大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

富士山静岡空港の今! その274 空の散歩 FDA小松静岡便 左側A席 その2(開港118日目)

2009-09-30 00:00:00 | 富士山静岡空港
さあ小松を出発です。眼下に小松市街や粟津温泉を見ながら上昇すると、なんとまた雲の中に突入です。そして▲は雲からちょうど出たあたり。雲海の上に突き出しているのは名峰「白山(2702m)」です。


白山は富士山、立山(富山県)と並んで日本三霊山の一つです。古くから信仰の山として崇められてきました。


そして白山のずっと向こう、地平線にうっすらと見えるのは槍-穂高連峰です。


白山を後にするFDAのエンブラエル170。


晴れていれば福井県の九頭竜湖上空でしょうか。中央の特徴のある山は木曽の御岳山です。


さて富士山ですが、この辺りから南アルプスの山々の向こうにその姿を見ることができます。

<補筆>
※明日から3日間「小松静岡便 空の散歩」はお休みします。4日から再びお届けします。
※FDA秋の体験搭乗のお知らせは>>>こちら

富士山静岡空港の今! その273 空の散歩 FDA小松静岡便 左側A席 その1(開港117日目)

2009-09-29 00:00:00 | 富士山静岡空港
こちらは小松空港の送迎デッキです。正式には「小松飛行場」であると以前ブログで述べましたが、自衛隊との共用空港です。


ここからは民間の航空機だけでなく、自衛隊機の訓練の様子などを見ることができます。ただこの日の送迎デッキにいた人は4人。有料(50円)と関係があるかは分かりませんが、よそから来た方が静岡空港の送迎デッキを見て驚くのも、分かるような気がします。


こちらは2Fの出発ロビー。お土産の売り場だけで相当なスペースがあります。特に金沢は伝統的な和菓子が多いところ。いつもこの売店で止まってしまい、結局他の施設を見ることがほとんどありません。


故に搭乗待合室に着く頃には、皆さん飛行機に向かっております。


今日のお供は赤フジです。ちょっと雲が出てきましたが、今回は外の様子を見ることができるのでしょうか?
それでは静岡に向かって出発です。

富士山静岡空港の今! その272 空の日イベント(開港116日目)

2009-09-28 00:00:00 | 富士山静岡空港
何かとぼけた鴨のような顔ですが、前面を開けてレーダーを見せているのはFDAの青フジです。


「空の日」のイベントで空港内施設の見学会が行われていますが、こちらでは子どもたちがFDAの実機を使って、飛行機のしくみを勉強しています。


もちろん働くクルマも大集合。静岡空港えは普段見たことの無い車輌もありそうですが、皆さまいかがでしょうか?


こちらのトラクタは草刈機でしょうか?最近は進入灯橋梁の近くでよく見かけました。


3Fで行われている「九州・沖縄物産展」に合わせて、2Fでは観光パンフレットが配布されています。


その横では名古屋税関清水支署静岡空港出張所の「税関PRコーナー」が開設されています。物の真贋・・・さすがに見ただけでは分かりませんでした。

FDA小松静岡線 小松空港アクセス (開港115日目)

2009-09-27 00:00:00 | 静岡空港就航先への旅
先週までFDA(フジドリームエアラインズ)の小松静岡便を特集しました。来週からは再び小松静岡便の特集をお届けしますが、ここでちょっと小松空港へのアクセスをおさらいをしておきましょう。
▲上の写真は金沢駅です。歴史・伝統と現代がみごとに調和されたデザインです。空港行きのバスは駅舎の向こう側西口からの出発です。


拡大してみるとすでに北陸新幹線の高架が出来上がっています。金沢は地図で見ると日本の中央部にありますが、鉄道を使うと東京から4時間弱かかります。距離でははるかに長い東京-秋田、東京-青森、東京-広島などとほぼ同じ所要時間です。
あと5~6年後には東京と新幹線で結ばれ、2時間半程度の所要時間になりますが、そうなると航空機と新幹線との壮烈な競争が行われると予想されています。


こちらは小松空港の玄関口である小松駅。金沢駅から普通電車で480円。ちょうど静岡-島田間と同じ料金です。


駅前の広場に小松空港行きの路線バス乗り場があります。


空港との間は20~30分間隔でバスが出ています。料金は260円、所要時間は12分です。


小松空港まではその他に金沢駅から直行タイプのスーパー特急(所要40分)と香林坊など市内各所から空港をむすぶバス(所要60分)があります。また福井駅からのバス(所要60分)もあります。

