大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

全国飴ちゃん探しの旅 越後長岡 「飴もなか」

2009-08-16 20:00:00 | 和菓子でon!
毎月16日は「和菓子でon」の日です。ただいま「飴ちゃん」シリーズとして連続で全国の「飴」をご紹介します。

さて、先月のこのコーナーで
>来月も飴の都「松本」から他の飴を紹介いたします。
とご案内いたしましたが、松本編はちょっとお休みして、今日はお隣の越後の飴をご紹介します。え!写真は最中ですって?・・・いえいえこれは飴を使った最中です。


今回の舞台は新潟県の中央にある長岡市。長岡といえばこの花火大会が有名ですね。越後平野を彩る夏の風物詩でもあります。その長岡に古くからある長命堂飴舗の人気商品です。


さっくりと最中を割ってみましょう。中には透明な水飴が入っています。夜店などにある飴せんべいと理屈は同じですが、お土産用として移動にも耐えられるように水飴を最中に入れたアイディアにはびっくりです。


しかしこの水飴は、一般的に売られている水飴とちょっと違います。とろとろ感がなく、逆にしっかりと粘りがあるというのか、「水」よりも「飴」に近く、餡と同じような食べごたえを感じます。


「銘菓」ならぬ「珍菓」と書かれています。


長命堂飴舗 「飴もなか10個入り」 ¥1,100 

戦跡 牧之原台地の8月15日 大井海軍航空隊 その2

2009-08-15 18:30:00 | 郷土研究
茶畑の中にひっそりと建つのは大井航空隊の電探講堂。電探とは電波探知・・・いわゆるレーダーのことです。レーダーは当時の最先端技術。開発では欧米に遅れをとったものの、戦争末期には日本でも使用されるようになりました。


電探講堂は60数年を経て現存している地上で唯一の建物。現在は独立行政法人種苗管理センターが所有する建物になっています。
あえて「地上」と書いたのは、この台地に地下には無数のトンネル(地下壕)が掘られているからです。万一地上の建物が損傷しても地下で指揮が取れるようにと掘削が進められていました。


こちらは朝礼台とも号令台ともいわれるコンクリート塊。


以前はこのような待避壕を見かけましたが、最近では数が少なくなっているのでしょうか?
戦争末期になると普段の偵察や機上訓練だけでなく特攻訓練も行われるようになり、訓練を終えたたくさん隊員が南の前線基地に赴きました。そして終戦、大井航空隊の跡地は再び茶畑や工場そして住宅に変わっていくのですが、その中でも様々な問題が起きたようです。それを思うと戦争というのは後々の世までいろいろな影響を与えるものだと感じます。これからも平和な時代が続くよう願うのは、私だけではないと思います。


太平洋戦争当時静岡県内には陸軍の浜松飛行場(今の浜松基地)、袖浦飛行場(磐田市)、田子の浦飛行場(富士市)、海軍の藤枝飛行場(今の静浜基地)とこの大井飛行場、そして第2大井飛行場(掛川市)の6つの飛行場がありました。

写真は大井航空隊の敷地付近の茶畑から見た静岡空港。もうこの空港は機銃掃射や爆撃を受けることはありません。

戦跡 牧之原台地の8月15日 大井海軍航空隊 その1

2009-08-14 23:00:00 | 郷土研究
昨年同様8月14、15日は60年以上の月日を経て今も残る戦跡をご紹介します。昨年は掛川市(旧大東町)の陸軍遠州射場跡をご紹介しましたが、今回は海軍の飛行場です。

今年6月4日、牧之原台地の上に静岡空港が開港しました。華やかな式典の後一番機が福岡に向けて飛びたったのですが、この牧之原台地から飛行機が飛び立つのはこれがはじめてではありませんでした。


今から69年前の1940(昭和15)年、今の牧之原市と菊川市にまたがる牧之原台地300町歩に海軍の飛行場が作られることになりました。当時この付近には小学校や民家そして広大な茶園がありましたが、すべて立ち退くことになりました。結果、命令とはいえ多くの農家が貴重な茶畑を手放すことになったのです。
(1946年に米軍が撮影した航空写真。すでに滑走路や設備は爆破解体されていますが写真からはその大きさがわかります。>>>こちら )


