大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

冬の終わり

2010-02-28 21:00:00 | 旅の空から
今年は厳しい冬でした。雪国では一度にかなりの降雪があり、交通機関も乱れました。ただ暦は確実に春に向かっています。


普段雪を見ることのない生活をしていると、その怖さを知りません。舞って散ってしまう雪とは違い、積もりだすとそのスケールに驚くばかりです。(写真:越後湯沢駅)


何台かの車がこの雪の壁の下を走っているはずですが、雪の高さに遮られてこの位置からは全く見えません。(上越線 石打-大沢間)


静岡空港周辺も快晴強風の日が少なくなり、曇りや雨の日が多くなりました。富士山もここのところ姿を隠しています。離陸した飛行機もすぐに雲の中に入っていきます。

さぁ、明日からは弥生3月。春を迎えて心機一転がんばります。

FDA静岡小松線 金沢散策その3 金沢城 (開港266日目)

2010-02-27 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
ひがし茶屋街から歩いて15分。金沢城兼六園の下に着きました。
相変わらず、はらはらと雪が降っています。


緩やかな坂を上り、石川門までやってきました。風雪に耐えた海鼠壁の色が、カラータイルをはめ込んであるかのように見えます。フラッシュを光らせると雪が反射して幻想的な光景になります。


これから兼六園でもと思いましたが、ごらんの様な水分を含んだ雪です。さすがに靴も濡れてきました。


突然風が吹いたかと思うと、急に雪が激しくなってきました。


ちょっと早いのですが小松空港へ移動です。こちらは金沢駅西口のバスターミナル。静岡空港へのFDA102、106便への接続は欄外に書いてあります。夕方の106便は17:10発をご利用くださいとあります。101便利用で金沢着が10:30頃なので、日帰りの場合はおよそ6時間40分の滞在時間です。

さて、札幌編とあわせて都合6日間お届けした「静岡空港就航先への旅」はいかがでしたでしょうか?今回お届けできなかった場所もいくつかありますので、また後日ご紹介することにいたします。

FDA静岡小松線 金沢散策その2 ひがし茶屋街と浅野川 (開港265日目)

2010-02-26 22:30:00 | 静岡空港就航先への旅
軒先から"ばさっ"と雪が落ちます。雪国では当たり前の光景も、慣れていない私にとっては新鮮に映ります。


お茶屋さんの方でしょうか。寒さの中で落ちてきた雪を道の真ん中にある融雪装置に寄せています。観光客への心のこもったおもてなしです。


はらはらとまた雪が舞ってきました。こんな日は「ぜんざい」を食べて温まりたいですね。


茶屋街を出ると浅野川の橋。たもとには粋な柳があります。


さて、これから兼六園に向かって歩きましょうか。ここからは約1kmです。

FDA静岡小松線 金沢散策その1 東山ひがし茶屋街 (開港264日目)

2010-02-25 21:30:00 | 静岡空港就航先への旅
昼下がりの暗い空から雪が降ってきました。店の格子窓から明かりが漏れます。
今日からは加賀百万石の城下町金沢を歩きます。


金沢へは小松空港からバスで最短40分。もちろん小松へはFDAの静岡小松便(55分)で向かいます。小松便は朝夕に1便ですから日帰りも可能です。


19世紀はじめ、金沢城下の東と西の入口に茶屋街がつくられました。ここは浅野川に近い「ひがし茶屋街」です。西の犀川沿いにある「にし茶屋街」とともにハイクラスの社交場として賑わいました。


ここ料亭「志摩」は国の重要文化財に指定されています。他に「懐華楼」など内部を公開しているお茶屋さんがあり、時代劇でよくある「お囃子とともに襖が開いて・・・」というような客間を見ることができます。


この「ひがし茶屋街」は金沢駅からレトロな周遊バスで12分。まっすぐ歩けば約2kmです。

JAL・ANA静岡札幌線 大倉山展望台その3+札幌ウインタースポーツミュージアム (開港263日目)

2010-02-24 22:30:00 | 静岡空港就航先への旅
静岡空港就航先への旅「札幌編」の最終日です。
1972年に行われた札幌冬季オリンピックは、私にとって最初に記憶されたオリンピックでもあります。東京の時は小さくて記憶なし、メキシコの時はオリンピックとは全く関係ない、例の「3匹のこぶた」が妙にメキシカンルックだった記憶だけ。札幌は小学3年だったので毎日<白黒>テレビでこの様子を観戦していました。