また、小松空港からは同じように各地へのバスが出発していますが、金沢行きのバスは航空機の到着を待って、その10~15分後に出発していきますのでアクセスが非常に便利です。


<補筆>
さて、このFDAですが運賃を値下げした上で11月1日より運賃体系を一新することとなりました。今回導入したのは日本初の変動型割引運賃。(詳しくはFDAのサイトをご覧下さい)
いままでと違い「席が空いていれば前日まで最大割引運賃での予約ができる」ことが最大のメリットではないかと思います。ある意味大きく舵を切ったFDA、次の戦略にも期待したいと思います。

権九観音の御開帳

2009-09-26 00:00:00 | 牧之原・吉田
やさしいお顔の「如意輪観音菩薩」。この「如意」は意のまま思いのままとの意味で、あらゆる悩みを引き受けて解決する菩薩です。首をかしげながら考えている様子から、何か親近感すら覚えます。


この菩薩がある牧之原市朝生の権九堂。今年は7年に1度の御開帳です。


権九観音と呼ばれるこの如意輪観音。今から335年前の江戸時代前期の石仏です。その後はずっとこの地区の人々がこの観音さまを守ってきました。


権九(ごんく)さんと呼ばれるこの観音さま。父の権九郎と娘とのちょっと切ないお話が伝わっています。


山の中腹にある権九堂。大勢の参拝の人で賑わっています。

※明日から再び空の話題です。

富士山静岡空港の今! その271 秋の空港 (開港113日目)

2009-09-25 00:00:00 | 富士山静岡空港
秋分の日も過ぎました。空港周辺では昼はまだ蝉の鳴き声も聞えますが、夕方ともなると涼しい風が吹いてきます。


この1ヵ月で日没が40分早くなりました。西日を受けるのは札幌へのANA便あたりまで、福岡へのJAL便の頃には日が沈んでいます。


さあ、秋といえば「食欲の秋」。


空港展望広場では、地場産品を即売する「牧之原の市IN富士山静岡空港」が27日まで行われています。この日はちょうど「カラオケマラソン」をやっていましたが、演歌調で「♪富士山静岡エアターミナル~・・・」という唄があるのをはじめて知りました。(詳しくは検索サイトで)


写真は3Fの「こども飛行機フェア」。このイベントはすでに終了し、今は「九州・沖縄物産展」が行われています。魚がしさんでも「ミミガー」「ゴーヤチャンプル」など、物産展にちなんだメニューが提供されています。
(詳しくは空港サイトで)

明日は久しぶりに空の話題から離れます。

富士山静岡空港の今! その270 マンダリン航空初飛来その2 (開港112日目)

2009-09-24 00:00:00 | 富士山静岡空港
引き続きマンダリン航空、静岡空港初飛来の様子から。


到着を待っていると静岡県の黄色の車が滑走路と誘導路の真ん中にある通路に登場です。


おもむろに銃を構えて1発2発「ズド~ン」。バードストライク防止のためと思いますが、最近町を追われた鳥たちが空港の周りに集まってきてちょっと心配です。


地上スタッフがエプロンに出てきました。到着まではあとわずかです。


マンダリン航空E190が静岡空港に到着しました。


いつ見てもこのライン上にピタッと停める技には感激します。操縦席からカメラででも見えるのでしょうか?


ボーディングブリッジが横付けされると、はたらくクルマが大集合です。

※空の話題は明日も続きます。

富士山静岡空港の今! その269 マンダリン航空初飛来 (開港111日目)

2009-09-23 13:00:00 | 富士山静岡空港
昨日に引き続き初飛来の飛行機をご紹介します。
こちらは台湾のマンダリン航空(華信航空)、台湾最大手のチャイナエアラインの子会社で、小型機を中心に国内・国際路線を展開しています。


静岡空港は展望(送迎)デッキが無料なのがいいですね。この日も多くの方がマンダリン航空の出発を見送ります。
※明日はこの場所からの画像をお届けします。


このマンダリン航空は静岡空港初飛来ですが、使用している機種「エンブラエル190(104人乗)」も空港初飛来ではないでしょうか?FDA(フジドリームエアラインズ)やJAL(J-AIR)で使用されている「エンブラエル170(76人乗)」の兄貴分です。


さあ、台北に向けて出発です。フライトは2時間半位でしょうか?