その後、海軍の飛行場建設は住民も協力して進められ、1942(昭和17)年に完成。
最大5人乗りの機上作業練習機「白菊」が配備され、最大で3000名の隊員が主に偵察や機上作業の訓練を行っていました。
(写真は当時作られたと思われる航空隊敷地内のレンガ塀)


一番上の写真、隊門の記念碑がある付近。少し先に「空港」の標識が見えます。静岡空港までは5km位でしょうか。

夏の朝霧 蓬莱橋

2009-08-13 21:00:00 | 島田・大井川・川根
一羽の鳥が不思議そうに様子をうかがっています。


この時季、大井川から川霧が立ち上ることがあります。時間は早朝5時。まだ人の気配がない時間です。


さて、しばらく「富士山静岡空港の今」をお届けしたまいりましたが、これから数日は別の話題など取り混ぜてお届けいたします。さしあたって明日明後日は年に1度だけの企画「戦跡」シリーズです。

地震でわかったこと 静岡沖地震 

2009-08-12 23:30:00 | Weblog
私が経験した震度5以上の地震は2回目です。
前回は少し前にお届けした牧之原公園の栄西禅師像が倒壊した時ですが、同じ地震でも今回はそれ以上に感じました。家具に転倒防止器具を取り付けたり、倒れない配置にしたり、引き戸の家具にしたりと小さな防災対策はしておりましたので、揺れている時も少しは安心できました。そこで、今回の地震でわかったこと。それを思い出して箇条書きにしてみました。

■地震直後にしたこと
・家族の無事を確認して情報収集のためテレビをつける。
(停電していないことがわかり安心しました。)

・それぞれの蛇口をひねり、風呂・台所などに溜められるだけ水をためる。
(一番心配だったのは飲み水ではなくトイレなどの生活用水でした。ただ、地震直後すでに水圧が下がり、いつもの3分の1程度しかでませんでした。)

・無事であることをメールで送信
(メールは無事届きました。ただ電話は通信規制がかかりなかなかつながりませんでした。特に携帯電話から固定電話へのつながりが悪かったように思います)

■会社に行ってわかったこと
・エレベーター止まる。
(さすがに暑い夏はこたえます。当然のことですが点検しないと復旧しません。しばらくは我慢の日々が続きます。宅配便の方や納品に来た方はもっと大変でしょう。)

■コンビニに行ってわかったこと
・水が1本もない。
(他の飲料はたくさんありましたが、水だけは全くありませんでした。弁当やおにぎりも配送のトラックが来ないので、こちらも売り切れの状態です。)

※ちなみに8月11日の午前5時台、当ブログに40人の方からアクセスがありました。普段この時間帯はアクセスが非常に少ないのでたいへん驚きました。



さて、上の写真を見てください。これは8月8日土曜日の日没時に空港の展望広場から撮影したものです。
東西に伸びる長細い雲が2本。もちろん飛行機雲ではありません。それが途中で合流して一本の雲になり、駿河湾上に向かっています。光線の加減なのか、その2本の雲だけがピンクに染まっています。


この日は日中に彩雲(虹色の雲)が出たりと不思議な空模様でした。
前兆現象として考えられている「地震雲」。はたしてこれがそうなのかはわかりません。

富士山静岡空港の今! その244 地震とアクセス (開港69日目)

2009-08-11 23:00:00 | 富士山静岡空港
いつもご覧くださいましてありがとうございます。
本日午前5時7分に発生しました駿河湾を震源とする地震につきまして、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

また私宛にお見舞いのコメントやご連絡をいただきありがとうございました。幸い私は無事で、家も会社も一部の物が倒れたり落下した程度でした。地震の総括については、また後日行うこととして、今回の地震で東名高速道路の一部区間(空港周辺)が通行止めになっております。13日には仮復旧との事ですが、お盆のラッシュと重なり、たいへん激しい渋滞になるかと思います。(ちなみに今日は静岡市内から吉田町まで2時間かかったとの話を聞きました)


現在空港と静岡駅を結ぶバス「エアポートライナー」は、国道150線経由で運航されています。また浜松方面からの「e-wing」も東名の通行止め区間は一般道を経由しています。(各社サイトをご確認ください)


各地から高速道路を経由したバスで静岡空港へ行かれる方、またマイカーで向かわれる方は時間にゆとりを持ってお出掛けください。ただし、JR島田駅からのバスは順調に運行されているようですので、在来線のダイヤが正常に戻ればこちらの利用や最寄JR駅からのタクシー利用をお勧めいたします。