空へ飛び出した後も、まっすぐな場所に着地するわけではありません。普通に「スキーを履いて滑ってみろ」と言われても、腰が引けてしまうような急傾斜の場所に着地します。


一番印象に残ったのはジャンプ競技でしょうか。この大倉山の近くの宮の森で行われた70m級ジャンプの日の丸飛行隊表彰台独占です。
そして、ボブスレー・リュージュ・バイアスロンなど今まで聞いたことのなかったスポーツを知ったのもこの札幌オリンピックです。よく掃除中に箒でアイスホッケーをやって怒られました。


私は暖かい地方に住んでいますので、ウインタースポーツにはちょっと疎いのですが、ここ大倉山にはそのウインタースポーツを体験できる博物館「札幌ウインタースポーツミュージアム」(写真中央の円形部分)があります。おススメなのがフィギュアスケートのスピン体験。華麗に舞うスケート選手と違い、私の様な一般人がやると目が回って歩けなくなります。これで札幌オリンピックの時の笑顔で尻もちをついたあのフィギュア選手を思い出しました。
さらにその他にもアイスホッケーのキーパー体験やジャンプのテイクオフタイミングシミュレーションなど、ウインタースポーツを実感できるコーナーがたくさんあります。ぜひ展望台の帰りにはこちらの見学をおススメします。

さて、3日間にわたりお届けした静岡空港就航先への旅「札幌編」。といっても大倉山のみのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。明日からは「金沢編」をお届けいたします。

※FDA・JALのコードシェアが決定しました。以前お話した物理的には静岡を去るJALですが、論理的には静岡に残ることになります。詳しくは両社のサイトをご覧ください。

JAL・ANA静岡札幌線 大倉山展望台その2 (開港262日目)

2010-02-23 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
札幌市街を望める大倉山。リフトに5分揺られると、この光景を眺めることができる標高300Mの展望台に着きます。展望台は2F建てで2Fが展望ラウンジ、屋上が展望台になっていますが、この時は屋上が閉鎖されていたため、1Fの選手控え室前からの撮影です。ただリフトを使って夜景を撮ることができるのは10月後半か12-1月前半のわずかな間、その他の期間は日没前にリフトが終了してしまうためです。


この日の日没は16時01分。写真の帰りのリフトは17時少し前です。日没から30分以上経過すると、ほんとうにすばらしい夜景が広がります。夏はこの展望台からは緑豊かな光景を見ることができますが。北緯40度を超える札幌の夏の日没時間は静岡よりもさらに20分近く遅いため、リフト終了時刻(18時)はまだ明るい時間帯になります。


札幌オリンピックの時には90m級(ラージヒル)のジャンプの会場になりました。


行く先が見えないだけでも怖さを感じるのに、浮力装置無しに大空に飛び出すのは、強靭な精神力の持ち主でないとできません。それを実感できるのがこの展望台の魅力でもあります。

大倉山展望台のサイト>>>こちら


JAL・ANA静岡札幌線 大倉山展望台その1 (開港261日目)

2010-02-22 23:30:00 | 静岡空港就航先への旅
静岡空港発の飛行機の窓から見える景色を紹介する空の散歩シリーズに比べ、ちょっと記事の数が少なかった「就航先への旅」のカテゴリー。今日からは静岡札幌線シリーズから、札幌のビュースポットの一つ「大倉山展望台」をご紹介します。(写真は大倉山展望台から見た札幌駅付近の夜景)


さて、新千歳空港に降り立ったら札幌へ向かいます。空港から札幌までは快速電車で36分です。大倉山展望台は札幌市街地の西側にありますので、そのままJRでい行くなら琴似駅、地下鉄なら円山公園駅で下車。その後はタクシーが便利です。


大倉山展望台の下に着きました。ここは皆さんご存知の「大倉山ジャンプ競技場」を中心にいくつかの施設で構成されています。


さぁ、リフトが終わる前にまずは一番高い場所にある展望台に行ってみましょう。(リフトは冬季は17時、夏季は18時まで)
スキーを履かずにリフトに乗るのはなかなか難しいものです。いや降りる時の方が難しいでしょうか。この日はストックならぬ三脚を握っての乗車です。

富士山静岡空港の今! その356 フォトコンテスト入選 (開港260日目)