今回のマンダリン航空は台北行きですが、来月は台湾中部の「台中」発着のチャーター便がやってきます。

富士山静岡空港の今! その268 エバー航空初飛来 (開港110日目)

2009-09-22 22:00:00 | 富士山静岡空港
開港から今まで、台湾とのチャーター便にはチャイナエアラインが就航していましたが、今月は別の航空会社も就航しています。本日ご紹介するのは台湾第2の航空会社、エバー航空のチャーター便。


エバー航空は、世界有数の海運会社「EVERGREEN」(長栄グループ)の会社で、台湾はもとより世界各地に路線を展開しており、鮮やかな緑色の機体が特徴です。


日本には東名阪と福岡・札幌、地方空港では仙台・小松に就航しています(宮崎は今月限りで休止)。今回のチャーターフライトではMD機が使用されていますが、塗装のせいでしょうかJALのMD機とはずいぶん違った印象です。


台北に向けて緑の機体が離陸します。


※こちらは参考写真。この場所からではMDや737クラスの機体の場合、尾翼しか見えません。昨日のアシアナB6と比較してみてください。

富士山静岡空港の今! その267 アシアナ航空B767 (開港109日目)

2009-09-21 23:30:00 | 富士山静岡空港
ボーイング767型機。私は「B6」と呼んでいますが、今までで一番搭乗回数が多い機種です。今年もJAL便で4回ほどお世話になりました。
▲今月初飛来のアシアナ航空 B767-300(260人乗)


よその空港では余り珍しくないこの機体も、静岡空港では巨大機に見えます。これは島田市の権現原から撮影したものですが、今までこの位置からは尾翼しか見えませんでしたが、このB6では機体上部を見ることができます。


滑走路に上がってくるところなどは迫力満点です。


主翼下の4輪のギアが誇らしく見えます。

10月は様々な団体ツアーが組まれているようで、アシアナ航空では毎日A321で運航しているソウル便を、合計5日B767で運航します。これからアシアナ航空だけでなく2500メートルの滑走路を生かして、たくさんの大型機が飛来することを期待したいと思います。

商人の心 二宮金次郎と「勤労」 受け継がれる報徳思想

2009-09-20 21:30:00 | あきんど入門
像のモデルはご存知、報徳思想を広めた二宮金次郎(後の二宮尊徳)です。

皆さんが通った学校にはこの像があったでしょうか?ちなみに私の通った学校にはありました。戦前になぜこの像が全国の学校に造られたかは、多くのサイトに掲載されていますので詳しくは割愛するとして、戦後GHQから撤去命令がなくそのまま残されたり、戦中の金属供出で無くなった像を再建したりできたのは、二宮尊徳の考えが軍国主義に基づくものではなく、経済思想であったからといわれています。

さて、報徳思想の根幹には「勤労」「分度」「推譲」の教えがあることは以前お話しました。このうち「勤労」についてはこの二宮尊徳が唱えた「天道」「人道」という考えがあります。

「天道」とは四季や天候などの自然現象のことで、これは皆に平等にいきわたります。それに対して「人道」は、人間が自分の意思で行うことです。
例えば、植物が芽を出し日光と水と土の力で成長して実をつけるのは、自然の法則「天道」です。それに対して、どんな植物の種をまくのか考えること、蒔いた種がより成長するように水を引いたり雑草を刈ったり、肥料をまいたりすることは人間がすることです。これを「人道」といいます。

「人道」はあくまでも人間がすることですから、怠けて手間を掛けずにおくこともできます。しかし、せっかく蒔いた種に手を掛けず「天道」にまかせて放置しておけば、秋に収穫できなくなるかもしれません。そうなると次の年は生活が立ち行かなくなりますね。

「天道」は自然の摂理ですので、何百年たっても変わることはありません。しかし「人道」は怠れば必ず廃れていきます。報徳思想では、この「人道」を保持継続する行いこそが「勤労」であり、仕事をすること、そして継続して行うことが尊いと説いています。




金次郎は、このように薪を背負って本を読んではいなかったという説が有力ですが、報徳思想の「勤労」の考え方がこの像のイメージにつながったことはわかります。

▲JR掛川駅北口の「二宮金次郎像」

富士山静岡空港の今! その266 空の散歩 FDA小松静岡便 右側K席 その7(開港107日目)

2009-09-19 23:30:00 | 富士山静岡空港
空港ターミナルビル西側のエレベーター。2Fに着くと▲こんな光景が広がっています。


出口に向かって長い通路を歩きます。搭乗待合室前を通るときに中から視線が集まってちょっと恥ずかしいです。


富士山に迎えられてエスカレーターを降ります。


この先が手荷物受取所と国内線到着ロビー。


今日のフライトは約45分でした。
さて、7回に渡ってご紹介いたしましたFDA(フジドリームエアラインズ)の小松静岡便右側K席の旅はいかがでしたでしょうか?