富士山静岡空港の今! その243 満員御礼 (開港68日目)

2009-08-10 22:30:00 | 富士山静岡空港
お日さまが遠い今年の夏です。離陸した飛行機もすぐに雲の中に消えていきます。ただカレンダーはもうお盆の帰省行楽シーズン。静岡空港の出発・到着両方のロビーは賑わっています。

※ちなみに空港のお土産品ベスト10とフードコートの人気メニューベスト10、本日の読売新聞静岡版に掲載されています。


沖縄便・札幌便では満席となる便が多い中で福岡便も気を吐いています。特にこちらの14時発の福岡便は13日までほぼ満席。福岡発は14~17日までがほぼ満席。意地悪な言い方ですが「意外」な展開です。


そして出ました「満車」のサイン。搭乗者専用の第1駐車場が満車になりました。この第1駐車場、開港日は半分程度しか埋まっていませんでしたので、もしかしたら「満車」は初めてのことかもしれません。この日、搭乗者の車は第4駐車場に誘導されていました。



富士山静岡空港の今! その242 ANA AIR-NIPPONゴールドジェット(開港67日目)

2009-08-09 23:30:00 | 富士山静岡空港
長~い写真で申し訳ありません。「黄金の国ジパング」とでも題名を付けたいところですが、この場所では収まりがつきませんでした。吉田町の小山城の上空を飛行しているのはANA(エアーニッポン)のゴールドジェットです。


小山城はこのあたりです。まもなく静岡空港、車輪を下ろして着陸態勢です。


頻繁にやってくるゴールドジェット。静岡空港の異色のレギュラーです。


夕暮れ迫る静岡空港、伊豆の山々を背に新千歳に向けて出発です。


運用の関係でいつやってくるかはわからないゴールドジェット。いつかは夕日に染まる機体を撮影したいものです。

富士山静岡空港の今! その241 手を振る地上スタッフ(開港66日目)

2009-08-08 21:30:00 | 富士山静岡空港
さあいよいよ出発です。地上スタッフの皆さんが一列に並んで、飛行機に向かって手を振ります。


整備や荷物の積み込みをされたスタッフの皆さんのお見送り。このような光景は他の交通機関ではなかなか見ることができません。
全く関係はないと思いますが、以前立ち売りの駅弁屋さんがいた頃は、列車に向かってお辞儀をしたり手を振ったりということがありましたが・・・。


こちらはFDA機を見送るスタッフの皆さん。手を振るということは「しっかり整備しました。安心してお出掛けください。」の意味が込められています。よく見るとこれに応じて機内からも手を振る人がいます。


日本独特とも言われる出発時のお見送り。もちろん外国の飛行機に対しても行います。手を振り、振りかえす、無言のコミュニケーションですが、そこには計り知れない絆が生まれていると思います。

空白の時間  爆睡道中

2009-08-07 23:30:00 | ポカリコーナー
今日は7日、毎月7日はポカリコーナーの日です。

「ポカリコーナーとは、ある一瞬意識が空白になり、予期しない行動をした記録の集大成である」・・・と、大げさに書いてみましたが、いわゆるよくやる「ポカ」を紹介する情けないコーナーです。私がよくやるポカのレベルが皆さんの共感を得る程度のレベルであることを祈ります。

第18回目の今回は「爆睡道中」の巻。

出張の前夜は眠れぬことが多いのです。うとうとしては眼がさめ、そのうちに朝が来ます。そのため張り詰めた気が抜けた帰りの電車では、ついつい爆睡してしまいます。普段のベンチシートの通勤電車ではそんなことはありませんが、写真の様なホームライナーに乗ると、心地よいシートのためか1分たたないうちに夢の世界に入ってしまいます。

さて、この日も静岡駅から西に向かってホームライナーに乗ります。ふと眼を覚ますと上の写真。(ちょっと再現写真風にしてみました)
「次は●田」、やれやれもう島田駅かと、眼を凝らすと・・・


「え~磐田??」。ということは40kmほど乗り過ごしです。
余りのショックに写真もぶれています。


こちらは別の日。この日は沼津から乗りました。ふと眼が覚めると(写真は再現風です)周りにお客さん誰もいません。恐る恐る眼を凝らすと・・・


「セーフっ!」間に合いました。何が間に合ったかというと降りる駅です。


この写真をご覧いただければ、より事態の深刻さが分かるかと思いますが、今までの話は東海道線。何とか戻れる範囲ですが、新幹線で爆睡すると終点まで行ってしまいます。そんな私は1度だけ爆睡したことがあります。