2010-02-21 20:30:00 | 富士山静岡空港
本日は私事で申し訳ありませんが、応募していました「富士山静岡空港フォトコンテスト」に入選いたしましたのでご報告をいたします。このコンテストには3点応募したのですが、入選作は札幌市内の大倉山ジャンプ競技場スタート地点から撮影したもので、のぞきこむように見たジャンプ台とコース、着地点の後ろに遠く札幌の夜景が写っている写真です。もちろんブログや他でも未発表のものです。すでに作品の著作権は県に移ってしまいましたので、こちらでのご紹介はできません。詳しくは空港公式サイトかターミナル2Fの富士山回廊の展示をご覧ください。


3Fでは島田中央幼稚園の園児の皆さんが作った「ちゅうおうくうこう」の作品の展示が行われています。ブログのカテゴリーでお弁当を紹介している私にとっては、こちらの「空弁コーナー」が面白かったですね。「にぎり寿司」「フライドポテト」「ハンバーグ」など、こどもが大好きなメニューで作られていたお弁当。本物の空弁コーナーで販売すると人気商品になるのではないでしょうか。


そして今週のFDA兄妹の活躍は、奄美大島へのチャーター便です。

さて明日からは、フォトコンテントに出せなかった就航先各地の写真をご紹介します。

商人の心 報徳博物館 受け継がれる報徳思想

2010-02-20 21:30:00 | あきんど入門
毎月20日は「あきんど入門」をお届けしています。先月に引き続き今月も尊徳ゆかりの小田原からです。

こちらはJR小田原駅。しばらくぶりに途中下車したらとんがり屋根の駅舎はなくなって、大きな駅ビルが出来ていました。


この小田原駅から歩いて15分。途中小田原城址や報徳二宮神社を抜けてお城の南側に出ると、そこに「報徳博物館(小田原市南町1-5-72)」があります。


疲弊した幕末の社会を再建するため、二宮尊徳(金次郎)が行った「報徳仕法」という人づくり、国づくりの思想とその業績を後世に伝えるための博物館です。中には尊徳ゆかりの品々をはじめ、「報徳仕法」の解説や尊徳亡き後の「報徳思想」の展開などが詳しく展示されています。

その一つに元神奈川県副知事で報徳博物館の元館長、掛川西高出身の佐々井典比古氏が、報徳の考え方をわかりやすく表現した「万象具徳」という詩がありますのでご紹介します。

どんなものにも よさがある
どんなひとにも よさがある
よさがそれぞれ みなちがう
よさがいっぱい かくれてる
どこかとりえが あるものだ
もののとりえを ひきだそう
ひとのとりえを そだてよう
じぶんのとりえを ささげよう
とりえとりえが むすばれて
このよは たのしい ふえせかい

報徳博物館のサイト>>>こちら


こども遊園地

2010-02-19 22:30:00 | 昭和時代
曲がりくねったレールが続きます。何線の線路か?わかる方、その方には「仙人」の称号を与えましょう。
実はこちらは小田原城址公園内にある「こども遊園地」の豆列車。


ちゃんと踏切もあります。



箱のような客車をSLが引っ張っていきます。大人にとっては豆列車ですが、小さなこどもにはちょうどいいサイズなのかもしれません。


昭和の時代には全国至る所にこのような豆列車、豆新幹線がありました。少子化の影響もあるのでしょうが、遊園地が閉鎖されたり、デパートの屋上から遊具コーナーがなくなったりして、現存する豆列車の数はたいへん少なくなったと思います。

木漏れ日の中をゆっくり進むのどかな豆列車。次の世代までこのレールが引き継がれることを祈らずにはいられません。

富士山静岡空港の今! その355 海南航空便? (開港257日目)

2010-02-18 23:00:00 | 富士山静岡空港
本日は杭州発の春節ツアーの皆さまが5日間の旅を終えて帰国する日です。杭州蕭山空港のフライトインフォメーションを見ますと、FSZの便は「海南航空」機で運行されています。
ちょうどこの機が静岡空港へ着陸する頃、私は進入コースの真下で仕事をしておりまして、頭の上を1機通過していくのがわかりました。時刻から「ANA沖縄便」だと思っていましたので、気にも留めませんでしたが、もしかしたら海南航空機だったかもしれません。ANAはB3、海南はA320、音で聞き分けができる達人なら違いがわかったのでしょうが、実際のところはいかがだったでしょうか?