上空からの景色が少なく御満足いただけなかった方には、今月末までに左側A席編をお届けいたしますので、どうぞお楽しみに。

明日は20日。毎月20日は「あきんど入門」をお届けしています。21日からは、はじめて「空の日」「空の旬間」を迎えている静岡空港の話題をお届けします。

富士山静岡空港の今! その265 空の散歩 FDA小松静岡便 右側K席 その6(開港106日目)

2009-09-18 23:30:00 | 富士山静岡空港
静岡空港の一番西側にある5番スポットに到着しました。タラップが設置される間、展望広場のあずまやを見るとものすごい数の人です。ちょうどこの小松便が到着した辺りからお昼頃までが離着陸のピークです。
▲ほんとうに気持ちいいくらいにピカピカの機体です。


タラップの上に立つとこんな景色が広がります。いまから徒歩でターミナルビルを目指します。


振り返るとFAさんがお見送りです。搭乗口も低位置なのでタラップ車ではなく・・・これは何というのでしょうか、バスケットボールのゴールの様な感じです。


ターミナルビルまでエプロン内を歩きます。いつもと立場が逆転、たくさんのカメラに迎えられ緊張します。


ターミナルビル西側に到着です。ここから一度エレベーターで2階に昇ります。

<つづく>
※ちょっとファイルが重いのですが、「空の日 富士山静岡空港フォトコンテスト」のお知らせです。

富士山静岡空港の今! その264 空の散歩 FDA小松静岡便 右側K席 その5(開港105日目)

2009-09-17 23:30:00 | 富士山静岡空港
▲上の写真、反則技ですみません。
雲に向かってカメラを向けていると、FAさんが「左側から富士山がよく見えますよ」と声を掛けてくれました。それではと荷物棚に頭を打ちつけながらA席に移動。


翼の向こうに夏富士が見えました。ちょうど浜松上空、下には天竜川が見えます。


右側K席に戻りました。遠州灘の上空には薄い雲が伸びています。


機内では天日干しされた「桜えび」(静岡県大型観光キャンペーン推進協議会)が配られました。開港時は空港に到着されたお客さまへ配られたこの「桜えび」。ふじっぴーのシールは「フジドリームエアラインズ就航記念キャンペーン」にチェンジです。
※お味はなかなかイケます。ポイポイ口に運んでいる間になくなってしまいました。



コンテナ船がゆっくりと西に向かっています。青フジ(当機)は駿河湾沖にある旋回ポイントに向かっています。


さあ左に旋回します。ここまで小松を離陸して30分とちょっと。あっという間でした。「ポーン」とベルト着用サインが出ましたので写真はここでおしまいです。ここから大井川の河口を目指して、高度を下げていきます。

■空の散歩小松静岡便もいよいよ終わりに近づきましたが、あと2日間このコーナーを引っ張ります。
■富士山静岡空港の国際線発着情報によりますと10月25日以降の中国東方航空上海便が(月・金)の週2往復となっています。この週だけのものなのかちょっと気がかりです。

<つづく>

全国飴ちゃん探しの旅 石川加賀 「吸坂飴」

2009-09-16 23:30:00 | 和菓子でon!
毎月16日は「和菓子でon」の日です。ただいま「飴ちゃん」シリーズとして連続で全国の「飴」をご紹介します。今日は連載している小松便にちなんで石川県加賀南部の素朴な飴をご紹介します。

その飴の名前は「吸坂飴」。ちょっと変わった名前ですが、小松市のお隣の加賀市吸坂町で作られている飴です。


発祥が寛永8年といいますから江戸時代前期、今から380年近く前です。これだけ歴史のある飴は全国にそれほどはないでしょう。原料は加賀米と大麦、色でわかると思いますが麦芽糖の飴で添加物は一切加えられていません。


オブラートに包まれた吸坂飴。最近ではこんなオブラートに包まれた飴は少なくなりました。食感はキャラメル風ですが、キャラメルよりかなり柔らかく、口の中にすっと馴染みます。そしてゆっくりゆっくり溶かして食べます。


手でひねったように見えますが、みんな大きさが揃っているのが驚きです。
(▲ペットボトルのキャップとの大きさ比べ)


麦と米の絵柄のパッケージ。やさしい自然の飴でした。

¥350 谷口製飴所