ある駅で眼を覚ますと雰囲気はどうも「新富士」のようです。「あ~次は静岡か」とあくびをした瞬間、どうも駅の看板が4文字だったように思いました。「ちょっと待てよ~、漢字で4文字の駅?・・・え~と・・・」、頭の中で新富士ではないことはわかりました。「え~岐阜羽島??」。

いやいや名古屋行きの新幹線でしたので「三河安城」でした。いずれにせよ本日は戻れません。

これからお盆の帰省で新幹線を使う方も多いと思います。移動の疲れと心地よい冷房・・・途中駅で降りる方はくれぐれも爆睡にご注意を。

富士山静岡空港の今! その240 石雲院展望台(開港64日目)

2009-08-06 23:00:00 | 富士山静岡空港
木立の中を涼しい風が流れていきます。
この3月に空港内駐車場から石雲院展望台までの見学ルートが出来てから、実に5ヵ月ぶりに、石雲院の駐車場から展望台に登ってみました。


開港とともに空港ターミナルまでのメイン道路が開通してからは、交通量がぐっと少なくなりましたが、駐車場やトイレ、自販機は今までどおり用意されています。また地元のお茶を売る売店も営業しています。


茂みの奥でひっそりと咲いているヤマユリを見つけました。


自然に疎い私にとって、この札は植物の名前を再確認する場になっています。


去年の今頃は、夕方になると人っ子一人いませんでした。


今の夕方は、飛び交う飛行機、走り回る空港車両。そしてターミナルビルの人影、ずいぶんにぎやかになりました。


石雲院展望台は1番スポットの脇にあります。1番スポット2番スポットあたりは主に国際線が使用しています。ずらりと並ぶ飛行機は壮観です。

※明日は7日、毎月7日は「ポカリコーナー」をお届けしていますので、空港関連のブログは改めてお届けします。

富士山静岡空港の今! その239 夏休み国際線(開港63日目)

2009-08-05 23:30:00 | 富士山静岡空港
夏の休暇を楽しんでいらっしゃる方も多いことでしょう。
国際線の集中するお昼の時間帯は大きなスーツケースを持った方を多く見かけます。そして外の貸切バス乗り場は韓国からのお客さんを乗せていくバスがずらりと並びます。


空港の地元島田市ではパスポートを申請すると、島田市内で使える2,000円分の金券をいただくことが出来る取得奨励制度があります。


今日の写真は静岡空港に乗り入れる国際線各社。いつかはここで出国スタンプを押してもらい、外国に旅立ってみたいものです。

富士山静岡空港の今! その238 開港2ヵ月変わる空港ターミナル(開港62日目)

2009-08-04 22:30:00 | 富士山静岡空港
開港から2ヵ月。FDA就航などで路線数便数ともに増えた静岡空港。空港ターミナルビルとその周辺も少しずつ変わってきています。

こちらの写真は空港内の路線バス乗り場。静岡駅と島田駅行きのバスが増便され、各バス停に木製ベンチが設置されました。県産材でしょうか?かなりしっかりした造りです。


こんな写真を撮ることができる展望広場。こちらにも同じ木製ベンチが追加されました。この広場も連日多くのお客さまで賑わっています。


ターミナルビル内の国内線到着ロビー。到着案内の真下にタッチパネル式のディスプレイとレーザープリンターが設置されました。


この装置は旅スポットガイドを印刷できるサービス。画面をタッチして必要な観光情報を取り出すことが出来ます。この他に総合案内所のローカウンターと2Fに設置されています。


富士山静岡空港の今! その237 梅雨明け 夏富士(開港61日目)

2009-08-03 22:30:00 | 富士山静岡空港
東海地方、やっと今日梅雨が明けました。今までで最も遅い梅雨明けとか。お天気とご商売が直結する皆さまは、一安心されたことと思います。


雲が取れればもちろん夏の日差しです。そして遠くには夏富士の姿を見ることができます。A席(進行方向左側)にお座りの皆さんはすばらしい旅立ちになったことでしょう。


ただ夏富士はたいへん気まぐれ。ちょっと見えたかと思えばすぐに雲の中に隠れてしまいます。それでも「富士山」静岡空港の本領発揮、完全開港まであと24日です。