「札幌ウインタースポーツミュージアム」(写真中央の円形部分)があります。おススメなのがフィギュアスケートのスピン体験。華麗に舞うスケート選手と違い、私の様な一般人がやると目が回って歩けなくなります。これで札幌オリンピックの時の笑顔で尻もちをついたあのフィギュア選手を思い出しました。
さらにその他にもアイスホッケーのキーパー体験やジャンプのテイクオフタイミングシミュレーションなど、ウインタースポーツを実感できるコーナーがたくさんあります。ぜひ展望台の帰りにはこちらの見学をおススメします。

さて、3日間にわたりお届けした静岡空港就航先への旅「札幌編」。といっても大倉山のみのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。明日からは「金沢編」をお届けいたします。

※FDA・JALのコードシェアが決定しました。以前お話した物理的には静岡を去るJALですが、論理的には静岡に残ることになります。詳しくは両社のサイトをご覧ください。

JAL・ANA静岡札幌線 大倉山展望台その2 (開港262日目)

2010-02-23 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
札幌市街を望める大倉山。リフトに5分揺られると、この光景を眺めることができる標高300Mの展望台に着きます。展望台は2F建てで2Fが展望ラウンジ、屋上が展望台になっていますが、この時は屋上が閉鎖されていたため、1Fの選手控え室前からの撮影です。ただリフトを使って夜景を撮ることができるのは10月後半か12-1月前半のわずかな間、その他の期間は日没前にリフトが終了してしまうためです。


この日の日没は16時01分。写真の帰りのリフトは17時少し前です。日没から30分以上経過すると、ほんとうにすばらしい夜景が広がります。夏はこの展望台からは緑豊かな光景を見ることができますが。北緯40度を超える札幌の夏の日没時間は静岡よりもさらに20分近く遅いため、リフト終了時刻(18時)はまだ明るい時間帯になります。


札幌オリンピックの時には90m級(ラージヒル)のジャンプの会場になりました。


行く先が見えないだけでも怖さを感じるのに、浮力装置無しに大空に飛び出すのは、強靭な精神力の持ち主でないとできません。それを実感できるのがこの展望台の魅力でもあります。

大倉山展望台のサイト>>>こちら


JAL・ANA静岡札幌線 大倉山展望台その1 (開港261日目)

2010-02-22 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
静岡空港発の飛行機の窓から見える景色を紹介する空の散歩シリーズに比べ、ちょっと記事の数が少なかった「就航先への旅」のカテゴリー。今日からは静岡札幌線シリーズから、札幌のビュースポットの一つ「大倉山展望台」をご紹介します。(写真は大倉山展望台から見た札幌駅付近の夜景)


さて、新千歳空港に降り立ったら札幌へ向かいます。空港から札幌までは快速電車で36分です。大倉山展望台は札幌市街地の西側にありますので、そのままJRでい行くなら琴似駅、地下鉄なら円山公園駅で下車。その後はタクシーが便利です。


大倉山展望台の下に着きました。ここは皆さんご存知の「大倉山ジャンプ競技場」を中心にいくつかの施設で構成されています。


さぁ、リフトが終わる前にまずは一番高い場所にある展望台に行ってみましょう。(リフトは冬季は17時、夏季は18時まで)
スキーを履かずにリフトに乗るのはなかなか難しいものです。いや降りる時の方が難しいでしょうか。この日はストックならぬ三脚を握っての乗車です。