19日も杭州行きのチャーター便があります。明日はどうなるのか?気になる方は、明朝に杭州蕭山空港のサイトをご確認ください。
<中国語です>

おろしだれ牛すき重(関西版) 新幹線車販

2010-02-18 22:30:00 | サイバー駅弁大会
新幹線沿線で味付けが変わるお弁当「牛すき重」です。今日は関西版、普段は新大阪駅や京都駅で販売していますが、運がよければ車内販売で買うことができます。


以前紹介した関東版の「牛すき重」と異なるのは、味付けが「おろしだれ」というところ。そして七味唐辛子の小袋の代わりに「山椒」の小袋が入っていることです。まだこのお弁当には「味噌だれの名古屋版」があります。いつか車販でめぐり合えることを期待したいと思います。


JR東海パッセンジャーズ 「おろしだれ牛すき重」 ¥1,000 新幹線車販のほか新大阪駅・京都駅

富士山静岡空港の今! その354 FDA106便専用バス (開港256日目)

2010-02-17 23:30:00 | 富士山静岡空港
FDA小松発106便が静岡空港に到着するのは19時15分。最近は35分に縮まりましたが、以前は島田駅行のバスの発車まで50分ほど待たなければなりませんでした。考えてみればこの時間、小松から静岡までの飛行時間に匹敵します。人影のなくなったターミナルビル内でバスを待つのは、何とも落ち着かないものです。


そこで救世主が現れました。FDA自らが運行する接続バス。106便到着の10分後に島田駅に向けて出発です。


これから4月、6月と航空ダイヤの変更に伴い、アクセスバスのダイヤも改正されることでしょう。到着便に合わせるのは運用上難しい問題もあるかと思いますが、県外からのお客さまや私のように帰路のみ利用といったケースに対応できるダイヤになるように期待したいと思います。

全国飴ちゃん探しの旅 加賀金沢 「おこしあめ」

2010-02-16 23:30:00 | 和菓子でon!
毎月16日は「和菓子でon」の日です。ただいま「飴ちゃん」シリーズとして連続で全国の「飴」をご紹介します。今日は静岡小松便で55分、その先バスで40分の金沢市から「おこしあめ」をご紹介します。


箱から取り出したおこしあめ。作っているのは観光ガイドには必ず載っている有名な俵屋さんです。加賀米と大麦が原料で、そのまま食べてもよし、料理の隠し味に使ってもよし、大根の薄切りの上に乗せてとけた汁を咳止めに使うなど用途はいろいろです。


さて、ここで「おこしあめの割り方」と書かれた説明書を読まねばなりません。必要な道具はタオルまたは新聞紙と金槌です。


最近は金槌などを使わなくなったので、在り処がわかりません。そこでプライヤ(大きなペンチ)を代用。


一発"すぱ~ん"振り下ろすと見事に割れました。割れ方は何とも幾何学的です。その美しさに見とれていると、大きさを測るのを忘れていたことに気づきました。ちなみに下にある箱の一辺が16cmです。
そして、割れた飴をさらに細かくするのはお好みです。夜店によくあった、飴をノミで割る光景を思い出します。


さて、この飴は常温で保存すると固まってしまうので冷凍室に保管です。「粘りが強い」とありますので、割れた飴が再びくっ付いてしまうのでしょうか。
俵屋 おこしあめ ¥1,575 金沢市

富士山静岡空港の今! その353 中国東方杭州チャーター便その2 (開港254日目)

2010-02-15 23:30:00 | 富士山静岡空港
時刻は20時20分、夜霧の静岡空港に動く影。杭州発の中国東方航空チャーター便がようやく到着しました。


杭州空港のスケジュールでは14:40(日本時間15:40)発のところが、現地17:05(日本時間18:05)発に変更されました。


ステイ組のエンブラエルの奥、1番スポットに入りました。


乗客の皆さん、今日の泊まりはどこなのでしょうか?ターミナル前には出番を待っていた貸切バスが並びます。


その後、杭州に引き返した(・・・と思われる)東方航空機。杭州の到着予定は現地23:00(日本時間0:00)です。


しかしこのような状況でよく全便運航されたと思います。以前だったらそれこそ"全便アウト"だったと思います。ILSの能力の高さには改めて驚かされます。